2026年2月26日

明けましておめでとうございます

2026年
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

 

 …と始めてみましたがすでに本日は2026年2月も下旬です。ブログ投稿はコロナ禍前後から生存確認できるレベルでできていればいいか…と怠惰を決め込んでおりましたが、今年の正月はご挨拶もないままだったので「おい、宮原は生きているのか?」とご心配をおかけしたかもしれません(多分かけてない)。本日時点、元気でやっております。その上、今年は確定申告書類の準備を整えすでに税理士さんに引き継ぎを終えました。今年は早かったはずだと昨年の記録を確認したところ、ほぼ同じ時期に引き継ぎが終わっていて、ブログの放置がただの怠慢だったことが改めて証明されてしまいました。残念。そんなこんなで遅きに失してしまった新年のご挨拶になりますが、昨年を軽く振り返り本年の展望について考えてみたいと思います。

 個人的なことを振り返ると、昨年は実家の親の病気の発覚や怪我からの介護対応が相次ぎ、広島往復が例年になく多い年になりました。介護問題では受入施設の決定まではしばらく滞在することを余儀なくされる場面もあり、延べ二ヶ月以上は広島に滞在していたと思います。急遽の対応が必要になった際、直近の仕事を1ヶ月分全てお断りせざるを得ない状況になり、エージェントさん数社にご迷惑をおかけしてしまいました。ですが、一番多くご迷惑をおかけしたエージェントさんでも理解して本当に快く案件を引き取って下さり、心から感謝しています。

 考えてみれば、恐らく私はフリーランス通訳者の年齢ボリュームゾーンにいる訳で、現場でご一緒する方ともそういう話題が増えた気がします。介護問題にどう向き合うかはそれぞれの家庭の事情で異なるので「こうするべき」という正解がありません。だからこそ、渦中にいる人はそれぞれ話したいし話を聞いてほしいという気持ちも強くなるのか、仲間内でもそんな話が数多く聞こえてくるようになりました。

 私の介護問題は昨年に比べると今はすっかり落ち着いているのですが、コトにあたるにはいつも手探りで進まざるをえない状況なので今年も引き続き行き当たりばったりなりに対処していくことになりそうです。それでも「自分がいつかいく道」と考えると、軽く考え適当に片付けてしまうことは難しくあれこれ迷い悩みながら進むしかないと腹を括っています。


 そんな一年ではありましたが、通訳翻訳の仕事はできる事をできる限り努めてきました。とはいえ、翻訳の打診は明らかに減少しました。もともと翻訳は直取引のお客様に限定して対応しており多くはなかったのですが、生成AIの進化が大きく影響しているのは間違いないと考えています。実際、一昨年からDeepL、ChatGPTを使いはじめ、昨年はGeminiやClaudeも試したりしましたが、両言語の基本的な運用能力がある人が翻訳を目的に使う分には相当高いレベルのアウトプットができると感じています。

 そして通訳業務についても、感覚的には、介護問題に加えて複数の直案件の引合いが無かったため減少したように感じていました。ですが確定申告で売上を締めて見ると昨年からほぼ横ばいでした。コロナ禍でリモート通訳が根付き、広島でも仕事ができた事も一因だと思います。また、複数の海外直案件も売上維持に大きく貢献しています。これまでも海外案件の問合せは不定期に年間を通じて受けてきましたが、昨年はその打診ペースが上がり、さらに海外エージェントではなく一般企業からの打診が増えました。海外拠点のお客様への初回対応では必ず、100%前受金支払いに同意いただくか、補償してくれる日本のパートナー企業があることを条件としています。発注側としては決して低いハードルではありませんが、それでも業務につながるケースが確実に増えてきました。個人事業主でも直接お客様とつながれることを目指して15年前に自作のウェブサイトを公開しましたが、ここにきてそれが当初目指した形で「普通の事」になったと感慨深いものがあります。


 今年はさらに生成AIの技術が私たちの仕事や生活のより深いところに入り込む事になるのでしょうか。通訳業務以外の事務処理をどれだけAIの力を借りて効率化しストレスフリーにするかを今年の目標にしました。まずは、苦手な帳簿管理から少しずつ進めているところです。

 通訳業務については、実は最近聞いた話ですが、客先でスマホで起こしたスクリプトをそのままPCに連携して機械翻訳にかけ逐次通訳でそれを読み上げる通訳者がいるそうです。個人的にはウンザリする話ですが、それで済む現場(人間通訳者を必要としない)ならお客様みずから同じ手法で会議対応するようになる未来は近いという事でしょう。

 私自身はAI翻訳・AI通訳と競争することは考えていません。AI技術が対応できることは加速度的に広がるし同じ土俵で戦っても仕方がないと感じています。お客様がそれでも通訳者を雇う意味を自分なりに考え、技術的には少しでも自分が思う理想のレベルに近いものが提供できるよう、それ以外では少しでも安心して信頼してお任せ頂けるよう、今年も誠心誠意努めていきたいと思います。


本年もどうぞよろしくお願いします。


宮原 美佳子
ピースリンク通訳事務所 代表通訳翻訳者

2025年10月31日

今年も健康診断を予約しました

  一昨年の夏の終わり頃だったか、広島出身の翻訳者の女性がXにまぁまぁ投稿しているのに気付いてフォローしました。広島の通訳翻訳関係者というだけで興味を惹かれるのだけど、彼女の独特のセンスある忖度のない投稿には、でも、優しさが随所に滲んでいて、そしてそれは最後までまったく変わることがありませんでした。定期健診で肺がんステージ4と診断されたとの投稿を目にし衝撃を受けたのは、しばらく経った年末だったと記憶しています。「がん」と「4」の組み合わせを自分の周辺でほぼ聞いた事がなく、調べてみて「手術が不可能なステージ」と分かり再度衝撃を受けたのでした。

 その時点では彼女とはまだ個人的なやり取りはしておらず、そんな状態で自分に何ができるか考えることさえおこがましいと分かりながら考えた末、実はほぼ10年振りに自身の健康診断を申し込みました。誕生月が1月なので、本当にギリギリのタイミングでした。
 私も実は過去にがんで二度手術しています。一回目は30代で社内通訳をしていた頃、二回目はフォローアップの半年に一回の検診で見つかった再発で、フリーランスになって4年目くらいでした。いずれも初期で、手術後に完全切除が確認できて、抗がん剤治療も不要、完治しています。ズボラな性格もあり、しかも臓器の完全摘出を受けていたので、その後1年くらいは定期でチェックを受けていましたがすぐに行かなくなっていました。

 健診を申し込んだタイミングで「みんな健康診断を受けようね!」的な投稿をしたのですが、それに彼女が気付いてくれて相互フォローが始まります。その後、昨年春に広島で開催した通訳者向けサロンに参加してくれて初対面、そして今年は5月に福岡で開催されたIJETというJAT(日本翻訳者協会)主催のイベントで再会し、ランチを食べながら色々おしゃべりできました。夏にも会おうと約束して彼女が食べたいと言ったもんじゃ焼き、私がお勧めのお店を紹介し、そこでまた再会の予定だったのに、運悪く私がコロナに罹患してしまいます。必ず会おうね、と約束していたしきっと会えると思っていました。こんなに早く逝ってしまうなんて思っていなかった。まだ30代…。

 個人的なやり取りはここには書きませんが、ニコニコしながら「美佳子さーん、会えた嬉しい〜」と5月の福岡では走り寄ってきてくれたのが忘れらません。SNSを通じて、数多くの人に愛されていた彼女だったと思います。聡明で知性に溢れる彼女なのに、どこか自分自身を頼りない存在と思っていたようです。「弱音ばかり吐く」と呟いていたけれど(彼女のこの春からの怒涛の環境変化を乗り切る様子を見てきたX民は誰も反論しないと思いますが)実際には本当に芯の強い人でした。そして優しい女性だな…といつも感心して見ていました。

 亡くなったことを数日知らずに過ごしてしまい、ご家族による訃報の投稿を目にした時には膝から崩れ落ちてしまいました。どうしようと思っても何もできない、もう会えない、若い彼女の無念を思うとしばらくはただ呆然とするばかりでした。が、今週の仕事を今日先ほど終えて、今年も来年1月の検診の予約を取りました。

 企業に所属しないフリーランスは、自分で計画しない限り地域の健康診断の案内が来ても行かずにスルーしてしまうことができます。皆さん、老いも若きも健診は必ず受けましょう。

2025年1月6日

2025年 あけましておめでとうございます

2025年
あけましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

 2024年を以てフリーランスとして独立してから丸15年が経過しました。リーマンショックによる実質契約満了による社内通訳職からの解雇だったため、これからやっていけるのかと途方に暮れるところから始めた道のりでした。おかげさまでここまで続けることができました。お世話になったエージェント企業様、懇意にしてくれた同業者の皆さん、そして頼りにして下さる依頼者様には心よりお礼を申し上げます。本年もどうぞよろしくお願いします。

***

 実は昨年末、早めに仕事を切り上げ1週間ハワイ旅行に出かけました。何を血迷って?とお思いでしょう。秋に予定され楽しみにしていたアメリカ出張が直前でキャンセルになったことから、手配したESTAを無駄にするには癪に触る…と何とも安直な理由での渡航でした。ヨワヨワの円に泣かされるのは目に見えていたのですが、思い立ったが吉日とばかりに強行した次第です。

 比較的お天気には恵まれ、滞在期間中には晴れ渡る空の下でワイキキビーチから太平洋に沈む夕陽を世界中から集まった観光客と一緒に(?笑)眺めることができました。ちょうどLIFE GUARDの櫓のそばから見ていたのですが、ライフセーバーのお兄さん達が「長くいるけどこんなの見たことねぇ!」って何度も興奮しながら後ろで叫んでるから「あらそうなのね!」とワクワクしながら見守っていたのですが、ふと声の方に振り向くと、綺麗なお姉さんが「本当に?そうなの?」とお兄さんが構えるカメラのファインダーに顔を寄せて数人でわちゃわちゃしていました。なんだ、そういうことか…笑。若いって良いわね、と思った次第です。でも夕日は本当に美しかったです。

ワイキキビーチ
North Shore

 滞在中は特にアクティビティは計画せずにゆるゆる過ごすつもりで出かけたのですが、そうなると充実させたいのが食事です。が、円安、チップ、プレミアムなビーチ価格でざっと三倍だな、というのが現地物価の体感でした。ABC Storeで水とポテチを購入して2,000円ですからね。レストランで食事をすればチップを含めどうなることか、思い出しても恐ろしい。自分にとって日本が物価的に過ごしやすい良い国であることは間違いない一方で、ここまで格差がついてしまった現実と、この格差ゆり戻しの動きが将来大きく負担になって日本に押し寄せたらどうなる…。南国ビーチ、クリスマスにもかかわらず多少暗澹たる気持ちになる程ではありました。

Oreoがレギュラー価格で800円…!
 
大好きなフムスが
コンビニで買えるのはポイント高い!
けどお値段も高い! 

 ブランドショップの立ち並ぶワイキキを多くの幸せそうな観光客とすれ違いながら(そして自分自身も幸せそうにしていたはずですが)、日本や世界各地の災害復興が進まない地域や戦火に翻弄される人々についてもぼんやり考えていました。誰かが豊かに暮らせることが、他の誰かの尊厳の搾取と引き換えに成り立つものであってはならないと思います。でも、きっと自分が今享受してる豊かさが1ミリもそれに加担していないといえる人など皆無であるほど世界中が繋がっている現在、誰もが自分に何ができるかを「真剣に考える姿勢」を持つことが大切だとしみじみ考えてしまいました。これまで自分自身がテーマにしてきた「より善く生きる」を今後も考えながら自分の軸に過ごしていきたいと思います。

Merry Xmas in Summer

 そして、還暦まであと数年となった現在、自分自身の残りの職業人生をどう歩んで締め括っていくのかを少しずつ考え始めました。生成AIの進化が目覚ましかった昨年秋の繁忙期が少し落ち着きを見せた頃に次々とやり取りした同僚とのメッセージがそれを後押しした気がします。通訳という職業の行末について「翻訳と比べれば通訳はまだしばらく大丈夫だろう」と考えていた同僚が多く、以前は現実味を持って話題に上ることはほとんどなかったのですが…。実際、私自身も昨年までは「もう10年くらいは大丈夫だろう」と漠然と思っていましたが、ここにきて「あっという間」だと考えるようになりました。それがどのくらい「あっという間」なのかはあえてここでは触れませんが、私はおそらく多くの人が考えるよりもっと「あっという間」を想定している気がします。それに対して何ができるか、は一般的によく訊かれる問いですが、結局は今までと変わらず「一つ一つの仕事に丁寧に誠実に取り組んでいく」ことを精一杯心がけるしかなさそうです。

 そして、さてさて、まずは確定申告!笑。
 改めまして、本年もどうぞよろしくお願いします。

ピースリンク通訳事務所
代表通訳翻訳者 宮原 美佳子

2024年12月30日

「もうすぐ消滅するという人間の翻訳について」に思うこと

 年末も差し迫り少し早めに仕事を切り上げて出かけた旅の途中で「もうすぐ消滅するという人間の翻訳について」と題した平野暁人さんのNoteのエッセイを読みました。翻訳が人間の全体的な営みの中でどのように人間の未来に影響を与えてきたのか、また機械翻訳がその有り様にどんな変化をもたらすことになるのか、そしてそれを平野さん自身がどう捉えているのかを綴ったとても長い文章でした。

 長いには理由があって、平野さん自身の言語や翻訳という行為に対するフェティッシュなまでの姿勢(きっとご本人にその自覚はそれほど強くない気もしますが)と、表現したいという欲求と、何よりそうした姿勢で欲求の赴くままに真心込めて取り組まれたお仕事の中で静かに着実に積み重ねられた語彙力と文章力が、このエッセイを短く終わらせることを許さなかったのだと感じました。長い文章を批判する界隈もあったようですが、私は読んでいて後から後から溢れてくる言葉達や概念にただただ感嘆するうちに読み終わったという感じです。読み応えのある上質な文章、エッセイだと思いました。

 私自身が自分の通訳翻訳者としての生業について、機械翻訳の進化の流れの中でどう考えどう進んでいくのかということについては、もう少しよく考えて発言しようと思います。考えているうちにAI通訳が席巻してしまう…ということがないように頑張ります〜笑。

2024年3月9日

広島通訳 Tea Salon を開催します

例年、3月の決算締め月に向けて皆さん予算を使い切ろうとなさるのか、2月中旬から通訳業界は多忙を極めます。そんな中、 なんとかかんとか確定申告を終わらせて、週末にほっと一息ついているところです。

このブログのオーナーである私は、今でこそ東京住まいですが、出身の広島には頻繁に帰省しています。家族だけでなく友人や通訳翻訳仲間がいるという意味ではもちろん、私が通訳者としてのキャリアをスタートさせた広島は、私にとって大切で特別な場所です。

ちょうど今月末に帰郷する予定があることから、この企画を思い立ちました。10年以上前に同様の企画をしたところ、10名以上が集まり皆さんと交流するとても良い会になりました。
その会がきっかけで知り合った方々とは今でもSNSで繋がりがあり、皆さんそれぞれの場所で楽しんでお仕事に取り組まれているのを目にするのは、嬉しいことです。

10年前に場所を借りようとすると、安いところだと公共施設の貸し会議室しかなく、それ以外はホテルの会議室になりとても高額な為、なかなか気軽にこうした集まりは難しい感じ…でした。今回は直前でしたが、素敵なお部屋を押さえることができました。シェアリングエコノミーが浸透しているのを肌で感じています。

直前のお知らせで恐縮ですが、ご興味のある方はこちらからお申し込みください。沢山のご参加(定員14名先着順)をお待ちしています。

2024年1月4日

2024年もよろしくお願いします。

 

明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

 新年の挨拶を「おめでとうございます」という習わしが憚られるような、元旦(令和六年能登半島地震)、二日(羽田空港日航機衝突事故)の日本の出来事でした。地震や事故は一時のことですが、被災されたり被害に遭われたりした方にはそれが始まりでしかなく、中には癒えない傷を抱えながら残りの人生を歩まなければならない方も数多くおられると思います。心よりお見舞い申し上げます。

 この年始早々の事態を見て、常々考えている「より善く生きること」を続けるしかないと思う一方、年齢を重ねるごとにその難しさをひしひしと感じています。欲の深い私なので、面白そうなこと、楽しそうなこと、色々と首を突っ込みたい衝動は年齢とともに衰える事もなく、しかし身体的な衰えは自覚せざるを得ません。バランスをとりながら、今年も自分がご機嫌でいられるように、仕事にプライベートに精進していこうと思います。

 プライベートでは親族が年齢的に心配される状況になりました。一人暮らしの親族は、介護は必要としないけれど加齢による物忘れが増えたり、運転中の自損事故により免許返納に至ったり、健康面でも少しずつ支障が出てきて昨年は隔月で帰省していました。にもかかわらず、すでに施設入所の親族には、コロナ禍後も面会条件が厳しくて一度しか会いに行くことができませんでした。幸いフリーランスという仕事の形態のため、自身でのスケジューリングが可能ですが、親族の手術が急に決まった時には無理を言って確定した案件のリリースに応じてもらい、エージェントさんのありがたみを強く感じました。仕事を通じて知り合った同僚達や久々に繋がった学生時代の仲間とも親世代についてはさまざまに情報交換ができています。幸いなことでとても心強く感じています。

 仕事面では、生成AIが手軽に利用できるようになったことで、仕事の準備の仕方が変化しました。分野ごとの頻出用語集を自動生成、予定スピーカーがおこなった講演動画を最新数本レコメンドさせる等、いわゆるCo-pilot的な利用を始めました。現場で利用する単語リストだけは未だに「手(身体)で覚える」為に、時間が許せばすべて手書きにし、そうでない場合には印刷したものにマーカーしたり追記したりで記憶を強化するようにしています。実際の現場で通訳しながらの利用は、リモート通訳で自前の機材を利用するときに「文字起こし機能」を利用する程度ですが、必ずしも役に立つとは言えないのが難点。
 こんな風にテクノロジーの進化を楽しみながら活用できていますが、夏以降に昨年に輪をかけて増加した現場案件では、オーディエンスが近い事で自分自身の気持ちが引き締まり静かに高揚する感じを思い出し「人間のコミュニケーションを橋渡ししている実感」を改めて噛み締めることができた気がします。そして現場に「足を運ぶ」事で1日の歩数も昨年から激増し、健康面でも恐らくこれはプラスになっていることを期待しています。

 皆さんは新年にあたりどんな風に今年を展望されたでしょうか?テクノロジーの進歩と自身の加齢と相まってか年々時間の経過が加速度的に速くなっている気がします。できる限り波に乗っていきたいところですが、今年も私らしくマイペースに進んでいきたいと思います。

 引き続き本年もどうぞよろしくお願いします。

追伸
そして今年はフリーランスとして完全独立してから15年を迎えます。さすがにプロフィール写真は撮り直して差し替えなければ…汗。3月末までには実行します!

ピースリンク通訳事務所
代表通訳翻訳者 宮原美佳子

2023年12月20日

通訳者のお仕事道具

  昨年秋からオンサイトの仕事は戻ってきていましたが、今年の秋はコロナ以前のペースでオンサイトの問い合わせが入り、久々に数多くの同僚と再会を果たすことができた一年でした。実際に隣に座って仕事をすることで気がつくのが、デスク上に置かれる通訳者の持ち物。みなさん色々進化していて驚きました。遅まきながら、私も通訳セットを持ち歩くためのサブバッグ(?)を導入しました。こんな感じです。

左が閉じた状態
右が開いた状態を横から見た状態。

 蓋をジッパーで開いてひっくり返し、左下のレザー部分についてるスナップで折り返した部分のサイドのスナップ受に留めて固定します。正面から見ると↓こんな感じです。


 今までゴチャっと小さなポーチに詰め込んでいましたが、オペラグラスやペンケースは別の持ち物としてカバンに入っていた為、ゴソゴソ探し出すのが大変でしたし、場合によっては必要なケーブルやアダプタがなくて苦労することもありました。ですが、それが整理されてバラけず綺麗に持ち歩けることの快適さと言ったら!追加で持ち歩くのは老眼鏡くらいです。早く気づくべきでした(悲

 私はアナログにタイマーをまだ使っています。ですが、現場にタブレットかPCは必ず持ち込むようになった今、通訳者によってはタイマーアプリに切り替えてキッチンタイマーを持ち歩かなくなった方もいるようです。電子辞書はとっくに辞書アプリに取って代わっているし…時代は確実に進み、私は確実に歳を重ねていることをひしひしと感じます…。

 

2023年11月20日

ChatGPTの衝撃

 今年これに触れずに一年を終えるのは、ブログ管理者としてどうか?という気もしていたのだけど、すっかり今年もあと残すところ一ヶ月ちょっと。皆様お元気ですか?

 ChatGPTは嘘つく、翻訳に使える、いや使えない、著作権の問題は…等々は日々SNSであらゆる議論や予想がされていて、これといって目新しい見解は私には出せそうにないです。

 でも、提示される将来像として、そうだなぁと納得した動画を残しておきます。機械化が進めばブルーワーカーの仕事から奪われるようなイメージを持たれていたけれど、これを見るとAI導入が進めば実は最終的に残るのは、身体性を伴う(AIのサポートを得たスーパー賢い)作業者、ということになりそうです。
 ですが、AIのサポートを得たスーパー賢い作業者、をどう育てていくの?というのが今度は大きな課題、といえそうです。でも、育成するにしても、自然言語でCo-pilotしてくれるAIの存在で、人間の学習スピードは驚異的にスピードアップすると考えられそうです。

 将棋の世界で藤井聡太棋士がコンピュータ相手に研究を重ねてきたことはよく知られていますが、そのことを裏付けていないでしょうか。羽生善治棋士が若かりし頃にコンピュータ将棋で研究していることは話題になりましたが、時代が劇的にAIを進化させた今、言ってみれば「AIパワードなコンピュータ将棋ネイティブ」な藤井棋士の学習量は羽生棋士のそれと遜色ないかそれ以上なのかもしません。実際、藤井棋士は羽生棋士に完全勝利を収めているわけで。

 以前、AIや機械翻訳が席巻すると修行の場を経て実力強化する通翻訳者の修行する場を奪うことになる為、若い通翻訳者が育たないことが危惧される、と書いた気がします。ですが、学習方法やスピードを格段に進化させる対話型AIの出現で、現場経験を必要としてきた(通訳翻訳に限らず)職種では短期間でデビューに漕ぎ着けることができるようになるのかも知れません。ただ、エントリーレベルの現場はAIに取って代わられ消滅すると考えると、デビューのハードルもまたかなり高くなるわけですが…。

 通訳翻訳が職業としてなくなるか?と問われれば「いずれは無くなる」です。しかし、それが「いつ」かを予測するのが難しい。若い方がこの職種が自分が生きている間に無くならないと考えるならば、チャレンジする人が近年激減している分、確実に力をつけることでその希少性からも市場に一旦出てしまえば食べるに困る…という事は、おそらくないと個人的に思います。

 と、ここまで読んで気付きませんか?進化した対話型AI出現前にも散々言われた「通訳翻訳者は不要になる」論が出ていた頃の私の論考とほとんど変わっていません。「AIがー」と心配ばかりしても始まらないって事ですね。お互い(AIの力も借りながら!)地道に精進いたしましょう。

2023年4月12日

冠詞の世界 〜 「フローチャートでわかる英語の冠詞」遠田和子著

 英検一級を取得しTOEIC900越えをした頃、恥ずかしながら冠詞をきちんと勉強したことがなありませんでした。知っていたのは中学生程度の理解で、それだけでなんとなく対応していた気がします。英語を使う仕事をするようになり、英文メールやアナウンスメントを書く業務をする段になってはじめて、明確に「冠詞の使い方がわからない」と慌てたのを覚えています。

 基本的なおさらいはするのですが、わからなければ複数形でお茶を濁す…というような適当な感じでメールを書いたりしていたあの頃、振り返ると穴があったら入りたい…。それでも程なく、自分が「使う」場面を超えて「聞く」「読む」場面で非ネイティブの話す/書く英語の誤った冠詞使いで混乱することが続いた事から、誤って理解されるリスクを意識するようになります。以降、体系的に学びたいという気持ちで何冊も参考書を読みました。

 個人的に薦められたり、巷で良いとされる冠詞の参考書があればコソコソ買って勉強したものです。一度読んだだけでは身に付かないと、何度も繰り返し読んだものもあります。ですが、どの参考書も然るべき目次/Indexがあり理路整然とした説明が並んでいるにも関わらず、ぼんやりとしか頭に残らない、整理されて頭に入ってこない…そんな印象でした。

 昨年、そんな私のアイドル遠田和子先生の「フローチャートでわかる英語の冠詞」が刊行されましたが、やっと今頃になって読む罰当たり(発行されてすぐに購入したのに!…汗)。その名の通りフローチャートで冠詞の用法を解説した画期的な内容でした。冒頭でまず、辞書の読み方や調べ方を説明されています。そうすることでこの本の内容は代表的な用例の解説にとどめ、どのような視点で捉えるべきかに重点を置き、冠詞の世界をフローチャートで理解できるようにまとめた一冊です。

 本書を冠詞の指南書としてまず一番に手に取っていたらより整理して理解できたかどうか、は正直わかりません。ですが、それなりに知識のある状態で読んでみたところ、今までのぼんやり感がずいぶん整理されました。初学者か学習経験者かを問わず、まずは本書を入り口として、細かい使用法や使用法のさらなる検証は別の参考書に当たる、ということを繰り返しながら冠詞の使い方の定着を確実に図ることができそう。お勧めの一冊です。

Amazonの評価もとても良いですね!
遠田先生のご著書が評価されてファンの私も嬉し〜

***

 蛇足ですが、私が持っている(一応、通読した)冠詞の参考書です。これ以外にも一冊、電子書籍で「3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる~ジェームス・M・バーダマン (著) ネイティブ精選192問」も購入済み。(つまり通読できてないものが、これ以外にもあるわけで…汗)

「英語の中の複数と冠詞」小泉健吉郎著
 初めて通読した冠詞専門書です。英日完全バイリンガルの知人に勧められ購入しました。知人はいくつか読んだ中で「一番わかりやすかった」との事でしたが、私には大変難しく感じられました。用例の細かい説明が多数紹介されています。読んだ時には「そうか」と思うのですが、自分で同様の判断や説得力のある説明ができるか…となると難しかったです。

「英語監視講義」石田秀雄著
 遠田先生の本に出会うまでは、これが私の中のベストでした。加算/不可算、単数/複数、定冠詞/不定冠詞の対比で解説されており、これはこれで体系的に読み進めることができる一冊です。ただ、用例解説で説明に深く踏み込んでいるため、各分類の中でもパターンを個別に覚えるしかないような印象が残りました。その為、数回はこれまで通読しています。遠田先生の著書でも基本は変わらないのですが、段階的にフローチャートにまとめられている分、感覚的に難易度が緩和されています。

「現代英語冠詞辞典」樋口昌幸著
 これを通読するのは修行でした(笑)。とにかく用例集として活用するのが吉。通読はお勧めしません〜。

「本当の英語の冠詞の使い方」デイビッド・セイン著
「3つの基本ルール+αで英語の冠詞はここまで簡単になる~ ネイティブ精選192問」ジェームス・M・バーダマン 著

 この二冊は練習問題集として考えるのが良いと思います。特に「本当の英語の〜」の方は、「ネイティブはこう解釈する!」という説明なので、日本人脳で自分から能動的に冠詞を選択する手がかりには乏しいと感じます。

2023年3月13日

気づけば3月…

 明けましておめでとう…などという時期はとっくの昔に過ぎ去り、すでに桜の開花予想が出る時期になってしまいました。このブログを始めて10年以上になりますが、こんなことは初めてです。そのくらい2022年秋以降の通訳市場の繁忙ぶりは異常だったことは、通訳業界に身を置く方なら誰もが経験されているはずです。

ということで、こんな時期ではありますが…

2023年もどうぞよろしくお願いします。


 異常な繁忙ぶりだったからといって、新年のご挨拶ができない程に時間に追われていたかというとそうでもなく、リモート案件の増加をうまく利用して人々がすなるワーケーションと云ふものを私もしてみんとてすなり…なことを、年明けから何回かやってみました。

 このブログで書いた記憶があまりないのですが、運動音痴に加え寒いのが嫌いなくせに温泉地でスキーを楽しむのを趣味にしています。6−7年前から再開した趣味ですが、昨年は久々に板を購入したこともありシーズン前から楽しみにしていました。仲間と予定を合わせるのが難しくそれなら一人で行こうということで決行。

 一月中旬に越後湯沢の岩原スキー場(新潟)、一月末に仲間と行った数泊を延泊してアルツ磐梯(福嶋)、二月に仲間と行く計画に前乗りして北志賀よませスキー場(長野)という具合です。

 ワーケーションで大切なのは、当然ながら仕事優先の姿勢です。つい目の前にあるゲレンデに欲張りな気持ちが芽生えますが、普段の仕事と同じように余裕を持って会議前にスタンバイし、ゲレンデでも欲張って体力を消耗し切らないことにも気を遣いました。また、今シーズンが初の試みだったため用心して初めてのお客様やパートナーと入る会議はブッキングしませんでした。出発前に宿のネット環境やスマホの残りギガ容量を確認しておくことも重要です。また普段と変わらない音声クオリティを担保するために、自宅セットアップから大きく劣らない機材セットを持ち込みました。

 そろそろ雪は緩んでシーズンも終わりです。スキー場でのワーケーションは今シーズンはもうなさそうですが、旅先でのワーケーションも計画してみたいです。特にコロナ禍で海外渡航を控えていたせいで「そろそろどっか海外行きたい!」という気持ちがウズウズ。行き先を思案中のこの時間、もう少し楽しんでみようと思います。

 ということで(?)改めて本年もどうぞよろしくお願いします。

宮原 美佳子
ピースリンク通訳事務所

2022年11月3日

AI通訳翻訳は脅威か?

 先日、地方から出てくる学生時代の友人が幕張メッセで開催中のメタバース展のために上京するというので、友人に会うついでに私もちょっと覗いてみることにしました。主にメタバースが提供するコミュニケーション(会議/イベント/遠隔トレーニング)プラットフォームの企業ブースを周り、同時通訳用チャネルの用意があるか聞いてみましたが、皆無でした(笑)ゲームプレーヤー向けのプラットフォームでは、すでにAI通訳による対応が導入されているようです。「AI通訳かぁ」と何の感慨もなく、思わず心中棒読みで呟いた次第です。

最近はNHKや民放放送局でもAI字幕翻訳で放送するようになりました。瞬時に意味の分かる字幕が繰り出され、不自然な部分もありつつ、ニュース全体として情報を理解するのに特に困らないレベルです(だから放送しているのでしょうけれど)。

NHK国際ニュースナビ 

【AI翻訳】プーチン大統領 演説動画 ウクライナ4州併合を宣言 2022年10月5日

時期を同じくして、監査案件で客先に張り付く仕事を終日対応しました。通訳対応は数回のみ、それ以外はお客様の指示で契約書翻訳をしました。機械翻訳OKとの事でDeepLにかけた後にいわゆるポストエディットで調整という作業です。DeepL出力文章も捨てたものではありません。法律文書である事を意識した文体での出力で手直し不要のセンテンスも有ります。が、周知の通り処理不能な箇所はすっぽり飛ばしたり、混乱してるのか同じ箇所に複数の訳文を出力したり、はたまた定型表現に一部マッチするところは原文にない文章を丁寧にでっち上げていたり…というお約束の展開でした。

個人的には「人間通訳翻訳者がAI通訳翻訳の進化に脅威を感じるべきか?」と問われると、正直「どうでもいい」という感じです(投げやりでごめんなさい)。AIがどんな進化を遂げているのかは興味深いし、業界に入り込んで物議を醸している以上、動向やレベルを知っておいて損はないと考えています。でも「それに対して」私達ができること、私は「何もない」と思っています。

仕事がAIに奪われて無くなる、じわじわとそれは進んでいるし、その未来はどこかの時点できっと来るのだろうと思います。でも、心配してどうなる?通訳業界の歴史で見るなら、鳥インフルエンザ、リーマンショック、新型コロナウィルス、と一気に仕事が消えるような事態は過去に何度かすでに訪れています。この先も、しかも恐らくAI通訳に人間通訳の仕事を全て奪われるまでの間に、また同様の仕事が消える事態が起こる可能性は十分に有ります。AIの脅威などよりむしろそちらの方が私はずっと現実味を帯びて脅威だと感じます。

「仕事が一時的に消滅する事態」に対してできる事は、個人事業主としてビジネス面からの備えを考え、技術職として技術の維持向上に意識を向けること、ではないでしょうか。
業界全体がそれらの誤った使い方を推進する事には反対ですが、AIや機械翻訳をただただ敵視するのはナンセンスだ…という気がします。実際、恥ずかしながら、限られた準備時間の中で調べ物の段階でネット情報を楽に大量に読むためにDeepL、とても役に立ってます。

2022年11月1日

通訳者の声のトーン - その1

通訳場面では「どのような声のトーン、ボリューム、ペースが適切か」については、かねてから興味があり自分自身であれこれ考え、発声法を試してきています。大方の結論として自分自身に課しているのは「トーン下げる、ボリューム下げる、ペース下げる」の原則です。

調子が乗ってくる、緊張してくる、集中度が高まる(集中していないともちろん通訳はできないのですが…)な状況で、私はどうしても声のトーンが上がり、ともすると声が「上ずる」までになりがちでした。さらにそういう時のペースは一様に早く、ボリュームも通常の話し声レベルでの最大になっていたようです。「トーン下げる、ボリューム下げる、ペース下げる」の原則を自分に都度課すようにしてからは、その成果か緊張していても少なくとも声が「上ずる」ことはほぼ無くなりましたし、逆に緊張してきても落ち着いて訳出することができるようになりました。

しかし、上ずらなくなった時に自分が自然に出せている声のトーンのレベルについて気づきがありました。これは同時通訳時ですが、どんなに意図しても自分の音声トーンレンジの「最低トーン」で話す事がなかなかできません。それどころか、むしろ「低いトーン」での訳出では聞き取りに影響が出る感じがする、つまり聞こえづらい感じがしてどうしても意図したトーンよりも少し高めのトーンで訳出しているようです。

英語は日本語よりも喉のより深い場所を使う方が発声しやすく、勢いそうして出す声のトーンは低くなります。また日本語でもそうですが、低い声のトーンの方が落ち着いている、信頼感を与える印象が期待できます。その為「低いトーン」での訳出を心がけていました。

色々考えてみてたどり着いた仮説は、この現象は会議参加者に男性が圧倒的に多い事に起因するということです。ご承知の通り男性は一般的に女性よりも低いトーンで話します。その為、自分の声のトーンを下げると聞こえてくる音声と干渉する感じがして、自分自身の声が聞こえにくいということがあるように感じます。私の地声は女性にしてはかなり低めなので、その傾向が顕著なのかもしれません。

加えて、以前からそうでしたが男性の低い声、いわゆるイケボは私にとっては非常に聞き取りづらいのです。(いえ、イケボは大好物なのですが…)これは同僚通訳者からも同様のことを聞いたことがあります。ある程度の高さのトーンの方が、大多数の男性の音声の中では際立って聞こえると言えるのではないでしょうか。実際、聴く側の立場に立った時にも男性の低いトーンの声に混じって聞こえてくる女性の声は、多くの場合瞬時に聞き分けられることを考えれば納得がいきます。

少なくとも私自身は自分の音声トーンレンジで最低トーンより少し上のトーンを目指して発声する方が良いようです。

2022年4月24日

JAT PROJECT2022「通訳キャリア構築法 - キャリアパスの歩き方のヒント」

  昨日開催されたJAT PROJECT2022で会議通訳者として「通訳キャリア構築法 - キャリアパスの歩き方のヒント」と題して講演しました。公開の場で人前に出るのはとても久しぶりで、少し緊張しました。ただ、参加者もそれほど多くないことを事務局からお聞きしていたこともあり、またリモートで自宅からのスピーチということもあり、本番はリラックスして臨むことができました。

 最初は自身のキャリアパスをなぞりながら、節目毎に判断を要した内容に触れる形でトークを構成しようと考えていました。ですが、それでは聞いてる方がどうご自身に役立てれば良いか分かりにくい…と気づき、前の晩に一から作り直しました。

 結果としては良かったと思っています。視聴くださった方からも一部個人的にポジティブなフィードバックを頂きホッとしています。キャリアパスの歩き方と言っても、私自身が現役通訳者してキャリアパスの途上になります。つまり、お話しした内容は今も自分の判断基準の軸というか信条のようなものになっています。もちろん、キャリアパスの何処にいるかで具体的な行動は変化すると思いますが、それでも基本的な姿勢として変化しないものですし、むしろ変化してはいけないものと近年では考えるようになりました。

 昨今、情報商材や安易なコーチングが通訳翻訳分野でもSNSを騒がせている現状があります。多くの先輩方が日々言葉や仕事と真摯に向き合う様子を間近でみていると、それが詐欺的であることはすぐにピンときます。ですが、初学者にとっては「すぐに〇〇できる!」「みるみる上達!」というコピーは魅力的なのだろうと思います。今回のスピーチではそういう安易にできる的な期待は望めないこと、時間をかけてじっくり歩むべきキャリアパスですよ、というようなことをお話ししました。

 質疑応答では、通訳学校に通うべきか?や、地方在住で通訳キャリアをどう考えるべきか?などまさに私自身がかつて考えていた疑問や不安の声を聞くことができました。私なりの回答をしましたがお役に立てれば嬉しいです。

録画はご勘弁いただきましたが、資料はこちらで閲覧可能にしています。諸々手配くださったJAT事務局、そしてご参加くださった皆さま、ありがとうございました。

2022年1月17日

The written word will flourish in the post-pandemic workplace (The Economist誌より)

The Economist:
Remote work and the importance of writing

The written word will flourish in the post-pandemic workplace

 受講しているニューストピックをディスカッションする講座で、The Economist誌からこの記事を取り上げて発表したのだけど、数日経っても色々考えてておもしろいなぁと思ってます。

 文章を書く行為は日本的にいうと文系的行為なんだろうけれど、情報を伝える為の書く技術の重要性を説いてるのがGoogleやGitHubといったテック巨大企業だとこの記事では紹介されてます。考えてみればソフトウェアを作るのに必要な様々なプログラミング言語は「言語」な訳で、本質的に理路整然と書くことで成立するプログラムを書くには「書く技術」が必要なのは当然と言えば当然。
 リモートワークになって議事録用にミーティングを録音されるお客様が増ましたが、後でその議事録を見せてもらうと、まとめた方の「書く力」が分かるというか、うまく行ってるプロジェクトの議事録はよくまとまっているけれど、そうでないのは以下略…笑
 理路整然であることは当然の要件とはいえ、独りよがりでなく、時宜にあった、さらに読み手の共通理解を前提として考慮したトピック設定、理論の展開、さらに伝えるべき事実の伝達というのは、それだけで本当に技術がいることだなと再認識してます。
 そして動画やスライド利用のプレゼンも、核になる企画書(書き物)が(頭の中であれ、どこかに)存在していることで、意図した内容を意図したレベルに近い形で表現できる気がします。すべての思考はきっと書くことから始まった…と過去にどこかの偉人が言ってないでしょうか?笑。
 私自身、誰の目にも触れないけど自分が気の赴くままに、時には自分の思考を整理するために文章を書くということを普段から割としてて、それはとても楽しい。でも、過去に何度か多くの人の目に触れる場所に文章を書いているので、こういうコラムを見ると、改めて振り返るの怖い感じがしてしまいます。でも、全ての思考の展開は書くことから始まると信じて、恐れずに自分なりに「まず何でも書いて文章にしてみる」という行為を続けていきたいと思います。
 …と書いた後で、この文章大丈夫か??
と心配になりますが、まぁいっか〜。

2022年1月4日

2022年もよろしくお願いします。

 

明けましておめでとうございます。
本年もどうぞよろしくお願いします。

 昨年の初ポストは何を書いていたか…?と振り返ったところ、新型コロナ感染者数が猛烈に再拡大したお正月となり、海の向こうアメリカでは議会に暴徒が押し寄せ犠牲者が出た事件が発生したことが記されていました。新型コロナウィルス蔓延後とうとう二度目のお正月を迎えたことを改めて噛み締めた次第です。

 一昨年にもまして2021年はお客様や仲間達に支えられた一年となりました。政府の水際対策が継続し海外との人の往来が回復しないことには、通訳市場の需要は一部ごっそりと欠けたままであることは間違い有りません。しかし、新型コロナウィルスとの付き合い方に慣れてきた昨年は一昨年と比較すると、数多くのかつての現場がリモートで復活、そして新たにリモートをスタンダードとして始まったプロジェクトも多く存在したようです。直ビジネスに加え、エージェントさんからのご照会も随分復活して、一昨年に比較してお陰様で仕事量は大きく持ち直しています。

 その中でも昨年印象に残ったのは、自身が学ぶオンライン通訳の講座で特別講座を持たせて頂き、個人事業主ビジネスのプロセスの一例をご紹介させて頂いた事です。実は、ここ数年はできるだけ同業者の集まりで人前に出ることは避けてきました。久々に同業者の前で話すという事もあり、入念に準備をおこない、テーマに沿い網羅的にお話しすることができたと思います。直後から、早速とても役立った、実践的でわかりやすかった、と個別に沢山の感想を頂きホッとしましたし、お役に立ててとても嬉しかったです。

 また、現場に出向くオンサイトリモート案件で久しぶりに同僚と対面でご一緒する事が有りました。以前には気付かなかった同僚の心配りに、コロナ禍で臨む環境でハッとさせられることが有りました。多くは先輩方なのですが、一見すると何でもなかった事にも意味があることを知ったり、細かに配慮してくださっていた事に改めて気付かさました。フリーランスで10年以上稼働していますが、自分自身がまだ余裕を持って同じレベルで配慮ができていない点は通訳技術の向上と共に精進していくべきと気持ちを新たにしました。

 仕事を離れて個人的なところでは、昨年は誰も住まなくなった実家を解体し駐車場にするという大仕事を一つ片付けました。家族から「全て不要。廃棄してよし」と聞いていても、かつて慣れ親しんだ物、部屋、家を誰でもない「自分の手」で手放す、廃棄する、解体する、手続きを進めることは心の痛むことでした。やった者にしか分からない痛みだったと思いましたが、だからこそ自ら進めた事は私にとって良い経験になったと思っています。

 簡単に昨年を振り返りましたが、振り返りはこれでお仕舞い。過去は戻って来ないので、新たな年は、前向きに、昨年よりは少しだけ前のめりの姿勢を心掛けます。年末からオミクロン株の拡大が伝えられ、すでに国内の市中感染も全国的に見られ、新型コロナの状況は一進一退しながら今年も進むことが予想されます。前のめりを意識しつつ、それでも今年も一つ一つのお仕事を大切にしながら、仲間やお客様と一緒に前進して参ります。

 本年もどうぞよろしくお願い致します。

宮原 美佳子
ピースリンク通訳事務所

2021年11月4日

要事前確認!延長時の交代対応

 未だに鎖国状態ですから相変わらずオンサイトイベントは復活していませんが、リモートでは秋真っ盛りよろしくWebinarなどイベントの打診を頂くようになりました。

 オンラインでのイベント案件では参加者への配慮から、従来のオンサイトイベントと比較するとスケジュールが時間通りきっちり進むものが多い印象です。通常、イベントでの通訳分担はエージェントさんが事前に決定して通訳者にご連絡下さいます。実は、先日のお仕事でも分担が決まっているにも関わらず焦る出来事がありました。

 30分予定のプレゼンで前後半それぞれパートナーと15分毎の分担でした。私が後半を担当したのですが、15分経っても終了しません。16分、17分と経つうちに苦しくなり別回線のパートナーに合図をして18分で何とか交代できました。

 隣に座っていれば気配で察してもらえるため、これまでこういう場合でも難しさを感じることは稀で、多くの場合パートナーが気づいて引き取ってくれていました。リモートでは画像有りの回線接続であっても、人によっては交代タイミングでしかパートナー画面を確認していない、中には音声も交代タイミングでしか流されない方もいらっしゃいます。

 対応のパートがオーバーランした時の対応については、一言事前に確認しあっておいた方がいいという事を学びました。

 それにしても、割り当ての時間をこなすと「やることやった!」という意識からなのか、途端に苦しくなり焦る現象はなんでしょう…?事前に「20分まではやる」「終わりまでやる」と決めておきさえすれば苦しても少なくとも焦りはしなかったはずです。

 「これは自分のパート」と覚悟を決めて最後まで担当することができず、パートナーにヘルプをお願いしてしまったのも少し反省でした。ただ、結局はそのパート、オーバーランすること7分。交代してもらって正解でした。

 リモート通訳珍道中は続きます…

2021年9月30日

「運まかせ」でない勘どころ

 会議出席者の発話に訛りやアクセントがある場合には知っている言葉もそれに聞こえないというのはよくあります。苦労します。訛りがきつい時は本当にツラい。ですが、英語ネイティブスピーカーでない私が話す英語にはそのまんまブーメランなので、ツラいと表明することも申し訳なくは思っています。ごめんなさい。

 先日、取り扱いに注意すべき個人情報を適切に管理する、という文脈の話を通訳した時のこと、ある場所に格納された情報項目を列挙していくのですが…

fist name, last name, address, phone number, card number…

ファーストネーム、ラストネーム、住所、電話番号、カード番号…

 と、ほぼ自動的に訳出しながら、なんか違和感。日本語で「カード番号」というとほぼクレジットカード番号を意味します。しかし「英語では credit card number と 必ず credit を言うよね?」と頭によぎり、でも「sensitive information の話をしてるから間違いないはず。」とわずかな違和感をはたしてあっさりと打ち消してしまいました。そして、そして2-3回目からの訳出ではかなり堂々と、ご丁寧に「クレジットカード番号」と訳出してしまいました。

 が、なんと card number ではなくcart number でした。話者は英語ネイティブではなかったのですが、通販サイトでカート内にユーザーが入れた商品点数をこう表現していたようです。確かにトピックはEコマース。であれば「カート」でピンとくるべきか?運任せに聞こえた通り「カード番号」とせずに確信を持って「カード番号」とまでしたものが全く裏目に出てしまいました。でも sensitive information じゃないし…と、脳内で言い訳をグルグル回しながらも、誤訳なのですぐに訂正した次第です。

 扱うトピックについて「勘どころがある」「勘がはたらく」と言うのは割と大切なこと。実際、私たちは日常の会話では常に、あれ、それ、これなどの指示語を巧みに用いて相互理解を成立させています。明示的に何かを言われなくても「あの事を話している」とピンときたり、ピンとまでこなくても「何となくそういうことかなぁ」でどうにかなってしまっている訳で。

 だけど、ピンとこなかった…。それどころか「もっと昔はカートではなくてバスケットだったよね?」「ほらバスケットサイズとかいう用語もあったし」とか、どうでもいい事まで思い出す始末。

 明日もがんばります。

2021年8月7日

進化するRSIオフィス環境 ー 大型ディスプレイ導入

  長いこと欲しいと思っていた大型ディスプレイ。RSIの案件が増加して以降、多くの通訳者から「Game Changerだった!」と聞いていたものの「無くても死なない」という状態が続いていたこともあり、なかなか購入に踏み切れずにいました。東京の3回目の緊急事態宣言が明けてすぐに所用のため広島に戻ったのですが、家人が購入して使用していた大型ディスプレイを拝借して4日間使わせてもらいあっさり購入を決めました。ちなみに私が購入したのはこちらの商品です。

【Amazon.co.jp限定】Dell U2720QM 27インチ 4K モニター 

 大型ディスプレイですから表示面積を大きく確保できるため、1. リモート通訳時に共有された資料を大きく表示して確認できる 2. 手持ち資料や用語集を常時確認しながら通訳できる、は当然のメリットとして期待していたことでしたが、それに加えて決め手になったのは以下のポイント。

  1. デスク上の配線が多少ではあるがスッキリする(ディスプレイに付属のUSB-Aおよび給電接続)

    外付けマイク、サブ回線機材、ミキサー等を使用しているためオーディオ系のケーブルがかなり煩雑にデスク上にあり、この配線を少しでもスッキリできるのはメリット。
  2. ラップトップ画面とのマウス移動のスムーズさと画面配置のフレキシブルさ

    私はマウスではなくトラックパッド操作のみで使用しています。画面配置を詳細に設定できてほぼラップトップ画面とのカーソル移動にストレスがありません。(ラップトップ画面をそのままミラーリングで使用することも可能)
  3. 解像度選択の自由度の高さ
    
Macbookの Ratina画面は非常に画質が高く、外付けディスプレイのスペックによっては長く使う間に画質の差がストレスになると聞いていました。その点、私が購入に踏み切ったディスプレイは4K対応で長時間の利用でもストレスは今のところ感じていません。

一方で、使用し始めてわかった事(いいことばっかりでもない…)も有りました。

  • グラフィック処理にCPU負荷増加しラップトップのファンが轟音をあげ始めた(特にMS Teamsで顕著…)
  • RSIプラットフォームには一定以上のブラウザサイズに対応しないものがあり、画面拡大してもコンテンツサイズは追従しない


 こうなると、Mac使いとしてはファンレスのM1チップを詰んだ新しいMacBookが欲しくなるのは当然な展開。でも、ラップトップは現行MacbookProがあるのだから次に買うのはMacMiniでも良いのでは?と夢は広がりますが、もう少しよく考えようと思います(笑)

でも、大型ディスプレイを購入した事は概して正解でした。

 これまでのブログ投稿で紹介してきませんでしたが、外付けマイクやミキサーもすでに導入してすっかりRSIの最適な環境が整いつつあります。これからも必要に応じて進化していくと思いますが、こうなってくるとオンサイト・リモート案件ではよほど環境が整備されていないと、パートナー通訳者とのハンドオーバー以外には不便さえ感じるようになってしまいました。

Maker hart Just Mixer S ステレオ3入力/2出力 超小型音声ミキサー/電池とUSB電源可能オーディオミキサー


Blue Microphones Yeticaster ストリーミングセット Yeti Radius III Compass イエティ キャスター BM400C

 デスク左下にはシュレッダーとゴミ箱、右下にはプリンターを配置。奥に同じ幅のデスクをもう一台設置し、コロナ禍が明けたらここで二人同通もできることを想定しています。パートナーにオフィスに来てもらう手間は発生しますが、未だにハンドオーバーでは神経を使うことが多く、また稀に発生するオンサイトRSIでのスムーズなハンドオーバーと仕事後のちょっとした息抜きのおしゃべりや情報交換は恋しい…というのが本音です。

2021年6月14日

通訳業界の動向ー今後のカンファレンス形態

 コロナ禍に明け暮れた2020年の通訳業界だったと思います。私自身も大きく影響を受けました。業界的にはどうだったのでしょうか?SNSでの個人の発言は断片的で、個別の「仕事が戻ってきてる」「もう完全に回復した」という言葉をそのまま鵜呑みにするのは違うと思いつつも、全体的な動向を俯瞰して見せてくれるデータがないことに不安を募らせる通訳者も多いと思います。

 先月、日本の唯一の上場翻訳通訳会社である株式会社翻訳センターが昨年度(2021年度:2019/4-2020/3)の決算発表を公開しています。通訳部門の売上だけ見れば2020年を100%とすると2021年はほぼ50%まで落ち込み、2022年度の売上予想も対2020年で60%までしか回復しない想定です。営業利益では2021年度は通期マイナスで推移しています。

 JTFの業界白書(かなり高額ですがAmazon購入可能)も発表されています。内容を分析し先週開催されたオンラインの解説も録画で視聴してみました。通訳者の動向については回答者の数と属性に偏りもあり、個人的にはここから何らかの結論を導き出すのは難しいと感じました。

 以上のことから、個人的な細かい解釈はここでは控えるべきとは思います。しかし、大手一社の動向が業界全体を表す物ではないことは認識しつつも、市場動向がコロナ禍前のレベルまで回復するには相当の時間がかかるという印象です。あるいは、回復期間にはリモート通訳の出現も受け、業界構造が大きく変化していく可能性もあるのではと見ています。

 そこで気になるのは、リアルの現場が戻るのか?ということではないでしょうか。徐々にでなく一気に情勢が変化し、今はリモート通訳が完全に主流になりました。見込まれる増加ボリュームの多くを占めるのは、リアルイベント関連の会議ではないかと思います。

 需要回復の理由として「人は人に会いたい生き物だから」を否定はしないのですが、それだけでリアル市場の回復を説明するのは、私としては少し乱暴な気がしていました。リモートの利便性を人々が知った今、本当にそれだけの理由で以前のボリュームが元通りになるのでしょうか?私自身もこの辺りはまったく予測がつかないでいます。

 そんな中、先日聞いていたPodcastで面白い会話があったのでご紹介します。何らかの結論を導き出す物ではありません。しかし「人はお互い会いたいから」という単純な説明に終始せず、もう少し踏み込んで丁寧にケース分類をしています。ホストとゲストが実際に過去1年間に参加したカンファレンス経験などを基にこの先のカンファレンスのあり方に多少の期待を膨らませながら進められたトークになっています。

 ご興味ある方はぜひ。全編は超絶長いのですが、以下のリンクから「Chapters」タブを開き「バーチャルカンファレンス」をクリックすると該当部分を聞く事ができます。

Rebuildfm June 1/2021 306: Complaining Bot (takoratta)

…余談ですがこのRebuildfm、US在住のホスト(宮川達彦氏)が毎回さまざまなゲストをIT業界を中心に招き、ITを中心に、しかしITに止まら無い社会情勢から時には超個人的な趣味に走ったトピックまで、毎回なかなかにダラダラなのですが中毒性のあるチャンネルです。

2021年5月10日

お仕事サイトリニューアルのお知らせ

 突然ですがお仕事サイトをリニューアルしました!

 前回このサイトを作成したのはフリーランス独立後すぐの10年強前でした。どうにかお仕事に繋げようと文章にこだわりすぎ、とにかく文字が多くて御託並べまくりのサイトでした。今思えば恥ずかしい売り言葉に溢れていた気がします。もちろんプロフェッショナル然としたサイトであることは重要ですが、リニューアルしたサイトではとにかくシンプルで分かりやすい事を大前提としました。伝えたい想いは沢山ありますが、まずは気楽にアクセスしていただき、私の思いは実際にお客様とやりとりする中で感じ取っていただき、さらに実際の成果物である通訳翻訳サービスでご満足いただけることを目指したいと思います。

 もう一つ変えたかったのは、あらゆるデバイスで読みやすいサイトにする事でした。当時は扱えるHTMLの技術も今ほど発達しておらず、ネットで探してきたテンプレートにひたすらイメージや文言を入れて作成しましたが、それでも「それなり」な仕上がりでした。ところが、PCで見ることが殆どだったウェブサイトはこの10年の間にスマートフォンやタブレットが広く普及したことで、さまざまな表示サイズに対応する必要が出てきたため、ブラウザ表示技術も大きく進化しています。いわゆるResponsiveと言われるブラウザサイズに追随してイメージサイズや文章ウィジェットの配置構成を最適化して表示する技術です。

 このブログはGoogle Bloggerを利用していますが、実はGoogle Bloggerもこの間にタブレットやスマホ表示のオプションがすべてのテンプレートに設けられ、表示サイズに違和感や読みにくさを感じることなくモバイルでの表示を最適化するアップグレードが行われています。

 専門家に指導を受けながら(難しいところは丸投げしました…汗)今回のリニューアルとなりました。ITを専門領域とする私としては、今回はGitHubを実際に使ってその動きや利便性を理解できたのが大きな収穫でした。

 という訳で、新しいピースリンク通訳事務所のサイトと共に私も心機一転して前を向いて行こうと思います。このブログともども、これからも引き続きどうぞよろしくお願いします。

明けましておめでとうございます

2026年 明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします    …と始めてみましたがすでに本日は2026年2月も下旬です。ブログ投稿はコロナ禍前後から生存確認できるレベルでできていればいいか…と怠惰を決め込んでおりましたが、今年の正月はご挨拶もないままだったので「お...