未だに鎖国状態ですから相変わらずオンサイトイベントは復活していませんが、リモートでは秋真っ盛りよろしくWebinarなどイベントの打診を頂くようになりました。
オンラインでのイベント案件では参加者への配慮から、従来のオンサイトイベントと比較するとスケジュールが時間通りきっちり進むものが多い印象です。通常、イベントでの通訳分担はエージェントさんが事前に決定して通訳者にご連絡下さいます。実は、先日のお仕事でも分担が決まっているにも関わらず焦る出来事がありました。
30分予定のプレゼンで前後半それぞれパートナーと15分毎の分担でした。私が後半を担当したのですが、15分経っても終了しません。16分、17分と経つうちに苦しくなり別回線のパートナーに合図をして18分で何とか交代できました。
隣に座っていれば気配で察してもらえるため、これまでこういう場合でも難しさを感じることは稀で、多くの場合パートナーが気づいて引き取ってくれていました。リモートでは画像有りの回線接続であっても、人によっては交代タイミングでしかパートナー画面を確認していない、中には音声も交代タイミングでしか流されない方もいらっしゃいます。
対応のパートがオーバーランした時の対応については、一言事前に確認しあっておいた方がいいという事を学びました。
それにしても、割り当ての時間をこなすと「やることやった!」という意識からなのか、途端に苦しくなり焦る現象はなんでしょう…?事前に「20分まではやる」「終わりまでやる」と決めておきさえすれば苦しても少なくとも焦りはしなかったはずです。
「これは自分のパート」と覚悟を決めて最後まで担当することができず、パートナーにヘルプをお願いしてしまったのも少し反省でした。ただ、結局はそのパート、オーバーランすること7分。交代してもらって正解でした。
リモート通訳珍道中は続きます…