2021年1月26日

Mac上のPDF資料をiPadに表示しApplePenで直接書込み

  昨年のコロナ禍で、エージェントから資料の電子化についての打診が相次ぎました。私は一部のエージェントには紙資料の送付は基本的になくても良い事を告げていたこともあり、電子データでの資料提供に特に不都合を感じた訳ではありません。しかし、スケジュールや分担票など現場・リモート関係なくすぐに手元に欲しい資料は自宅で印刷していましたし、枚数が少ない時にはこれ迄の慣れもあり印刷して準備することがまだまだありました。その為、流石にこの連絡が各社から来た時には「ついにデジタルトランスフォーメーション(DX)の波が通訳業界にも押し寄せてきたか…」と感じたものです。

 そうなってくると、より効率的に資料を扱える事は準備負荷を軽減するのにはとても重要になります。今回ご紹介するのは、昨年秋にはその存在を知り、使い始めてまだ数ヶ月程度ですが随分とお世話になっている機能です。

 文章で紹介するよりも、動画で紹介する方が早いと思いネット上の紹介動画を探したのですが、適当なのが見つからないので自分で撮影してみました。

【手順】

条件:開けるファイルはPDF。*サイズが大きいものは稀に開けない事があります。

  1. Mac上のFinderに対象のPDFファイルを表示し、カーソルを合わせて選択状態にする。
  2. 選択状態でスペースキーを押すと、クイックルックモードでPDFファイルが開かれる。
  3. クイックルック画面の右上メニューにあるマークアップ(ペン先のアイコン)をクリック。
  4. 同じiCloud IDのデバイスであるiPadに同じPDFファイルが開く。
  5. iPad上で通常編集するようにApplePenを使い書込むと、リアルタイムでMac側のクイックルック表示に書込み編集が反映される。

Apple社の説明ページはコチラ

2021年1月8日

2021年もよろしくお願いします。

 

 新年を見渡すにもまずは昨年を振り返るのが定番、と思い書き始めてみたのですが、何を書いても新型コロナウィルスで云々…という文章になってしまい、あまりに面白く無い。一向に筆が進まず、気付いたらあっという間に1月6日になってしまいました。新年のスタートとしてはあまり幸先の良いものではありません。

 ですが、ふと気がつきました。この際、嬉しかったことや楽しかったこと「だけ」振り返ればいいんじゃない!?と(笑)。新型コロナウィルス感染拡大があまりにもインパクトが大きすぎて埋もれがちな明るい話題、明るい気持ちになった出来事を総括してみようと思います。

  1. 同僚や一緒に学ぶ仲間にリモート通訳の手法や注意点について情報共有ができた。
  2. 昨年ご相談いただいていた通訳目指して勉強中の方から、資格試験に合格したと春に嬉しい報告が有った。
  3. 広島の中高生を対象に通訳翻訳の仕事についてリモートイベントを開催。参加者は数名だけど好評だった。
  4. リモート通訳で新規に打診をいただき、数社ほど継続的なお仕事につながった。
  5. 昨年以前にお付き合いのあったお客様数社から久しぶりの打診を頂いた。
  6. 転職されて別会社へ移られた以前お付き合いのあった方から打診を頂いた。
  7. 専門外の難解な案件にお声がけ頂き、迷ったけれど同僚の協力を得て用意された資料をもとに準備を進めお客様に好評頂いた。
  8. 多くの同僚とZoom飲み会を通じて仕事やプライベートでの不安を話したり合い励ましあったりすることができた。誘ってくれる同僚に感謝!
  9. 比較的長い期間を広島に滞在することができたので、例年より頻繁にお好み焼きを食べられた。
  10. 簡単な筋トレを始めて約三ヶ月毎日継続できた。(残念なことに五十肩でドクターストップ…)
  11. 数十年ぶりに半年以上の一人暮らしの自由を謳歌した。

 これ以外にも平時であればそれほど気に留めなかったことが嬉しかった事として記憶されています。特に、お客様や同僚とのやり取り、人の繋がりに支えられている事を感じずにはいられません。筋トレを頑張れていたのも友人の励ましのおかげでした。この場を借りて昨年私を気にかけて下さった方に心からお礼を申し上げます。

 さて、嬉しいこと楽しいことだけを振り返りましたが、人に支えられているという意味では一つ悲しい出来事に触れておきたいと思います。

 昨年春に広島を拠点に活動された先輩通訳者が逝去されました。通訳学校で講師として教えを受けたのが最初の出会いで、その後は私が社内通訳として稼働するまでは長くお会いしませんでした。外部フリーランスとして職場に来られた先輩とブースで久々にご一緒した時の緊張感は忘れません。以降、一昨年まで頻繁に県内外の現場だけでなく海外でもご一緒いただきました。また、ここ数年は個人的に気にかけていただきいろいろアドバイスを頂いていました。仕事にはとても厳しい方でしたが、出張時に触れた素顔はとても優しい女性という印象で驚いたのものです。その彼女が広島を拠点に活躍する様子が私を折にふれ鼓舞していたことは間違いありません。
 きちんとお礼もできないままにお別れすることになったのが悔やまれます。でも、別れとはそういうものなのかもしれません。今は広島の後輩として恥ずかしくない仕事を続けていくことが御供養だと思っています。

 さて本日、東京では新型コロナ新規感染者数が2,000人を超え、昨日に次ぐ記録更新。そして海の向こうも大変な事態になっているようです(ワシントンD.C.ホワイトハウスに選挙結果に抗議デモする人達が乱入)。世界的には先行き暗い一年の幕開けですが、こんな時だからこそご縁に感謝して生き抜く力を蓄えて気持ち前向きに日々過ごしたいと思います。

 そしてそんな風に過ごすことが誰かの気分を少しでも上げるきっかけになればと思います。その延長線上で通訳翻訳の仕事を通じてどなたかのお役に立てる場面が少しでも多く持てる一年にして行きたいと思います。

本年も粘り強く参ります。
引き続きどうぞよろしくお願いします。

宮原 美佳子
ピースリンク通訳事務所 代表