2011年2月12日

1. 通うべきか、通わざるべきか?


これを読まれる方は既に通訳学校に通われている方、そうでない方どちらが多いのか分かりません。ですが、敢えて通訳学校に通われている方にも読んで頂きたいと思います。

どのレベルで通訳学校に入るべきか?…もちろん通訳学校はそんなことは絶対に言いません。レベルに関係なく、通訳学校はあなたが学校で勉強を開始することを歓迎してくれます。

しかし、全くの個人的な意見ですが、せめて実用英語検定準1級(できれば1級)を取得してから通訳学校に入学することをお薦めします。通訳学校の高い学費を考えれば「ある程度英語力を上げてから通訳学校に行く」のが費用効率が良いことは言うまでもありません。私も賛成です。

でも、どうしても通訳学校に行ってみたい!という方は、敢えて一度通訳学校入学を体験するのも悪くないと思うのです。

2011年2月10日

通訳的に見た「長友インテル入団会見」

先週は何と言ってもサムライJapan長友選手のインテル入団会見がすがすがしかったですね。アジアカップ優勝の後ということもあってか、表情も晴れ晴れとしていました。

ザッケローニ監督からも「おまえならヤレるからがんばれ!」と言われたとか。こういうところでもザッケローニ監督の人となりが伺えて、特段サッカーファンではない私も、監督の漏れ聞こえる人柄に触れてサムライJAPANを応援したい気持ちになってしまいます。

にしてもなぜ、サッカーファンで無い私が、長友選手の会見を知っているのか?
普段から通訳、翻訳関係の情報にはなるべくアンテナを広げるようにしています。実はその中で引っかかったのが、この長友選手の入団会見でした。

私もたまたまTwitterを見ていて長友選手の入団会見をしているのを知り、後半をリアルタイムで見ました。でもTwitterでも「通訳大丈夫か?」の文字が流れていて...。

私のこの会見の通訳をした方についての結論は、「やったことはあっても通訳として専門に稼働されていない方」だろう、というものです。理由は以下の通りです。

2011年2月4日

FOODEX JAPAN - 商談通訳募集


本件は、ご紹介する予定のエージェント二社ともが落札出来ませんでした。
従って、私からのご紹介は致しかねます。
落札エージェントは後日ブログからリンクしております。
ご興味のある方は、落札エージェントに直接ご連絡下さい。
 
2月22日(月)加筆
***
 
お仕事紹介(急募)
通訳者募集のご案内です。
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FOODEX JAPAN2011
http://www3.jma.or.jp/foodex/ja/

ジェトロゾーンでの商談通訳、コンサルタント付き通訳(有償のお仕事)
日時:3/1(火)~3/4(金) 9:15頃~17:30頃
場所:幕張メッセ

英語、フランス語、スペイン語の通訳者募集です。
1日-4日まで通しでなくても結構です。
過去に有償で商談通訳などのお仕事を経験のある方は是非ご応募を!
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2011年2月1日

0. 通訳学校では教えてくれないコト

通訳になりたい!と思ったら、まず多くの人は真っ先に「どうやったらなれるのか?」を調べます。その中で多くの人がたどり着くのが「通訳学校へ通う」という選択肢です。実際、書店に行けば沢山の通訳・翻訳関連の情報誌が出ていますが、そこで紹介されているキャリアパスの典型は、通訳学校に行く → 通訳学校から仕事を紹介してもらい経験を積む → プロ通訳者になる というものです。

こうした情報誌を読んだり、学校で開かれる個別の説明会を聞いたりして、ただ漠然と「通訳になりたい。」という気持ちだけで通訳学校に入学してしまう人は実はとても多いと思います。私がそうだったように。(その理由は後日書きます。)

しかし、本当に通訳学校に行けば通訳への道が開かれるのでしょうか?

2011年1月26日

英BBC「QI」 - 翻訳/通訳的解釈

先日物議をかもしたイギリスBBCのお笑いクイズ番組「QI」。二重被爆者を扱ったことについて日本大使館から抗議を受け、プロデューサが謝罪をしたものの、日本国内の反発感情の大きいことを受けて、BBCが大使館に書簡を送って謝罪する事態にまで発展した件です。

私が参加しているある翻訳フォーラムでも話題になりました。そこで
私は、様々なとらえ方があり、その解釈の仕方にも通訳的と翻訳的な違いあるのでは?と感じたので紹介してみます。

2011年1月24日

第7回「関西IT研 - 日本通訳翻訳学会

第7回「関西IT研」(関西通訳翻訳理論および教授法研究会)が以下の要領で開催されます。メンバーでない方も参加可能です。研究会終了後に懇親会を行われますが、出席の方は事前連絡が必要です。

詳しくは http://someya-net.com/104-IT_Kansai_Initiative/ をご覧ください。

開催日時:2011年2月27日(日)午後2時~5時半
場所:西宮市大学交流センター(西宮北口徒歩2分 ACTA 西宮東館6階)
会費:200円
DL担当者=西田万里子
概要: 今回は翻訳研究界で有名な研究者たちの比較的新しい文章を取り上げてみました。


指定論文1:The Routledge Companion to Translation Studies (2009) の Chapter 1 "The Issues in Translation Studies" (pp. 1-19) by Jeremy Munday
 

指定論文2:同上より Chapter 8 "Issues in Interpreting Studies" (pp.128~140) by Franz Pochhacker
 

指定論文3:同上より Chapter 4 "Translation as Cognitive Activity" (pp.54~73) by Amparo hurtado Alibir and Fabio Alives

2011年1月22日

企業における英語公用語化は必要か?

先日読んだ鳥飼先生の「英語公用語は何が問題か」に大変共感しました。以前のブログに書いていたこと(2010/6/28)を、コチラに一部加筆修正して掲載します。



楽天の三木谷社長が社内の英語公用化 を発表したのに続き、ユニクロも社内公用語化の方針 をこの程発表しました。

三木谷社長によれば「社会のトップ層が英語をしゃべれないのは世界中でたぶん日本だけですよ。」正直「それは無いでしょう…」と苦笑してしまいました。「会社企業のトップ層が…」というのならまだ理解できます。でも「社会のトップ層が…」は、どれだけの社会のトップ層を相手にされたのかちょっと首をかしげたくなってしまいました。数々の国際会議で今も通訳がブース内で格闘しているのは何故ですか?と問いたい気分です。

そもそも、日本人が世界の舞台に躍り出るようになったのはなぜでしょう?

2011年1月21日

「『英語公用語』は何が問題か」鳥飼久美子 著

この本は日英通訳者の中でもトップクラス通訳として活躍された後、現在立教大学で通訳論等を教えられている、あるいはNHK英会話講座では一般の方にも大変なじみ深い鳥飼久美子先生のご著書です。

昨年の春以降、楽天やユニクロといった成長企業で相次いで企業内英語公用語化計画が発表されました。私自身この問題には大変興味が有ったため、以前のブログでも取り上げて持論を展開していました。

私は、純国産で普通に学校教育を受け、英語を職業とするまで勉強してきた一個人の立場から、企業内英語公用語化については「問題である。」という意見です。

しかしながら、私がこれについて語るとき、ベースになっているのは私自身の経験だけです。それに対し、鳥飼先生は非常に詳細にデータ収集し、それらに基づいて分析を行われています。

2011年1月18日

「誤訳をしないための翻訳英和辞典」河野一郎 著

「読む辞典」という帯の文句に誘われて読んでみました。

辞典というだけあり、中をぱらぱらめくってみるとアルファベット順に用語を取り上げ解説が加えられれており、果たして本当に最後まで読めるのか?と少々不安になりましたが、読み始めると普通に問題無く読み進めることが出来ました。

翻訳作業に求められる裏付け作業や原文から離れない事の大切さを、実際に活字になった誤訳の例を挙げながら丁寧に解説しています。

2011年1月14日

Word Lens と Google Translate から見える翻訳/通訳者の近未来

「技術が進歩すると翻訳者/通訳者は将来的にいらなくなるのではないか?」

この質問は、もう何度も翻訳者、通訳者に限らず議論されているように思います。
私が参加している翻訳フォーラムでも、時々この質問が上げられますし、そのたびに議論は白熱しています。

ただし、結論は決まって「少なくとも私たちが生きているうちは、優秀な翻訳者/通訳者は生き残る。」というものです。

これは裏を返せば、そうでない翻訳者/通訳者は淘汰される...ということなのです。

最近発表された二つのニュースと、そこで取り上げられた技術の歴史からこの点を読み解いていこうと思います。
 

2011年1月13日

ザック監督通訳に見る幹部社員付き通訳の心得

アジア杯をねらうザッケローニジャパンを伝える昨日のニュースです。
ニュースの表題は「ザックJ思わぬ落とし穴 コミュニケーション不足で指示伝わらず」です。よくよく読んでみると二つの”コミュニケーション不足”があったようです。

まず、現地初戦に臨む前のサッカー協会とザッケローニ監督の間でのコミュニケーション不足。 次に、試合中第四審判に通訳を退けられ、フィールドで一人「指示を出した(?)」ことにるコミュニケーション不足。

前者は、コミュニケーション不足と言ってしまえばそうですが、何故そういう状況が起こったのか?を考えると、やはり通訳の力不足だと私は思います。
私は現在ザック監督の通訳である矢野氏のことをよく知っているわけではありませんから、彼の語学能力や、通訳スキルの有る無しについては言及することが出来ません。 それでもなお、力不足だと思います。

明けましておめでとうございます

2026年 明けましておめでとうございます 本年もよろしくお願いします    …と始めてみましたがすでに本日は2026年2月も下旬です。ブログ投稿はコロナ禍前後から生存確認できるレベルでできていればいいか…と怠惰を決め込んでおりましたが、今年の正月はご挨拶もないままだったので「お...