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2011年8月8日

広島市立大学国際学部で講演しました

去る7月7日(木)に広島市立大学国際学部渡辺智恵准教授による「通訳技法論」の講義に招かれて、学生達を前にプロ通訳者として講演をしてきました。

実は渡辺先生は私が通訳学校に入学して初めて教えて頂いた先生でした。当時は結婚前で姓も違ったし、私は不真面目でターム後半になると授業に行かなくなるようなダメダメな生徒だったため、後に少し上のクラスでお会いしたときには「アナタは居なくなると思っていたのに、まぁ!笑」と驚かれたことがありました。そんなダメ生徒にまさかこんな日が来るとは…!笑

この講演は、私が4月に行った「通訳・翻訳セミナーin広島」のUstreamが先生の目にとまったことがきっかけでした。通訳学校を卒業して随分経ち、先生と改めてお話するのもおそらく10年ぶりくらいです。声をかけて頂いたときにはとても嬉しかったと同時に感慨深いものがありました。

「基本的に内容は任せる。現在のプロ通訳者としての活動をまず紹介し、その立場から、勉強すれば必ず身につくことを具体的英語の勉強法にも触れながら話してもらえれば…。」という依頼でした。

当日は「自分の心の声に耳を傾けて、自分に必要なことが見えたら、とことんそれに取組もう。傾けた努力はアナタが誰であっても必ず実を結ぶ。」というメッセージを前面に出しました。具体的な勉強方法についても、最後にまとめて説明を加えました。




でも…学生達の反応があまりなかったのです。注意をこち らに引きつけきれていないのだ…とふと思ってしまい、途中突然緊張してしまう場面も。最後までとても静かで、QAでも質問は出ませんでした。前列で一生懸 命目を見ながら聞いてくれていた女の子もいたのですが。実は私、あがり症の癖に根がエンターテイナーだと自負しています。それなのに、公演中に笑いの1つ も取れなかったのは正直残念でしたし、学生さん達にも申し訳ないような気になっていました。

そんなところへ先日、渡辺先生が学生達が講演を聞いて書いたレポートをコピーして送って下さったのです。礼儀として書いてくれていることを差し引きして読んでも、文章から気持ちが伝わってくる言葉を書いている学生が思いの外多くて驚くとともに、とてもホッとしました。

私が卒業する頃はちょうどバブル期。今の学生には申し訳ないような売り手市場でした。しかし、世の中の浮かれ具合に自分をあまり見つめることもなく就職した私に待っていたのは、その後の社会人、妻、母としての生きにくさでした。どんなタイミングに生まれても、その時代ごとに若者が感じる葛藤は存在すると思います。ですが、今の社会情勢はあまりにも若者にとって過酷な気もします。

改めてレポートを読ませてもらって感じたのは「若さ」という純粋さが持つパワーです。就活についてとても不安に思う気持ちはもちろん垣間見られました。しかし、私の話で「がんばろうと思う」「自己分析してみよう。」「やりなおそう。」「自分のために何かをしよう。」と考えてくれた学生が沢山いてくれたようです。不安で思い悩める時代だからこそ「自分はどうしたいのか?どうなりたいのか?」を、学生の特権である時間を使って、より深く真剣に考えることができるのかも知れません。

当たり前ですが私も昔は若かった…!講演の時にはおとなしかった学生ですが、それでも見ていてまぶしい「若さ」がありました。年は重ねてしまったけれども、あの頃持っていた「若さ」がもしかしたらまだ自分の中に有るかもしれない…と探してみたくなりました。「見つかったらラッキー」ぐらいの気分で、笑!

ところで、広島市立大学国際学部は平和都市広島を地元として、様々な国際都市広島にまつわるユニークな取組みを行っています。

例えば、広島東洋カープでのインターンシップ。カープアカデミーのあるドミニカにインターンとして学生を派遣し、共生を実際に体験するなどしているようです。

また、平成6年開学ということもあり、公立学校でありながら設備は近代的です。私が講演させていただいた講義室も、昔で言うLL教室のような設備ですが、実際には学生の全ての席にモニターが設置され、講師は手元の操作で学生のパフォーマンスを聞いたり、あるいは録音したりすることが可能です。



さらに、講義室前面の黒板をスライドさせると…なんと中から同通ブースが!このブースを使って、生徒達の達成度確認にパフォーマンス大会をしているそうです。