2011年7月8日

「風評被害 そのメカニズムを考える」 関谷直也著

その題名からだけだと、震災に関連して書かれたものかどうかはハッキリ分りません。実はこの本を手にした理由はそこでした。でも、実際には震災後に書かれたものです。

しかし、今回の震災に偏ることなく「風評被害」の言葉の定義、から発生と拡散のメカニズムを、言葉が使われ始めた過去から現在に続く時系列で詳しく解説しています。



全体の20%ほどの紙面を使って今回の震災・原発事故による風評被害を解説し、さらに終章「風評被害にどう立ち向かうか?」で災害研究者・社会心理研究者としての著者なりの提言をまとめています。とても説得力の有る内容であり、国民一人一人が考えるべきだということを痛切に感じるようになりました。

<本文より抜粋> 

風評被害とは「ある事件や事故、災害が大々的に報道されることによって、本来『安全』とされる食品や商品、土地を人々が危険視し消費をやめること」