谷本清平和賞:平和のためのヒロシマ通訳者グループ、代表の小倉さんに 市民の願い、世界に届ける /広島
毎日新聞 2013年10月19日 地方版
公益財団法人、ヒロシマ・ピース・センターは16日、世界平和の実現のために寄与した個人・団体を顕彰する第25回谷本清平和賞を「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」代表の小倉桂子さん(76)に贈ると発表した。贈呈式は中区の広島工業大で11月17日、留学生による世界平和弁論大会と共に開催する。
この小倉桂子さんの活動を取材したドキュメンタリーの翻訳に関わったことが有ります。彼女は広島では「平和のための広島通訳者グループ」の代表として有名な方です。
最初はヒロシマの語り部達の通訳として活動しておられました。自分も被爆者でらっしゃるために、被爆者の口から語られる被爆体験は彼女自身にも当時を思い出させ非常につらい思いをされたそうです。ですが、語り部たちが勇気をもって語るその姿を見て、後世に伝えることの大切さを身を以て知ったとおっしゃっていたのが印象的でした。その後、ご自身も英語で語る「語り部」となられています。
特に海外経験が長いわけでもなく、こうした英語通訳の活動をはじめられたのは40歳を過ぎてからの事とお聞きしました。「本当はあまり英語は上手くなくて恥ずかしかった。」とされながらも「伝えたい」という思いにつき動かされて英語や通訳の勉強をされて活動をされたことには、頭が下がります。
「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」(HIP)のウェブサイトはコチラ。
HIPが中心になって作っている出版物(特に「ヒロシマ辞典」)は、ヒロシマを翻訳するときには欠かせない重要な資料です。
特に海外経験が長いわけでもなく、こうした英語通訳の活動をはじめられたのは40歳を過ぎてからの事とお聞きしました。「本当はあまり英語は上手くなくて恥ずかしかった。」とされながらも「伝えたい」という思いにつき動かされて英語や通訳の勉強をされて活動をされたことには、頭が下がります。
「平和のためのヒロシマ通訳者グループ」(HIP)のウェブサイトはコチラ。
HIPが中心になって作っている出版物(特に「ヒロシマ辞典」)は、ヒロシマを翻訳するときには欠かせない重要な資料です。