GoogleのNgram Viwerご存知だったでしょうか?
Google Updates Ngram Viewer With Improved Search Tools
Google Updates Ngram Viewer With Improved Search Tools
言葉は時代と共に変化するというのは周知の事実ですが、時代と共にどのように変化してきたのかを確認することができるのがこの、GoogleのNgramViwerです。この機能に新機能が加わり、さらに使いやすくなったというニュースです。
実は今までGoogleNgramについて知ってはいたものの、翻訳する場面で特に役立てようと使ったことは有りませんでした。でも、とにかく使ってみました。
接続副詞として「さらに」「加えて」の意味で使われる語を幾つかランダムに投入してみました。文頭に来る場合に限定し、最初の文字は大文字で検索。通常、書き言葉での頻出語としてはFurthermore、Moreoverが一般的だとされています。ところが…
実は今までGoogleNgramについて知ってはいたものの、翻訳する場面で特に役立てようと使ったことは有りませんでした。でも、とにかく使ってみました。
接続副詞として「さらに」「加えて」の意味で使われる語を幾つかランダムに投入してみました。文頭に来る場合に限定し、最初の文字は大文字で検索。通常、書き言葉での頻出語としてはFurthermore、Moreoverが一般的だとされています。ところが…
個人的にIn additionはより口語的で、字数の面から考えても不利だと思っていたのですが、近現代以降は圧倒的にIn additionが群を抜くようになっています。一方、19世紀には圧倒的だったBesidesは近現代に入るとFurthermore、Moreoverにさえ譲る形で使用頻度が低下しているのが分かります。
使用語彙や表現には時代の流れだけでなく地域的な特色もあるでしょうし、その時々の時代背景を考えて読み解くことが必要になってくるとは思われます。しかし、それにしても書き言葉の適切性の指標としては大いに役に立ちそうです。