2012年11月23日

洋書紹介サイト「洋書ファンクラブ」

「洋書ファンクラブ」というサイトを紹介します。このサイトはアメリカ在住の渡辺由佳@YukariWatanabe さんが運営されているものです。前からサイトのことを知ってはいたのですが、最近になってはじめてじっくりサイトを眺めるようになりました。有名なサイトなのでご存知の方も多いかも知れませんが…。

Amazonのベストセラーの大仰な書評につられて購入したものの、単純過ぎる内容で大衆受けしているだけの作品に当ってしまい、がっかりすることも何度かありました。また、友人から聞いてどんな本がおもしろかった?と聞いても、その人の趣味と自分の趣味が合っているかどうか分りらないな…と思うことも

日本の書籍であれば、書店に足を運んでAmazonでいう「なか見!検索」をしたいだけしてからおもしろそうなら購入ということもできます。しかし、洋書の場合だと書店に行って手にとって確認できない場合がほとんどです。


英語で書評を紹介するサイトは実際沢山ありますが、日本人目線でどんな洋書がおもしろいのか?が知りたいとき、このサイトは強い味方です。様々な賞の受賞作品網羅されており、選ぶ際のジャンル設定も非常に細かくて、英語の難易度や対象読者も詳しく紹介されています。

このサイトをガイドにして読み進めていくのも楽しいかも知れません。関連サイトもあるので、そちらもチェックしてみて下さい。私これからこのサイトのお世話になる事が増えそうです。

最後に、最近読んだ本を紹介します。これは洋書ファンクラブで見つけた本ではないのですが、Amazonで偶然見つけました

Danielle Ofri
Medicine in Translation:Journey with My Patients
Beacon Press 2010 


著者は自身もアメリカ国外にバックグラウンドを持つ女性医師です。勤務先の病院はアメリカへの違法合法含めた移民や移民二世、時には難民としてアメリカに来た外国語を話す患者を多く受け入れています。彼女日常会話程度のスペイン語を話せる事から、自身もスペイン語を使って、別の言語の時には電話越しの医療通訳の助けを借りながら、時には彼らの片言の英語を紐解くようにしながら診察をすすめていきます。「ことば」を介しておこなわれる患者達との交流、見えてくる彼らの数奇な人生や運命、そしてアメリカという国を、やさしい患者に寄り添う医師の視点から描いた作品です。

広島通訳 Tea Salon を開催します

例年、3月の決算締め月に向けて皆さん予算を使い切ろうとなさるのか、2月中旬から通訳業界は多忙を極めます。そんな中、 なんとかかんとか確定申告を終わらせて、週末にほっと一息ついているところです。 このブログのオーナーである私は、今でこそ東京住まいですが、出身の広島には頻繁に帰省して...