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2011年7月19日

ビジネスの常識 - ローカルビジネスとのギャップ

経済水準が日本より低い国の国民は、日本語を勉強してある程度使える様になれば、日系企業などで働いて高給を取ることが出来る…と考える事は少なくないようです。特に、地理的にも近いアジアの発展途上国の人々にそういう傾向が高いのも不思議ではないでしょう。

ですが、ここには盲点があります。日本のビジネス習慣や、ビジネスに対する考え方と、彼らの国のそれとの違いです。日本はアジアの先進国として彼らの先を走っているわけですが、どうもその要因の1つは「グローバルビジネスの場での習慣に、日本人の気質・文化が比較的なじみやすい性格のものだった。」ということが有るようです。

その意味で、先日見つけたこの記事の「日本で学んだことは、規律、内規遵守、就業態度…」には非常に頷けるものがありました。

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越人実習生:日本の3年で変わる生活、帰国後も安定した職に

 「日本に渡って3年、彼らは数億ドンを貯金し、専門技術・技能、外国語、より良い就業マナーを身に付けることができた」駐日ベトナム大使館のNguyen Gia Liem労働管理委員長は、ホーチミン市で開かれた日本から帰国した実習生150人との対話の場でこう述べた。

■3年で貯めた5億ドン

 対外経済短大輸出入学部を卒業したTamさんは、送り出し企業Tradecoと契約し2006年7月27日、ある機械会社で働くために渡日した。働くこと3年、約5億ドン(約2万5,000ドル)の貯金ができた。その後Tamさんは手工芸品の生産工場を開き、自ら設計した木製の机を生産、店舗やレストラン、ホテルなどに納入し、月収1,500万ドン(約750ドル)と安定している。

 Nganさんは高校卒業後、Ben Tre省のココナッツ加工会社で3年働いたが、生活は良くならず、南部雇用開発センター(Hiteco)と契約し日本行きを決めた。契約を終えた彼女は5億5,000万ドン(約2万7,500ドル)を手に帰国、この資金で両親は魚養殖に投資した。

 日本に渡ったことで、Vanさん一家の生活は一変した。家族はとても貧しく、5人の子供を学校に行かせることもできなかったが、彼女が日本に行ったことで生活は改善、下の子は学校に行くことができた。

 日本で実習中のLiemさんによると、ほとんどの人が安定した仕事につき、平均月給は1,000ドル。契約が終わり帰国する時には、大半の人が平均4億~5億ドン(約2万~2万5,000ドル)の貯金がある。

■帰国後も安定した職業

 2010年7月に帰国したThanhさんは、石油パイプラインを製造する日系企業で働いている。同じ職種の人より給料は高いという。日本で学んだことは、規律、内規遵守、就業態度で、これが高い給料をもらえる理由と彼は話す。

 2004年7月から日本で働き、今はBinh Duong省Thuan An県の日系企業で通訳・翻訳者として働くTramさんの月収は800ドル。関東情報産業協同組合が最近ホーチミン市で開催した帰国生の同窓会では、調査した150人のうちほとんどが、帰国後に安定した職に就いていた。

 国外労働管理局によると日本は、労働者が帰国後に高収入の職を探せる労働輸出市場である。Tocontap Saigon社のLe Thi Thanh Huong社長によると、帰国した実習生の多くが技術責任者や工場長に選ばれている。Suleco社のTran Quoc Ninh社長によれば、同社が送り出し、契約を終え帰国した約2,500人の労働者のうち、60%は以前の会社で、30%は新しい会社で働き、5%が事業を立ち上げている。

(2011/07/16 03:02更新)
(Nguoi Lao Dong)

最近、インドからのお客様を連れて地方都市を回るプログラムの仕事をしました。この一団は日本に興味があり、日本語を勉強している人たちで構成されていました。日本語のレベルはかなり高く、簡単なやり取りならほぼ問題無く出来る方々です。

ところが…集団行動をしていて困ったのが、彼らが時間を全く守らないこと。集合時間キッカリに集まることはまずありません。酷いときには20分近く遅れてきて「すみませーん。ええと…」と流ちょうな日本語で謝罪と言い訳がはじまります。

この一団は観光で来ているわけでは無く、日本を学ぶことを目的に来日した訪問団でした。将来は日本語スキルをさらに研いて将来何らかの形で日本にかかわる仕事をしたいと考えている人たちです。

この時の仕事は通訳プラス教育係の側面もあり「日本は時間を守るのは当然のこと。」ということを話させていただきました。が、果たして理解されたのかどうか…。多くは時間厳守で行動して下さるようになりましたが、やはり数人は最後まで遅れて集合となり帰国まで結局全員が必ず集合時間にそろうということはありませんでした。

これを読むと「インド人ってなんて時間にだらしない…」と思われるかも知れませんが、インドの方にとってはまったく普通のことなのです。彼らは彼らの感覚で行動して時間に遅れており「遅れられた方」もインド人であれば、それは日常の中で当然なことなのです。(彼ら曰く「時間を守れないわけではない。やろうと思えば出来る。それが証拠に学校には絶対に遅れていかない。」…とわかったようなわからないような説明をされました、苦笑)逆に日本人は特にビジネスの場でなくとも「時間を守るのは当たり前」という国民性なのです。

グローバルなビジネスシーンで仕事をしようと思えば「時間を守る」くらいのことは、できて当然…というか、時間が守れなければビジネス的にまったく信用はされません。日本人の国民性がたまたまグローバルビジネスに適応しやすかった、と見るのが正しいようです。

インドの日系企業で通訳をされているインド人の方の話を聞いたことがあるのですが「同僚女性通訳は勤務時間中にオシャベリばかりで辞めさせられてしまった。女性はまだ”働く”という意識が低い。男性通訳として自分は残っているけれど、どんなに正確に通訳してインド人に伝えても、日本企業が指示した細かいことまでインド人は気を配らない。その結果『おまえはちゃんと通訳したのか!』と叱られたことは数知れず頭が痛いよ…。就労する側の意識とか背景文化の問題なんだよね…。」とこぼしていました。

言葉が出来ればビジネスができる…訳ではない、ということです。先進国の国民日本人も、グローバルビジネスシーンのルールに乗り切れていない例は沢山あります。最近「欧米人は会議でネクストステップを探すことを目的としているから意見を求められると活発に発言できるが、日本人は会議の中で結論を出すもんだと思っているから、意見を求められるといろいろ考え込んで結局沈黙してしまう…。相手側には奇異に映らざるを得ない。」という趣旨のTwiter発言を目にしました。日本人…英語力以外にも、まだまだグローバルビジネスの場でのコミュニケーションには改善の余地有りです。