2011年7月8日

「福島第一原発と放射線」 水野倫之/山崎淑行/藤原淳登 著

原発について知りたいと思うものの、難しいデータばかりをあげつらって解説した専門的なものはついて行けないし、逆に一方的に「脱原発!(*)」を前面に出した本は、なんとなく客観性を欠いているのではないか…?と感じて手が伸びずにいました。

この本の購入を決めまたのは、帯にあった「ニュースも超えるわかりやすさ!NHK解説委員と記者が答えます。『正しく恐れる』ための一冊。」という文句を見たからです。




もともとテレビはあまり見ない方なのですが、震災以降の民放の震災・津波、そして特に原発にたいする報道の仕方に辟易してしまい、殆どテレビを見なくなってしまったのです。

ですが、NHKは別でした。相撲がらみでのNHKの対応にはガッカリしていたのですが、震災以降は「国民を情報で守る」という姿勢が、情報バラエティー番組のなかでも貫かれている気がしてとても心強く個人的に感じていました。

読んだ感想は、帯の文句の通りでした。以下、もくじを見て頂ければ大体想像がつくと思います。

第一章 福島第一原発で何が起きたのか?
第二章 日本はどうして原発を進めたのか?
第三章 放射線の健康への影響は?
第四章 これから原発はどうなるのか?

わかりやすい言葉で丁寧に書かれています。また、NHKの報道現場第一線で働く方の姿勢が真摯で信頼に足ると安心感を抱かせてくれました。

特に、直接的影響があるものとして放射線の健康への影響には興味があありました。今までネット上で目にする資料はどれも専門的で難解…、テレビの民放報道はセンセーショナルに騒ぎ立てている感じて、数字を見る以前に何だか疲れてしまった感があります。

この本ではとても分りやすく、一般の人に最低限必要だと思う知識が説明されています。わたし自身、今後も何度も参照するためにこの本を開くような気がします。

*注) 私は原発推進論者ではありません。