6月1日(土)2日(日)にハワイで行われたIJET24(日英英日翻訳者国際会議)へ参加してきました。ハワイ行きの前後に仕事が詰まっていたこともあり、ワイキキビーチで泳ぐこともなくとんぼ返りでしたが、今年もIJETに集まる世界中の翻訳・通訳者仲間と会えたことは、自分にとっての大きな刺激となりました。
昨年、私も運営委員会副委員長として広島で企画したIJET23は大成功だったので、お手並み拝見!といったところでしたが、現地スタッフのアレンジは隅々まできめ細やかで、開催中に特に困った…ということは全くありませんでした。中でも、基調講演はすばらしい面々をそろえて頂いたと感謝しています。
<素晴らしかった基調講演>
ご存知の通りハワイと広島の縁は深いこともあり、そうした関係のハワイの言葉にまつわる興味深い話、そして言葉が人々の生活の中で時代の流れに沿ってどう変化していくのか?についての講演にはとても引き込まれました。
そして、アメリカではじめての日系人知事である元ハワイ州知事ジョージ有吉氏の講演は、お人柄のにじみ出た心に触れるものでした。ご高齢にもかかわらず講演時間中立ったままハンドマイクを片手で握りしめて、最後までしっかりとした口調で話されたその姿勢もさることながら、元知事から紡ぎ出される言葉の一つ一つを日本人として受けとめ誇りに思いましたし、翻訳・通訳者として日米をお互いの「おかげさま」の心でつないで行きたいと思いました。
<私も講演しました>
翻訳・通訳者の駆出しの方向けに10分ちょっと程お話をさせて頂くチャンスを頂きました。私にしかできない話がしたい…と思い、先月「通訳翻訳ジャーナル」に寄稿させて頂いた内容をベースに自分が社内通訳につくところからフリーランスになるまでをお話させてもらいました。お役に立てたらよかったのですが、どうだったでしょう?
今回のパンフレットも素敵でこんな感じに掲載してもらいました。
一度主催側に回ったことがあるため、この企画の準備がどれ程大変かをよく知っています。今回の企画メンバーは多くが日本在住であったため、現地との調整には苦労されたことは想像に難くありません。にもかかわらず、快適に滞在することができ、しかも個人的にも有意義なIJETとなりました。
海外IJETの良いところの一つは、普段日本のイベントではお会い出来ない世界中の日英翻訳通訳者に会えることです。今年も素晴らしいチャンスをくれたIJET委員会のメンバーに感謝!
ありがとうございました。