2011年7月31日

原不二子先生逐次通訳

先日、自由報道協会で行われた「小沢一郎×カレル・ヴァン・ウォルフレン公開討論会」がニコニコ動画で公開されています。私は単に「小沢一郎」の名前につられて動画を当日の夜視聴したのですが、なんと通訳はあの原不二子先生でした。



日本でトップと言われる通訳者は、国際会議などの比較的大きく権威のある会議が主な活動の舞台のため、一般の人たちが聞くことのできる講演会などで、そのパフォーマンスを目にすることは結構珍しいと思います。そういう意味でも貴重な動画だと思います。他のニコ動には珍しく(?)タイムシフトでも一般に公開されていますので、興味のある方は是非ご覧下さい。(ログインIDは必要です。)

後から調べてわかったのですが、このカレル・ヴァン・ウォルフレン教授は近年かなり日本に滞在することも多く、原先生はほぼ専属通訳のように彼をサポートしてきたようです。

そのようにして彼の考え方や人となりを知っているとはいえ、やはりこの逐次パフォーマンスは素晴らしいです。教授の英語は内容も発音も比較的わかりやすいですが、言葉の抑揚をしっかり付けながら、時には擬態語を使いながらメッセージを前面に出す通訳をされています。言葉単位の訳語にとらわれてはいません。

通訳を勉強中の方にも最高の逐次通訳教材となると思います。実際に自分で訳語を出してみたところで原先生の訳と比べてみて下さい。もちろん、彼女の訳出が100%では有りませんが、比較することで「ここまでやってもいいんだ。」あるいは「ポイントを捉えることで、こんな自然な流れの日本語にできるのか…」ということに気付くでしょう。

ニコニコ動画でも、ばんばん「この通訳スゲー」のコメントが流れてきます。
当たり前じゃないですか、原先生ですよ(笑)