2011年5月20日

日英・英日翻訳国際会議 シアトル(IJET22)

アメリカのシアトルで、去る5月14日(土)ー15日(日)に日英・英日翻訳者会議が開催されました。これはわたしが所属する日本翻訳者協会(JAT)が主催して、毎年海外の英語公用語国と日本と交互に会場を移しながら行っているものです。

私もこの会議に出席してきました。はるばる広島から(笑)! この会議は毎年、翻訳・通訳技法のワークショップをおこなったり、さらにはそういった技術的なことにとどまらず、翻訳者・通訳・フリーランス、翻訳・通訳エージェントなど様々な観点から興味深いトピックをプログラムとして提供しています。

出席しているのは日本翻訳者協会の会員だけではありません。提供されるプログラムは非常に毎年評価が高く、会員以外の翻訳・通訳者も数多く参加しており、中には実力ある有名な翻訳・通訳者も数多くいます。

今年はフリーランスのソーシャルネットワークツール活用法についての講演や、日本の震災復興の為にボランティア活動に通訳として参加した方の体験談を語ってもらうセッションなど、タイムリーなトピックもしっかりカバーした興味深いものになっていました。

実は私がこの会議に参加したのには理由がありました。来年のこのIJETは広島で開催されることになっています。わたし自身はそのIJET23の運営委員会の副委員長です。そこで、来年開催の広島IJET23の宣伝スピーチを行ってきました。

スピーチ自体は日本語でしたが、通訳の仕事であれば人前に姿形を全面的にさらすことは有りませんが、流石に100人以上の方の前に立って一身に注目を集めて話をするのはいつもと勝手が違いすぎることもあり、かなり緊張します。

「広島」というと固定的な印象を持たれがちですが、そうではなく様々な顔を持った広島を皆さんに知っていただきたいこと、そして、広島ならではのトピックを用意するなど、IJET23運営委員会がプログラムの内容を勢力的に詰めていることを話してきました。

幸い何度か笑いも取り、スピーチが終わったあとも多くの知らない方から「ぜひ行きたくなった!」「楽しみ〜!」との声を頂きホッとしました。ちなみに、委員長は先月「通訳・翻訳セミナー in 広島」でご一緒した大越正浩さんです。

夏くらいには正式にWEBサイトも上がると思います。今から来年のことを話すと鬼が三匹くらい笑そうですが、楽しみながら準備を進めて行きたいと思っています。

「毎年レベルが上がっている!」と、今年のシアトルIJET22も参加者の評価は非常に高く、広島IJET23へのハードルは一段と上がったようにも思われます。ですが、もちろんそれを超える学会にして行くつもりです。

近隣にお住まいの翻訳・通訳者には有益な会議に参加するチャンスですし、もちろん国内外からの参加もお待ちしています。

おまけ:
だいたい出張に行くと、新しい土地では発見が有って楽しいのですが、ここへ住みたい!と思う土地は珍しい私です。今までアメリカにも何度も出張していますが、最近の出張先ではそういう土地に当たることが多いです。今回のシアトルもそんな街でした。街も海もとっても美しかったです。4、5日居ただけなので、きっと何も分かってないのしょうけれど…ね、笑。体調崩してしまい念願のイチローを見逃してしまったので、必ずまた行きます。

広島通訳 Tea Salon を開催します

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