「翻訳・通訳とフリー」アイデアコンペに参加することにしました。というか、ひっぱり出された感が無くもないのですが、考えはじめると結構楽しいのです。まだまだ、世の中フリーミアムのモデルがいくらでも考えられるのではないでしょうか?
■Interpreter Search - "Yours"
なんだかCatchyな名前が思いつきません、笑。
■概要
直接的内部相互補助モデル?通訳料は高い…。それに加え、通訳者の少ない地方で通訳を手配する場合には交通費がクライアントにとって大きな負担になっている事は少なくない。そこで、近くにいる通訳者にリーチできる手段を提供する。ただし、無料でリーチできる範囲は経験の少ない通訳者のみ。こうする事で地方在住の駆け出し通訳にも経験を得るチャンスが生まれる。一方、有料会員には、レベル情報も公開することで、会議の内容に応じた通訳手配を可能にし、なおかつ交通費を部分負担/負担なしとする。ただし、レートの公開はしない。
■構成
⒈ 登録通訳者
データ登録時、更新時のみ会費を納付。自分のレベル・得意分野・一緒に仕事をした事がある通訳者・住所等を自己申請してもらう。レベルごとに通訳者データを管理。サイトで通訳者のデータを公開。
⒉ 無料会員
依頼者がデータベースで閲覧出来るのは、通訳経験三年以下の通訳者の情報。通訳者との契約が成立して仕事が終わったら、通訳者に対する評価をサイトへアップする。(評価をつけない利用者には以後利用できないペナルティを課す。)アップされた評価は有料会員のみ閲覧可能。
⒊ 有料会員
スタンダード、プレミアムの二段階の年会費を設定し、レベル中、レベル高の通訳者の情報をそれぞれ閲覧可能とする。レベル中の通訳者とは、通訳料+交通費の30%、レベル高の通訳者とは、通訳料のみで契約料とする。さらに、プレミアム会員にはどの通訳者が一緒に仕事をした事があるかなどの相関を開示して、レベル評価の信頼度の指標にできるようにする。
■それぞれのメリット他
一般的に、国内の移動交通コストが高い事を考ると、近隣の通訳者に依頼者が出来る事/交通費を負担しなくてよいことは大きなコストセーブチャンス。また、客先の絡まない社内の打ち合わせであれば、経験の浅い通訳が時間をかけて確認しながら対応できる場合もあり、通訳にお金をかけたく無いクライアントにとっては、割り切って通訳料をセーブできるチャンスになる。
一方、確かな技術力が要求される案件の対応については、有料会員になることで通訳のレベルを会費レベルに応じて確認する事が可能。もちろん有料会員でも、経験の浅い通訳ですむ案件もあるわけで、その場合は無料会員の入れた評価を閲覧する事で、少ないリスクかつリーズナブルな通訳料でそうした通訳との契約が可能。
通訳者は、有料会員の会員のプールから交通費・宿泊費の支払いを受けることにすれば、通訳者側の負担はデータベース登録料のみとなる。一件フリーでない?と思われるかもしれないが、現在の多くの通訳者がエージェントを通して稼働している(毎回案件のマージン)を考慮すれば、問題とならない金額。(というか、問題にならない金額に設定する。)
レートの公開はしないため、契約料は最終的には通訳者・クライアント双方で合意することになる。これはレベル分けという実は曖昧なものに対して最終的に当事者に責任を持たせることができるため。
■補足
震災以降、東京方面の通訳案件はぱったり無くなりました。しかし、経済大国日本を素通りしてできるビジネスばかりではありませんし、震災復興ビジネスチャンスを見据えて日本市場に参入したいと考える企業も少なくないはずです。
また一方で、原発の問題が長引けば東京を嫌ってビジネスが西へ流れる、あるいは、北へ向かうことも十分予想されます。実際に、わたし自身最近のお客様は中国・九州地区のお客様です。ところが、すでに東京一極集中とも言える通訳市場が出来上がってしまっていたために、フリーランス通訳の大半は東京在住者なのです。
市場が移動・分散することで受給バランスが劇的に崩れてくると、このモデルが一気に現実味を帯びてくる…かもしれません、笑?
■Interpreter Search - "Yours"
なんだかCatchyな名前が思いつきません、笑。
■概要
直接的内部相互補助モデル?通訳料は高い…。それに加え、通訳者の少ない地方で通訳を手配する場合には交通費がクライアントにとって大きな負担になっている事は少なくない。そこで、近くにいる通訳者にリーチできる手段を提供する。ただし、無料でリーチできる範囲は経験の少ない通訳者のみ。こうする事で地方在住の駆け出し通訳にも経験を得るチャンスが生まれる。一方、有料会員には、レベル情報も公開することで、会議の内容に応じた通訳手配を可能にし、なおかつ交通費を部分負担/負担なしとする。ただし、レートの公開はしない。
■構成
⒈ 登録通訳者
データ登録時、更新時のみ会費を納付。自分のレベル・得意分野・一緒に仕事をした事がある通訳者・住所等を自己申請してもらう。レベルごとに通訳者データを管理。サイトで通訳者のデータを公開。
⒉ 無料会員
依頼者がデータベースで閲覧出来るのは、通訳経験三年以下の通訳者の情報。通訳者との契約が成立して仕事が終わったら、通訳者に対する評価をサイトへアップする。(評価をつけない利用者には以後利用できないペナルティを課す。)アップされた評価は有料会員のみ閲覧可能。
⒊ 有料会員
スタンダード、プレミアムの二段階の年会費を設定し、レベル中、レベル高の通訳者の情報をそれぞれ閲覧可能とする。レベル中の通訳者とは、通訳料+交通費の30%、レベル高の通訳者とは、通訳料のみで契約料とする。さらに、プレミアム会員にはどの通訳者が一緒に仕事をした事があるかなどの相関を開示して、レベル評価の信頼度の指標にできるようにする。
■それぞれのメリット他
一般的に、国内の移動交通コストが高い事を考ると、近隣の通訳者に依頼者が出来る事/交通費を負担しなくてよいことは大きなコストセーブチャンス。また、客先の絡まない社内の打ち合わせであれば、経験の浅い通訳が時間をかけて確認しながら対応できる場合もあり、通訳にお金をかけたく無いクライアントにとっては、割り切って通訳料をセーブできるチャンスになる。
一方、確かな技術力が要求される案件の対応については、有料会員になることで通訳のレベルを会費レベルに応じて確認する事が可能。もちろん有料会員でも、経験の浅い通訳ですむ案件もあるわけで、その場合は無料会員の入れた評価を閲覧する事で、少ないリスクかつリーズナブルな通訳料でそうした通訳との契約が可能。
通訳者は、有料会員の会員のプールから交通費・宿泊費の支払いを受けることにすれば、通訳者側の負担はデータベース登録料のみとなる。一件フリーでない?と思われるかもしれないが、現在の多くの通訳者がエージェントを通して稼働している(毎回案件のマージン)を考慮すれば、問題とならない金額。(というか、問題にならない金額に設定する。)
レートの公開はしないため、契約料は最終的には通訳者・クライアント双方で合意することになる。これはレベル分けという実は曖昧なものに対して最終的に当事者に責任を持たせることができるため。
■補足
震災以降、東京方面の通訳案件はぱったり無くなりました。しかし、経済大国日本を素通りしてできるビジネスばかりではありませんし、震災復興ビジネスチャンスを見据えて日本市場に参入したいと考える企業も少なくないはずです。
また一方で、原発の問題が長引けば東京を嫌ってビジネスが西へ流れる、あるいは、北へ向かうことも十分予想されます。実際に、わたし自身最近のお客様は中国・九州地区のお客様です。ところが、すでに東京一極集中とも言える通訳市場が出来上がってしまっていたために、フリーランス通訳の大半は東京在住者なのです。
市場が移動・分散することで受給バランスが劇的に崩れてくると、このモデルが一気に現実味を帯びてくる…かもしれません、笑?