2010年12月23日

iPhone対応折りたたみキーボード

実はずいぶん前に買って重宝している、折りたたみキーボード。買ってみようかな~?というTwitter上の翻訳者のtweetを見つけたので、私なりにレポートしてみます。

iPhone/iPad対応 Bluetoothキーボード
まずはキーボードを買った経緯から。
夏に携帯電話をiPhoneに変更しました。出張に出る機会が昨年から劇的に増えたので、仕事先でもPCメールを受信できる事がとても重要になってきたのです。
さすがに一週間出張に出るとなると、ホテルでの過ごし方を考え、PC無しでは厳しいかな…という感じです。しかし、二三日の出張や、お客様について毎日ホテルが変わる移動が多い出張では、出来るだけ荷物を少なく身軽に行きたいというのがきっかけでした。そんな訳で、iPhoneを持つようになって、随分出張が楽になりました。

ところが、携帯電話では劇的なスピードを誇っていた私のゴールドフィンガー(笑?)が、iPhoneではからっきしダメなのです。以前の、物理的なプッシュタイプからタッチパネルへ変わっただけ…と言えばそうですが、しばらく使ってもなかなかその入力方法に慣れません。


ひらがな入力で指で弾く方向により、一発でターゲット文字が出せる機能も駆使して練習しましたが、もともと不器用なのでしょう、イライラが増して精神衛生上大変良くないのです。ローマ字ひらがな入力では、キーの大きさが小さすぎてとても苦労していました。しかも、これには女性特有の不利な要素が存在しているのです。(この点については後述します。)
そこで思い切って購入したのがこの商品でした。

 

1. 一般諸元(使用感に関わる点)

単四電池二個あればスグに使用開始出来ます。iPhoneとの通信はBluetooth接続で、初回に一度設定しておけば二回目からはなんの設定も無く自動接続してくれて、スグに使い始められます。電源ボタンは設定されておらず、キーボードを開けばスイッチオン、閉じれば自動的にオフとなります。

電池装着部
キーボードにiPhone用のスタンドも内蔵されていますから、通常PCへ入力するような姿勢と代わらない姿勢で使用可能。(実はTwitterで某氏が写真をアップされていて、スタンドが分離独立するものだと初めて知りました。私のはガタがあって、スタンド取り外しがとても堅い。ですが、今日試してみたらちゃんと分離出来ました。)

スタンドです。
この状態から分離出来ないと思ってた…
けど、冒頭写真通り分離出来ました。

 

2.持ち運び
 

これがとっても軽いのです。諸元表からでは無く実際に計ってみたのですが275グラム(ケース込み)でした。と言ってもわかりにくいと思うので、ついでに私のお財布も計ってみました。中身の紙幣も硬貨も少なめ、レシート類も先日整理したばかりなのでほとんど入ってません。カード類が10枚くらい。つまり通常に比べてかなり軽めのトホホなお財布状況で、なんとキーボードよりも20グラム多い295グラムでした。
ケース入りの折りたたみキーボード と トホホなお財布

なぜお財布と比べたかというと、昨日出かける前に鞄を探って「お財布よーし!」と確認した時に手に触れたのが、このキーボードでした。重さもまさに財布でしたし、ちょうど留め金の部分が私の財布と似通っていたという不幸も重なっての結果です。(要はお財布忘れて買い物へ...)
しかし、写真確認いただくと分かりますが、私の財布は多くの女性が持つような長財布でなく、二つ折りタイプの大きさです。それと間違うくらいのコンパクトさである点も、持ち運びにストレスを感じない大きな要因でしょう。

 

3.キーインについて
 

キータッチの時にやはりカシャカシャという軽い素材を叩いている感触と、その音はどうしても有ります。また、これは折りたたみキーボードに限らずいえることでしょうが、キー配置が通常家庭で使い慣れたものと違うため、それに伴うストレスは多少は有ります。しかし、使用シーンを考えてみるとそのどれもが問題にならないことが分かります。

まず、音について。私の場合使用場所としては、カフェやファーストフード店、移動中の新幹線や機内がほとんどです。そのどれも周りのノイズを考えれば全く問題なし。 次に感触についてですが、冒頭に述べたような「一発でターゲット文字にたどり着けないストレス」から1文字ごとに解放されていると思えば、トレードオフでも十分キーボードの勝ちです。



4.キーインについて ー 女性特有の悩み
 

ところで冒頭書いたように、このiPhone入力ストレスは実は女性ならではの悩みも関係しています。それはネイルです。

一般のキーボードでも、最近はキーの間隔を大きくしているものが多くなってきました。女性のネイルがキーの間に入らないよう、またネイルが別のキーに当たってしまわない構造になっています。つまり、その動向にも見られるように、キーインのストレスを多くの女性が感じているということです。


そんな中でのiPhoneの使用感を考えてみて下さい。iPhoneのタッチスクリーンのキー表示はとても小さく、ネイルが邪魔して自分の指先が実はどのキーをタッチしているのか正確には見えません。


また、男性に比べて手の大きさが小さく指も短い事から、片手入力では特に真上からの正確なタッチにならず、指の側面でのタッチを余儀なくされます。そのため、何度ヒットしても思うところにタッチ出来ない…ということが(少なくとも私は)頻発していました。

残念ながら、折りたたみキーボードの本来の目的(持運び重視)のため、キーボード間隔を広くとる事は出来ていません。それでも、タッチパネルから解放され、一発でターゲット文字にたどり着ける事で、タッチスクリーン上で感じていたメインストレスは一気に解消さるということがおわかり頂けると思います。

 

5.実際の使用方法
 

iPhoneの充実機能を考えれば、キーボードが有ればほぼPCと変わらない作業が出来ると言っていいでしょう。ですが、私の場合は画面の小ささも有りますし、やはり複雑な作業はPCに任せる方がストレスが無いと言うことで、もっぱら入力作業に使っています。

以前は、家で作業がはかどらないとネットブックを持って外出することも多かったのですが、やはり重いのがネック。入力出来ればいいと割り切るのであれば、PCは必要ありません。そこへこのキーボードの出現は、私にとってはとても大きな意味がありました。

たとえば、今回のこの記事も前半はスタバでiPhoneに入力しました。また、翻訳原稿を持ってとにかく他の誘惑にさらされることなく、ガーッとカフェで作業するということもあります。翻訳作業に限って言えば、ある程度のリサーチや辞書引きはiPhoneですから問題なく出来ますが、ネットサーフィンするには画面も小さくストレスなため、誘惑に負けていらない情報にだらだら時間を費やすこともありません。

 
左:折りたたんだ本体とケース 右:本体を広げたところ

使用する場所は前述の通りカフェ、新幹線、機内等がほとんどですが、機内を除いてほとんどがWiFiの利用できるスポットです。
入力した文書をもっぱらEverNoteに保存して同期させるためです。もちろん3Gでも問題ないですが、wifiがある方が検索も速いしiPhoneの電池も食いません。また、こうしておくと途中で終わってしまった文章も、帰宅してPCを開けばストレス無く続きの作業を開始することが出来ます。



いかがでしたか?iPhoneやスマートフォンを持つ人がこれからどんどん増加してくると思います。
充実した機能をさらに快適に使いこなす事を考えれば、PCに準じた入力機器が利用できるメリットは非常に大きいと思います。個人的には大変オススメです。
皆さんの意見も是非お聞かせ下さい。

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