昨年のコロナ禍で、エージェントから資料の電子化についての打診が相次ぎました。私は一部のエージェントには紙資料の送付は基本的になくても良い事を告げていたこともあり、電子データでの資料提供に特に不都合を感じた訳ではありません。しかし、スケジュールや分担票など現場・リモート関係なくすぐに手元に欲しい資料は自宅で印刷していましたし、枚数が少ない時にはこれ迄の慣れもあり印刷して準備することがまだまだありました。その為、流石にこの連絡が各社から来た時には「ついにデジタルトランスフォーメーション(DX)の波が通訳業界にも押し寄せてきたか…」と感じたものです。
そうなってくると、より効率的に資料を扱える事は準備負荷を軽減するのにはとても重要になります。今回ご紹介するのは、昨年秋にはその存在を知り、使い始めてまだ数ヶ月程度ですが随分とお世話になっている機能です。
文章で紹介するよりも、動画で紹介する方が早いと思いネット上の紹介動画を探したのですが、適当なのが見つからないので自分で撮影してみました。
Apple社の説明ページはコチラ【手順】
条件:開けるファイルはPDF。*サイズが大きいものは稀に開けない事があります。
- Mac上のFinderに対象のPDFファイルを表示し、カーソルを合わせて選択状態にする。
- 選択状態でスペースキーを押すと、クイックルックモードでPDFファイルが開かれる。
- クイックルック画面の右上メニューにあるマークアップ(ペン先のアイコン)をクリック。
- 同じiCloud IDのデバイスであるiPadに同じPDFファイルが開く。
- iPad上で通常編集するようにApplePenを使い書込むと、リアルタイムでMac側のクイックルック表示に書込み編集が反映される。