2013年4月9日

スポーツ通訳の涙

DeNA・ラミレスの通訳、関根一途さん感涙
サンケイスポーツ
 4月7日(日)7時0分配信
 


このニュースを見た方も多いのではないでしょうか?

横浜ベイスターズで見事2000本安打を達成したラミレス。そのお茶目な人柄でジャイアンツ時代からファンに親しまれていた…などと言うことは、野球音痴の私でも知っているその彼。先日、2000本安打を達成したその記者会見に同席した通訳の関根さんが、記者会見中に感極まって涙した場面がありました。関根さんは、ラミレスについてきて欲しいと言われ巨人から一緒に移籍した方だそうです。

翌日朝の、フジテレビ「特ダネ」でもこのシーンは放送されていましたが、司会の小倉氏が「通訳さんも嬉しかったんでしょうね~」とにこやかに軽く言うのを聞いて、ニコニコしながらテレビを見ながら「あなたには分からないわよ~ん、うぇ~ん!」と思い、直後に私も感極まってテレビの前で涙してしまいました。

特にこの部分…

ラミレスが「自分は接する人を厳しく選んでいるつもり。彼は自分を助けてくれる。ときには通訳であり、ときには友だちでもある」と述べた感謝の言葉を自ら通訳したときだった。


以前、「究極のインハウス-スポーツ通訳」として書きましたが、スポーツ通訳者は通訳対象との距離感が全く違います。時には通訳以上の気遣いや物理的な支援が必要になることもあるでしょう。そんな風に選手と生活や戦いをともにする中で、普段全くの当らない自分の働きを、記者の方々の前で労って、そして達成したことを一緒に喜んでくれる姿勢に感じる感謝の気持ち…。涙を以て以外に表せないでしょうね。

これを見ていた、スポーツ通訳者の方々の中にはきっと同じように感じた方も多いでしょうね。多くの方の励みになったと思います。私も励まされました。

ラミちゃん、ありがとう!

広島通訳 Tea Salon を開催します

例年、3月の決算締め月に向けて皆さん予算を使い切ろうとなさるのか、2月中旬から通訳業界は多忙を極めます。そんな中、 なんとかかんとか確定申告を終わらせて、週末にほっと一息ついているところです。 このブログのオーナーである私は、今でこそ東京住まいですが、出身の広島には頻繁に帰省して...