大学卒業後にパソコン通信をはじめ、Niftyのスキーフォーラムで遠く離れた人たちと知合い、信州のスキー場によく滑りに行きました。その頃通信のために私が使っていたのは富士通ワープロOASYSにモデムを付けたものでした。ダサい…感じでした。信州のスキー場でスキー仲間が使っているMacを見たのが、私のアップルとの初めての出会いです。何だか効果音もカッコイイし、デザインも洗練されていました。でも、当時の勤め先の関係でアップル製品を購入することはありませんでした。
次の出会いは、結婚後子ども二人を出産後ずっと家にこもっている時期でした。自宅には自分のホームページ編集(ブログという言葉がまだ無かった)の為のマシンが有りましたがWindows95。処理速度に不満が募っていた時期でした…というのはウソで、TVコマーシャルで見るiMacがカワイクて、どうしても欲しかったのです。買ったのはマゼンダ(オレンジ)。狭い賃貸の畳の間に、何だかチョコンとかわいらしかったのを覚えています。でも、残念ながらiOSに慣れる事ができませんでした。仕事も含め長い間慣れたWindowsを自分の中から消すことができず、結局Windowsエミュレーターを入れて使っていた…という残念なMacユーザー(?)でした。
そして、昨年iPhoneを手にします。もう今度は手放すことができません。さらに、今年5月にはiPad2を購入。今はこの2つがないと仕事になら無い状況です。
でも、我が家にはこれ以外にリビングには初代iPadが随分前から有りました。そしてMacBookもiPadといつも並んでおかれています。これを使っているのは実は子ども達。私は相変わらずMacBookは使えないのですが、息子は駆使しまくっています。テレビでセリーグの試合を見ながら、Macbookでパリーグの動画を見て、中継が無い試合はiPadでYahooのリアルタイム情報をチェックしています。寝っ転がって…。
あんまり息子が「アップルがいい!」というので(…と言っても息子も野球の動画検索などでもっぱらネットを使うことくらいしかできないのですが、笑)最近は「ちょっとアップル欲しいかも?」と思い始めていた私です。新しいiOSにもりこまれた、これまでとは違ったスクリーンインターフェースの考え方にもとても魅了されていたところです。
そう考えてみると、アップルへの憧れはもうずっと自分の中に長くあった…のかも?しれません。
カッコイイ!使いやすそう!なんかおもしろいことができそう!
Steve Jobs、そしてアップル社は、私のようなガジェット音痴にも、そんなイメージを植付けていたんだ…となんだか感慨深いのです。
彼に関する本は、今年読んだ2冊だけ。それ程彼の人となりをよく知っているわけではありません。でも、どちらの本も読んで元気になりました。スタンフォード大学卒業式のスピーチはあまりにも有名です。そして、聞く度に彼の「ことば」に心を動かされます。信念のある人、諦めない人のがんばる姿は、人を元気にするのかもしれません。私もそういう人になりたいと思います。