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2014年9月10日

「めんどくさい」こと

なんだか通訳もサービス業も貶めるかのようなこの言葉。
でも、時々耳にします。

「通訳なんて所詮はサービス業だから。」

仕事をしていて面白くない場面はもちろんあるし、周囲に100%自分の仕事を理解してもらうなんて、この仕事に限らず無理な話です。そういう言葉を耳にすると「なんか嫌なことでもあったかな?」「疲れているんだろうな」と思います。

その上で客観的に上記の言葉を考えるに、サービス業の要素の伴わないフリーランス職業はまずないと言っていいでしょう。「人付き合いが苦手だからフリーになった。」という発言も聞きますが、ビジネスのインターフェースは人です。私もけして人付き合いが得意な方ではありません。ですが、一国一城の主である以上サービス業的側面を避けて通る事は不可能です。そしてサービス業に求められるものは自分にとっては「めんどう」なことのオンパレードじゃないでしょうか?

サービス業から想起されるものの対局にあるのが「ビジネスライク」という言葉かもしれません。この言葉にはまるで事実とデーターだけで淡々とやりとりが進むイメージがあリます。しかし、そこに人間が介在する以上、けして人間的なコミュニケーションを全てそぎ落として成り立つものではないと思います。

追求しているのはビジネス面での効率性であり、ビジネス効率向上を目指す上で「お互いが気持よく仕事できる環境に気を配る」ことはビジネスライクの一つの側面であるはず。

私もめんどうなことは嫌い。だけどめんどうなこと好きな人なんてそもそも居ないはず。みんな思っていても言わないだけじゃないでしょうか?

「所詮はサービス業だからめんどうなこともやらなきゃね。」という含みはなんとなく寂しい。翻訳や通訳はよく腕一本(技術だけ)で稼いでいる…という風に自ら言う人もいるし、周囲からもそう見られがちです。でも、必ずしもそうでないこと、もし気づいていないならとても残念なことです。

技術があるし業界に貢献しているから、知らない相手に今更あいさつなんてしない。
「めんどう」だから…
納期だから納品を受けた訳で、特に受領連絡しない。
「めんどう」だから…

これらの例ですら、人間関係が一旦出来上がってしまえば何でもないことかも知れません。でも、よくわからないうちはちょっとした気遣いの無さが「あれあれ?」という感覚につながる事があります。

最近こんなシーンを目にすることが続き「めんどうが嫌い」とわざわざ公言する人には「『めんどう』をかけると『めんどう』なことになるから、つまり自分に近づくなとサインをだしているのかも…」と、少し深読みしてしまう癖がついてしまいました。

疲れているのかもしれません(笑)疲れてくるとついつい「めんどうだな」と思っている自分がいます。日頃、自分とかかわる人が考えてくれている配慮を、ありがたいと感謝しつつ、少し疲れ気味な「めんどうな誰か」の気持ちを受け止められるくらいのココロの余裕が必要だなと思います。あるいは、そんな「『めんどうビーム』をはねのけるくらいのタフさ」が必要とも言えるかもしれません。

タフになる。疲れない。めんどくさがらない。
そのためにできる事ってなんだろう?
管理項目が山盛りすぎてちょっと疲れてきました。

あ〜めんどう。
いかんいかん…