2012年12月10日

黒子の裏の顔 Interpreting Xmas- Give Me The Words.

通信機器が発達し、電話会議やテレビ会議システムが随分と普及してきましたが、それでもまだまだ通訳という仕事の多くは、通訳サービスを受ける人のいる現場に出向いて行うことがほとんどです。移動のためには新幹線や飛行機も頻繁に使います。

ふと考えると、私は昔から飛行機や飛行場の雰囲気が好きでした。海外にはじめてでたのはかなり遅かったのですが、憧れの飛行機と巨大な飛行場に胸躍らせたことは忘れられない思い出です。そして今、その飛行機を移動手段にして飛び回る仕事をしていることに、改めて合点がいきました(笑)


 

そしてそんな旅支度のシーンからはじまり、沢山の通訳者の表情をとらえたこんな動画を見つけました。

BGMも青い感じのボサノバで、絶妙に通訳中に経験する悲哀を表現している気がします(歌詞がまたいい!笑)。そして、通訳者の表情が豊かなことに驚かれたのではないでしょうか?「どんな内容の通訳をしているのか?」「今スピーカーがジョークを言った?」など多くのことが想像されます。

もっぱら「通訳者は黒子」と呼ばれます。確かに、ブースに入ってしまえばオーディエンスの前に出ることはありませんから全くの黒子といってもいいでしょう。でも、黒装束の向こう(?)で、通訳はこんなにも表情豊かに、困ったり、苦しんだり、そして時にはスピーカーの会話を楽しんだり、納得したりしながら仕事をしています。

広島通訳 Tea Salon を開催します

例年、3月の決算締め月に向けて皆さん予算を使い切ろうとなさるのか、2月中旬から通訳業界は多忙を極めます。そんな中、 なんとかかんとか確定申告を終わらせて、週末にほっと一息ついているところです。 このブログのオーナーである私は、今でこそ東京住まいですが、出身の広島には頻繁に帰省して...