2026年2月26日

明けましておめでとうございます

2026年
明けましておめでとうございます
本年もよろしくお願いします

 

 …と始めてみましたがすでに本日は2026年2月も下旬です。ブログ投稿はコロナ禍前後から生存確認できるレベルでできていればいいか…と怠惰を決め込んでおりましたが、今年の正月はご挨拶もないままだったので「おい、宮原は生きているのか?」とご心配をおかけしたかもしれません(多分かけてない)。本日時点、元気でやっております。その上、今年は確定申告書類の準備を整えすでに税理士さんに引き継ぎを終えました。今年は早かったはずだと昨年の記録を確認したところ、ほぼ同じ時期に引き継ぎが終わっていて、ブログの放置がただの怠慢だったことが改めて証明されてしまいました。残念。そんなこんなで遅きに失してしまった新年のご挨拶になりますが、昨年を軽く振り返り本年の展望について考えてみたいと思います。

 個人的なことを振り返ると、昨年は実家の親の病気の発覚や怪我からの介護対応が相次ぎ、広島往復が例年になく多い年になりました。介護問題では受入施設の決定まではしばらく滞在することを余儀なくされる場面もあり、延べ二ヶ月以上は広島に滞在していたと思います。急遽の対応が必要になった際、直近の仕事を1ヶ月分全てお断りせざるを得ない状況になり、エージェントさん数社にご迷惑をおかけしてしまいました。ですが、一番多くご迷惑をおかけしたエージェントさんでも理解して本当に快く案件を引き取って下さり、心から感謝しています。

 考えてみれば、恐らく私はフリーランス通訳者の年齢ボリュームゾーンにいる訳で、現場でご一緒する方ともそういう話題が増えた気がします。介護問題にどう向き合うかはそれぞれの家庭の事情で異なるので「こうするべき」という正解がありません。だからこそ、渦中にいる人はそれぞれ話したいし話を聞いてほしいという気持ちも強くなるのか、仲間内でもそんな話が数多く聞こえてくるようになりました。

 私の介護問題は昨年に比べると今はすっかり落ち着いているのですが、コトにあたるにはいつも手探りで進まざるをえない状況なので今年も引き続き行き当たりばったりなりに対処していくことになりそうです。それでも「自分がいつかいく道」と考えると、軽く考え適当に片付けてしまうことは難しくあれこれ迷い悩みながら進むしかないと腹を括っています。


 そんな一年ではありましたが、通訳翻訳の仕事はできる事をできる限り努めてきました。とはいえ、翻訳の打診は明らかに減少しました。もともと翻訳は直取引のお客様に限定して対応しており多くはなかったのですが、生成AIの進化が大きく影響しているのは間違いないと考えています。実際、一昨年からDeepL、ChatGPTを使いはじめ、昨年はGeminiやClaudeも試したりしましたが、両言語の基本的な運用能力がある人が翻訳を目的に使う分には相当高いレベルのアウトプットができると感じています。

 そして通訳業務についても、感覚的には、介護問題に加えて複数の直案件の引合いが無かったため減少したように感じていました。ですが確定申告で売上を締めて見ると昨年からほぼ横ばいでした。コロナ禍でリモート通訳が根付き、広島でも仕事ができた事も一因だと思います。また、複数の海外直案件も売上維持に大きく貢献しています。これまでも海外案件の問合せは不定期に年間を通じて受けてきましたが、昨年はその打診ペースが上がり、さらに海外エージェントではなく一般企業からの打診が増えました。海外拠点のお客様への初回対応では必ず、100%前受金支払いに同意いただくか、補償してくれる日本のパートナー企業があることを条件としています。発注側としては決して低いハードルではありませんが、それでも業務につながるケースが確実に増えてきました。個人事業主でも直接お客様とつながれることを目指して15年前に自作のウェブサイトを公開しましたが、ここにきてそれが当初目指した形で「普通の事」になったと感慨深いものがあります。


 今年はさらに生成AIの技術が私たちの仕事や生活のより深いところに入り込む事になるのでしょうか。通訳業務以外の事務処理をどれだけAIの力を借りて効率化しストレスフリーにするかを今年の目標にしました。まずは、苦手な帳簿管理から少しずつ進めているところです。

 通訳業務については、実は最近聞いた話ですが、客先でスマホで起こしたスクリプトをそのままPCに連携して機械翻訳にかけ逐次通訳でそれを読み上げる通訳者がいるそうです。個人的にはウンザリする話ですが、それで済む現場(人間通訳者を必要としない)ならお客様みずから同じ手法で会議対応するようになる未来は近いという事でしょう。

 私自身はAI翻訳・AI通訳と競争することは考えていません。AI技術が対応できることは加速度的に広がるし同じ土俵で戦っても仕方がないと感じています。お客様がそれでも通訳者を雇う意味を自分なりに考え、技術的には少しでも自分が思う理想のレベルに近いものが提供できるよう、それ以外では少しでも安心して信頼してお任せ頂けるよう、今年も誠心誠意努めていきたいと思います。


本年もどうぞよろしくお願いします。


宮原 美佳子
ピースリンク通訳事務所 代表通訳翻訳者

明けましておめでとうございます

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