2012年5月2日

12.久々の講師業

「通訳学校では教えてくれないコト」というコラムをブログで書いている張本人の私が、通訳学校で教える事になりました。

実は、地元の通訳学校の4月期の通訳コースで教えることが決っています。4月には数回分の教材が自宅に届き、いよいよはじまるなぁ~という気分が盛り上がってきていたのですが、4月末に仕事が押していたためなかなか準備に取りかかれずに時間が過ぎてしまいました。

教材の袋を空けてみてビックリ、今も変わらずカセットテープが使われているようで、とりあえずこのカセットテープの音声データをデジタルに変換するところから準備開始といった感じです。

以前通訳学校で教えていたのはかれこれ10年以上も前になります。受け持っていたのは、英語をブラッシュアップするための下の方のクラスと通訳入門クラス、そして企業研修で市内の大手企業でも教えていました。


通訳としての経験も10年前…ということを考えれば、よくやらせて下さったなという気がします。毎回全力で準備をしていたため(せざるを得ないほど技量レベルが高くはなかったということもあるでしょうね。笑)レッスンが終わるとフヌケ状態でした。通ってくる生徒さんも、高額投資をしてまで学びたいという方々ですので、そういった生徒さんのエネルギーに負けないだけの準備は必須でした。
 

とは言え、当時教えていた学校は私の出身校でもあり、その学校の通訳訓練メソッドには精通していた為、あまり躊躇無くそのメソッドや私が教えて頂いていた講師のやり方を踏襲してレッスンを進めていたように思います。

10年以上がたった今、教材を前にして「以前のやり方でもいいのか…?」と自問自答しています。実は、今回教えるのは出身校ではない学校で、教材は提供して頂いてますが、教え方については多くを私の裁量に任せていただけます。結論は「当時はなかったフリーランス通訳としての経験を活かしたレッスン」をするということになりました。さぁ、これを具体的に落としていくのが大変(笑)

ただし、生徒さんが将来通訳になりたいと思ってきている方々ばかりでないような気もします。経済状況が悪い中、近年一般的に通訳学校の生徒数は減少の一途を辿っています。こと地方に限って言えば、スキルを付けたところでそれを活かす市場が無いことが、その傾向に追い打ちをかけているようです。

レッスン冒頭では、受講者の進路希望を確認しながら進めた方がよさそうです。ただし、おそらく私のレッスンを受講することになる方でこれを読んでらっしゃる方もいると思いますが、もしあなたの希望が「通訳」でなくてもあまり気にしないで下さい。私がフリーランス通訳として得た経験は、必ずしも通訳でないと役に立たないというものでは有りません。

教える内容のバランスは適宜様子を見ながら調整していきますが、毎回自分自身でテーマを決めて、皆さんにそのテーマについてのメッセージを持ち帰ってもらえるようなレッスンを目指します。

…と自分でハードルを上げてみた(爆)