2012年12月26日

広島県警察民間通訳者研修会レポート



沢山の方にアクセス頂いたポストでしたが、事情により非公開にいたします。レポート内容について知りたい方は、個別にお問い合わせ頂ければ可能な範囲で対応いたします。広島県警察民間通訳者について知りたい方は、広島県警通訳センターへお問い合わせ下さい。
よろしくお願いします。

2013年1月16日(水)

宮原 美佳子
ピースリンク通訳事務所 代表

2012年12月23日

広島通訳翻訳新年会のお知らせ

広島で通訳翻訳の新年会を開催いたします。既に、上記 Upcoming event! でご案内の通り…なのですが(笑)

昨年はIJET23(日英英日翻訳者国際会議)を広島で行ったこともあり、今まで知らなかった広島近辺の主に翻訳者の方と知り合うことができました。普段、自宅あるいは会社PCの前で孤独な作業をしている翻訳者だからこそ、たまに会って仕事の苦労や喜びを分かち合える仲間は貴重です。

残念ながら、通訳者の参加はまだあまりないのですが、通訳の方はもちろん、英語に限らず他言語の方も大歓迎です。ちなみに、既に参加表明頂いてるKatrinさん(IJE23運営委員会のメンバーの一人)は、ドイツ語翻訳をなさっていて、翌日には東京でJATのTAC(Tokyo Activity Committee)主催の多言語翻訳に関するイベントで講師をつとめられます。

一方で、通訳翻訳を学校に通いながら勉強されている生徒さんも大歓迎です。通訳翻訳は確かに技術あっての職業ですが、フリーランスでこの職業を目指す方であれば、横の繋がりはとても重要です。業界一般についての情報交換のみならず、地方独特の業界情報を仲間達から得られるネットワークは是非とも確保しておきたいところ。

キャリアについて悩んでいる人であれば、既に翻訳通訳で活動している人たちは、みんなその同じ道を歩んできた先輩です。気後れせずにドンドン参加して下さい。

多くの方の参加をお待ちしています!

新年会で2013年をノッケから盛り上げる in 広島

日時
2013年1月11日(金) 18:30~

場所
Restaurant&Bar 独
広島市中区薬研堀2-11
セントラルゲート6ブロック

表題のリンクをクリックするとTweetviteに飛びます。
FacebookかTwitterのアカウントをお持ちでしたらどなたでも登録できます。
どちらもお持ちでない場合は、私に直接メールでご連絡下さい。

2012年12月20日

EU、単一特許制度を導入へ 翻訳費用など削減

かなり長引いた議論で、やっと…という感が強い当事者も多いのかも知れません。特許翻訳を専門にする方や、少数ヨーロッパ言語の翻訳者には影響が有りそうですね。

EU、単一特許制度を導入へ 翻訳費用など削減
2012/12/12 10:30

 【ブリュッセル=御調昌邦】欧州連合(EU)は11日、2014年に単一の特許制度を導入する方針を正式に決めた。企業や個人が英語、フランス語、ドイツ語のいずれかで申請すれば、ほかの国でも特許を認める。これまでかかっていた翻訳や各国での手続きなどの諸費用が約7分の1になる。

 欧州議会が11日に単一特許制度を承認し、1960年代に検討が開始された議論が決着した。今回の決定ではイタリアとスペインが自国の言語での申請が認められずに反対したことから、当面は両国を除いたEU25カ国での制度となる見通し。

 これまでは欧州特許庁(EPO)から特許を取得したうえで、発明品などを保護したい国ごとに翻訳や必要な行政手続きをする必要があった。手続きの簡略化により約3万6千ユーロ(約385万円)かかっていた費用が約5千ユーロで済む。米国(約2千ユーロ)に比べると依然として割高だが、一気に差が縮まる。欧州委員会は単一特許制度の導入により、欧州での特許申請件数が増えるとともに、費用削減で欧州企業などを支援できるとみている。

日本経済新聞

世界初マンガ翻訳公式コンテスト「Manga Translation Battle 2012」

翻訳にも本当に色んな分野があります。マンガ翻訳は未知の分野ですが、最近は大型書店へ行くと洋書コーナーに堂々と「洋書マンガ」が並んでいます。そんな中、こんなニュースを見つけました。

世界初マンガ翻訳公式コンテスト 受賞上位は北米在住者が独占
2012年12月16日(日) 01時27分

日本マンガを題材に、世界に向かってその翻訳を募集、それをコンテスト形式で競ったのが、「Manga Translation Battle 2012」である。“世界初マンガ翻訳公式コンテスト”を謳い、今年7月にスタートした。コンテストは日本のマンガ出版社39社が参加するデジタルコミック協議会が主催、そして文化庁のメディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業が協力する。マンガの国際交流を活性化させるプロジェクトである。
コンテストは、主催者から『チョコレートコスモス』(春田なな著/集英社)、『コッペリオン』(井上智徳著/講談社)、『神童』(さそうあきら著/双葉社)が課題として出された。日本から日本マンガのデジタル公式配信するマンガポータルJMangaを中心に実施した。その結果が12月13日に発表された。

受賞者は、大賞/作品優秀賞賞に『チョコレートコスモス』(春田なな 著/集英社)を翻訳したカナダ・トロント在住のmimizuさん、作品優秀賞に米国オハイオ在住Amanda Haleyさん、同国サンディエゴ在住のpinkie-chanさんである。さらに一般読者からのオンライン投票(有効投票824票)から神奈川県在住のSawa Matsueda Savageが読者投票賞に選ばれた。
mimizuさんは、副賞として2013年2月に東京で開催される文化庁メディア芸術祭開催中に予定するシンポジウムに招待される。このシンポジウムは、2013年2月21日18時半から20時半まで「海外における日本マンガのいま」(仮題)として予定されている。詳細は、後日、Facebookページで、告知される。

今回のコンテストは世界に向けとしたが、結果的には作品優秀賞は3名とも北米からとなった。これはコンテストの運営基盤となったJMangaが、まず北米向けのサービスからスタートしたことも反映していそうだ。同時に英語のマンガの翻訳者、読者は、北米に厚みがあることを示している。
もともと「Manga Translation Battle 2012」は、マンガ文化の海外普及の基盤となる優秀な翻訳家の発掘・育成を目的としているとみられる。海外へのマンガ文化発信の強化が言われる中で、今後そのニーズはさらに高くなるだろう。今回は、行政(文化庁「メディア芸術情報拠点・コンソーシアム構築事業」)がその支援をする。コンテストの開催を通じた、英語翻訳の拡大効果は小さくないに違いない。

しかし、本来であれば、日本マンガの読者人口の多いアジア、ヨーロッパ地域の言語でも同様の取り組みが望まれる。「Manga Translation Battle 2012」には、少なくないプロジェクト資金が必要とされるだけに、なかなか厳しい課題ではある。しかし、英語以外の優れた翻訳者のニーズこそ、今後さらに拡大するとみられる。コンテスト以外のかたちも含めて、今後の取り組みが期待される分野だ。

「Manga Translation Battle 2012」

大賞/作品優秀賞
Mimizu (カナダ トロント州在住)
作品優秀賞
Amanda Haley (米国オハイオ州在住)
pinkie-chan  (米国サンディエゴ州在住)

読者投票賞
Sawa Matsueda Savage (神奈川県)

授賞式・シンポジウム
日時: 2013年2月21日 18:30~20:30
場所: 六本木ヒルズ アカデミーヒルズ
『海外における日本マンガのいま』(仮題)
http://www.facebook.com/jmanga.official/app_260529577390869

デジタルコミック協議会
http://www.digital
ジェイマンガ
http://www.jmanga.com

以前、World Mobile Congress2011へ仕事で行った時に、コンテンツバイヤーの方とお話する機会がありました。その方によると、日本のマンガ(番組/動画)にはヨーロッパでもアメリカでも熱狂的なファンがついており、日本で放映されるとすぐに欧米でも動画が流れてしまう…そうです。もちろん、ほとんどが著作権をクリアせず非合法な公開になっているとか。

中でも、アメリカへの動画流出のスピードは飛び抜けており、日本の放送翌日には熱狂的なファンが英語字幕をつけてネット公開してしまうそうです。アマチュアのつけた字幕が視聴に耐えるモノかどうかは別にして、そういった事実があるためになかなかマンガ(動画)の日英翻訳がビジネスとして成立しないということの背景がここにある…と伺いました。

このニュースの例は動画ではありませんから少し事情が違うかも知れません。しかし、業界団体がいち早くこうした動き、つまりこうしたイベントを通じて一般に「価値ある分野であることを知らしめる」活動をすることで、一定の翻訳価値を守る姿勢は評価できると思います。

2012年12月18日

法廷通訳の仕事に関するアンケートのお願い

静岡県立大学法廷通訳研究会の高畑先生(フィリピン語通訳)より、法廷通訳経験者に対するアンケートの依頼がありました。経験者の方はご協力頂ければ幸いです。主旨他のアンケート情報は下記の通りです。
「法廷通訳の仕事に関するアンケート」
(回答可能期間~2013年1月31日まで)

目的:
法廷通訳人の労働環境の改善
「訳しやすい」日本語表現の研究

所用時間:
約15分

アンケート回答方法:
件名を「法廷通訳アンケート」としコチラへメール送信。(不明点質問等あれば合わせてご記入下さい。)折り返しアンケート入力用URLを送信しますので、回答をお願いします。

集計結果:
3月末に公表予定。回答者へは印刷物PDFファイルで集計結果報告書が送信されます。

無記名でも回答できますが、郵送先を記入していただけますと図書カード1,000円分をお送りしています。これは日本でおそらく初めての法廷通訳者対象の数量調査になると思われ、全国で100150名のご回答をいただければと考えています。集計結果は統計的に処理しますので、ご回答者様のお名前が出ることはありません。

2012年12月16日

16. 仕事の準備の仕方(レセプション編 その2)

前回からの続きです。

注意点4
司会者とゲスト、そして通訳の立ち位置を確認する。
レセプション通訳は逐次通訳が常です。つまり通訳もマイクを持ち注目される立場になります。進行を妨げない自分の立ち位置でありながら、司会者とゲストがよく見えるごく近い位置に構えるのが自然でしょう。

この時主催者側が慣れていない場合には、司会者ゲストの遙か後ろ側の暗いところに立つように言われてドッキリすることも珍しくありません。何しろ「通訳は黒子」と一般的に言われているようですから。

ですが「経験からこういう立ち位置でさせて頂く方が、オーディエンスから見たときにも自然です。」と、やんわりとレセプションゲスト全体を考慮しての配慮がある提案だということをアピールしてみて下さい。

あるいは、舞台袖の見えないところに机を構えて、そこから音声のみの逐次通訳を求められることも有るかもしれません。これは主催者の意向であれば致し方ないこともあります。しかし、余程なれているプロの司会者が回しているのでない限り、ついついそこに居ない通訳の存在と必要性を忘れてどんどん進行してしまうケースがあります。この辺りの判断は、現場の様子と主催者の意向を確認しながら行うしか無さそうです。 


注意点5
個別のスピーカーと詳細を打ち合わせ下記の確認。
固有名詞(個人・団体・施設・賞名等)-英日正式名称
カタカナ読み
どんなに素晴らしい原稿が出ていても、必ず直前に挨拶する方、スピーチする方には会ってお話を伺いましょう。その際「原稿に変更ありませんか?」と聞くと「ありません。大丈夫です!」と大抵の方はおっしゃいますが、大抵ウソです(笑)

もっと具体的に「言及されるのはAとBですね。その他の具体例や個人団体名、受賞の記録など紹介、出されることはありますか?」と聞いてみましょう。必ず「そういえば…CもDも、それからEもありました!」といってどんどん出てきます。その際、上記のスピーカー氏名の確認と同様、日英正式名称とカタカナ読みを確認しましょう。


注意点
メモ用紙とは別に「その3」「その4」のまとめ確認リストを作る。
実は私はこれで駆出しのころに失敗したことが有ります。直前の打合せで焦っていたためか、事前作成済のリストに書き足すのではなく、メモ取りように持っていったノートパットに記入してしまい、訳出の時にノートパットを前後にせわしなくめくりながら冷や汗もので通訳しました。そんなドジなことをする人はいないかもしれませんが…念のため。

実はこれはまだ試していないのですが…
最近iPadminiを購入しました。iPadminiくらいの大きさのタブレット機器にそうしたリストを表示させて舞台上に持って上がるのはいいかもしれません。緊急時には簡単に調べ物もできるし、その他の資料をさっと取り出すことも可能です。立って通訳するときに紙の資料を何セットも持っていることは非現実的です。使っていないときには、メモ台としても使えそうです(笑)

注意点
レセプションそのものの空気にのって訳出(エンターテイン)する。
あとは本番です。通訳が必要以上に一人エキサイトしてしまうのは頂けませんが雰囲気をぶちこわすようなお通夜から出てきたようなトーンのパフォーマンスは頂けません。(追悼などそういう場であれば勿論話は別です。)舞台に上がり、マイクを握っている限り「通訳は黒子」ではありません。しっかり自分もスピーカーのペースを引き継いで通訳自身も楽しんで通訳できれば、本当は特にエンターテインすることを意識しなくても上手く行くはずです。そのためにもしっかりした準備が重要です。

以上が7つの注意点でした。ご存知の通り、個別案件毎に事前に想定される状況はいくらもあります。もちろん、経験で得られる知識として準備をすることができれば確実です。しかし、準備段階ではレセプション関係にかかわらず、どれだけ想像力を働かせて準備ができるかが鍵です。ですから「はじめてだからできない…」という言い訳は、想像力を働かせる事ができれば不要です。

ぜひ、未経験者も参考にしてチャレンジして下さい。誰にも必ず「はじめて」があるのですから!


2012年12月15日

16. 仕事の準備の仕方(レセプション編 その1)

以前の記事にも書いた広島開催の国際アニメーションフェスティバルの仕事で、舞台通訳以外にレセプション通訳を久しぶりに行いました。今回のアニメフェスのサイドイベントとしてノルウェー大使館主催で開催されたレセプションでした。少し時間が経ってしまいましたが、レセプション通訳の準備の仕方について紹介します。が、特に気をつけるべき点だけを幾つか上げてみます。

注意点1
欲しい資料は具体的に依頼する。
司会者氏名、出席者氏名と肩書き、進行表、主催者、来賓、協賛企業等
資料入手、リサーチについては、特に他の通訳準備と変わることは有りません。資料請求はエージェントさんに「あるもの全部下さい!」と言うしかないでしょう。そうすれば普通に、レセプションの目的、司会者氏名、進行表くらいのものは普通に出して頂けるはずです。でも、出てこなければ具体的にそれらを挙げて依頼してみましょう。一旦資料がでたら、リサーチもは常識的にやっていれば問題無いはずです。


注意点2
国際会議、祝賀会、授賞式、就任式等の特定の状況設定での言い回しを事前に勉強しておく。
日本語でもそうであるように、セレモニー的な要素のある場ではある程度の決った言い回しがあります。例えば
「ただいまご紹介にあずかりました宮原美佳子です。」
これはそのまま訳せば”
× "My name is A, as has been mentioned in my introduction."
くらいになりそうですが、英語ではこうは言いません。
 "Thank you for your kind introduction."
○ "I appreciate/Thank you for your kind words of introduction."
というのが英語では一般的です。

実はこれを勉強するには私が通ったインタースクールがスクール生対象に出している「会議スピーチ表現集」が非常に良くできています。スクール生だった方は必ずお持ちのはずです。是非引っ張り出して勉強しなおして下さい。一通り全て暗唱しておけば、ほとんどの場合には軽く応用することで対応可能です。

お持ちでない方の為に「会議スピーチ表現集」コンテンツだけご紹介しておきます。

1. 呼びかけのことば
2. 司会と歓迎のことば
3. 開会のことば
4. 話の冒頭及び結びに使われる表現
5. 紹介のことば
6. 紹介と歓迎に対する答礼
7. 敬意と祝いのことば
8. 表彰、記念品の等の謹呈のことばとその答礼
9. 就任と別れの挨拶
10. 哀悼のことば
11. 閉会のことば
12. 会を中断したり、終わらせるとき
13. まとめのことば
 
これらのテーマで想定されることばを一度自分で整理してみるといいでしょう。「ご来賓の皆様…」「乾杯のご発声を…」「宴もたけなわですが…」「ご歓談のところ…」「国際交流の架け橋に…」いくらでも思いつくセンテンスは出てくると思います。

こんな本を活用するのもいいかもしれません。

全てに目を通すことも大切ですが、代表的なセンテンスを徹底的に暗唱することをおすすめします。


注意点
司会者を含めたスピーカーの氏名とタイトルを英日両方(読み方含め)で確認しておく
レセプションでは短い時間の間に比較的多くの人が前に出てスピーチを行います。ですので、スピーカー氏名とタイトルを個別に確認してある程度まとめておかないと大変な事になります。

また、日本人以外の方のお名前は、どういうカタカナ読みを通称としておられるのかを確認しておくことも案外重要です。案外外国の方名前を聞き取ってそれらしいカタカナにその場で変換することは難しいことなのです。

ここは「名前の部分だけ英語読みすればいいのでは?」との考え方も有るかもしれません。ですが、出席している日本人が聞き取れなければ、彼等がその外国人の方に名前を呼びかけることができません。小さなことですが、レセプションという場を考えれば大切な配慮です。

事前にできるのは、個別のスピーチ原稿でも出てこない限りこの程度でしょうか。個別にスピーチ原稿が出てきているときには、「仕事の準備スピーチ編)」
「仕事の準備スピーチ編)追記を参考にして下さい。

そうなると後は、直前の打合せに賭けるしかありません。ですが、実際行事の予定は往々にして変わるものなので、事前にもらっていた進行から内容が大きく変わってしまったからといってショックを受けるのは止めておきましょう。精神的にマイナスです(笑)

ですがそのためには通常の仕事よりはかなり早めに会場入りして、主催者やゲストにアクセスできるチャンスを探れるようにしておきましょう。あるいは、エージェントに直前打合せについて話をつけてもらうようにお願いしておければベストです。

(続く)

2012年12月10日

黒子の裏の顔 Interpreting Xmas- Give Me The Words.

通信機器が発達し、電話会議やテレビ会議システムが随分と普及してきましたが、それでもまだまだ通訳という仕事の多くは、通訳サービスを受ける人のいる現場に出向いて行うことがほとんどです。移動のためには新幹線や飛行機も頻繁に使います。

ふと考えると、私は昔から飛行機や飛行場の雰囲気が好きでした。海外にはじめてでたのはかなり遅かったのですが、憧れの飛行機と巨大な飛行場に胸躍らせたことは忘れられない思い出です。そして今、その飛行機を移動手段にして飛び回る仕事をしていることに、改めて合点がいきました(笑)


 

そしてそんな旅支度のシーンからはじまり、沢山の通訳者の表情をとらえたこんな動画を見つけました。

BGMも青い感じのボサノバで、絶妙に通訳中に経験する悲哀を表現している気がします(歌詞がまたいい!笑)。そして、通訳者の表情が豊かなことに驚かれたのではないでしょうか?「どんな内容の通訳をしているのか?」「今スピーカーがジョークを言った?」など多くのことが想像されます。

もっぱら「通訳者は黒子」と呼ばれます。確かに、ブースに入ってしまえばオーディエンスの前に出ることはありませんから全くの黒子といってもいいでしょう。でも、黒装束の向こう(?)で、通訳はこんなにも表情豊かに、困ったり、苦しんだり、そして時にはスピーカーの会話を楽しんだり、納得したりしながら仕事をしています。

2012年12月9日

通訳者の服装

先日、こんな記事を見つけて何だかちょっと嫌な気分になりました。
Nikkei Business ONLINE
その仕事、しくじったきっかけは“つけまつ毛”です
あなたが空回りする原因は自分の中にある
記事の内容を私バージョン(笑?)で一言で説明すると
通訳は黒子であり黒スーツが基本。とにかく出しゃばってはならない。
(つけまつ毛のオシャレなんてもってのほか…!)
でしょうか。私は別に通訳者は必ず黒スーツを来ていなければならないと思っていません。お客さまが満足できるレベル(服装、パフォーマンス含め)で仕事をこなせている限りは問題ないと考えています。つまり、つけまつ毛(以下、ツケマ)であってもお客さまがことさらそれを問題と思わないのであれば、ツケマいいじゃないか!というスタンスです。

そもそもこの記事の通訳は「肝心の仕事ができなかった。」というところが問題だったわけです。(ツケマそのものが問題ではありませんでした。)そのできなかった事実を、即ツケマに結びつけてしまい「ツケマ通訳/オシャレな通訳は使えない」的なイメージをつくり上げてしまうのはどうかと思うのです。もし彼女が素晴らしい通訳をしていたら…?「あの通訳さんは美しくてファッションセンスがいい上に、仕事も素晴らしい!」と評判になったかも知れません(笑)

ツケマそのものを問題にしているのではなく、その意識を問題にしようとしているのだと解釈も出来ますが、以下の文章から私はもっと別の挑戦的なメッセージを感じます。「通訳のクセにオシャレなんかするな…」と。(ちなみに私はツケマはしません、念のため。不器用でつけるのもメンテもプロにお願いする必要があるので…面倒なのです。)
通訳の女性はつけまつ毛をしていた

そこにはマナーのレベルを超えた“気合い”や過剰な“見られる側”意識がある。自意識が強い。目立ちたい。そういう感情がつけまつ毛に手を伸ばさせる。

それは裏方としての通訳官の職業意識のズレを物語る。「私を見て!」という通訳って成立しない。
このライターの言い分は、彼女が言及している通訳については正しいかも知れません。しかし「裏方としての通訳官」とまで言いきってしまうのは果たして適当なことなのか?通訳はいつの場合も完全に裏方なのか?という疑問がフツフツと湧いてきます。

時には裏方にとどまらず、通訳が少しだけ前に出て双方の理解を整理したり、お客さまの意図を知った上で意識的に会話を方向付けるような言い回しを採用したりすることは珍しくありません。

プロに求められるのは違う図々しさ

「私は存在しないという前提で・・・」という身のひそめ方が、異なる言語の会話をさも会話風に成立させる。通訳を挟んだ仕事は何度か経験しているが、皆、黒服だ。手話通訳もまた黒スーツ。つまり黒子に徹しますよという意識がその色を慣例として選ばせている。

(中略)

「会話すべき方々の役に立てるよう、邪魔しないよう、彼らの背後に姿を消し、言葉のみ、図々しいほどに割って入って通訳する」のが通訳官の醍醐味ではないか。
知合いからかつて聞いたことのある女性通訳さんなのですが、テーマカラーはピンクで海外出張でも毎日違ったデザインのピンクスーツを用意して持っていくそうです。それでも彼女のパフォーマンスはピカイチであり、ピンクスーツはむしろ彼女のステータスのように語らえるそうです。「あ、あのピンクの通訳さんね!」といった感じで。

この記事では、手話通訳にも言及し彼等が黒スーツ基本であると言っています。ですが、そういう考え方がありながらも、手話通訳サービスを受ける側には「黒は目が疲れる。」という意見もみられるようです。

「通訳者を使う。」という言い方は一般的です。しかし「使う」という意識の中に「一緒に進めよう」という意識のあるクライアントとの仕事は大抵上手く行きます。会議で果たしたい目的を知った上で、通訳の合間に汲み取った意図を文化的に解釈しなおして、積極的にクライアントに伝えることも可能になります。

言葉の解釈とは常に主観的なものです。そして通訳者は自分の解釈をなるべく正しく伝えることに力を注ぎます。そのためにはいつも「会話すべき方々の役に立てるよう、邪魔しないよう、彼らの背後に姿を消し」ていては上手く行かないこともあるのです。

このあたり、以前にも「通訳は黒子か」という記事にも書いています

 
通訳現場はどれをとってもツケマが相応しくないか?」ということはさておき「通訳は裏方。裏方はオシャレなんかするな」的な乱暴な解釈につながりかねないこの記事の書き方に、なんとも納得いかない気持ちが残りました。


ちなみに、TPOに沿う形であればオシャレをするのは楽しいし、それで気分が上がればパフォーマンスが上がる…と言うことはあると思うのです。うーん、私だけ(笑?)

2012年12月8日

従軍通訳の苦境

以前、従軍通訳についての記事を書いて以来、ネット上にのる戦場で活動する通訳についてよくチェックするようになりました。というより、ネット上の通訳情報をチェックしていると、特に8月-10月にかけては従軍通訳がサービスした国に対して亡命するも、差し戻されるケースの報道が特に増えてきたと言った方が正しいかも知れません。これはその中で見つけた動画です。(埋め込みができないので、リンクからご覧下さい。)

KATHY McLEISH: Last year the United Nations Refugee Agency warned that the Taliban had ordered its supporters to "capture and kill any Afghan who is supporting or working for Coalition forces". It also it feared for coalition supporters such as Afghan interpreters. Australia's Refugee Review Tribunal made a similar finding that persons or relatives of persons perceived to be supportive of the Government of Afghanistan and/or international military forces were targeted and killed.

従軍通訳のその後についてかなり包括的に報道した数少ない動画だと思います。文書になった調査結果で、はっきりと協力した通訳者は即ターゲットとなるということに言及し、それについて報道しています。

実は以前Twitter上で下記のTweetを見つけずっと気になっていました。情報ソースがなかったのですが、この報告書を見て数字の正確性は別にしても、従軍通訳者が過度に危険な状況にさらされていると言うことは十分に理解できます。


2012年12月7日

15. 通訳学校では教えてくれないコト -仕事の探し方-

前回は「マーケットに飛込め」でした。次に問題になってくるのは「どうやって?」ということです。具体的には特に突飛なやり方ではなく、普通に職探しを淡々とするだけです。

例えば今日のYahooリクナビを使って「通訳翻訳/東京23区」とキーワード「通訳」で検索したところ49件がヒット、そのうち業務内容に実際通訳が入っているものだけを数えると(長期、中期案件で)10件ありました。リーマンショック以降案件数は減っていますし時給の下落傾向は否めませんが、それでも東京にはまだこれだけ派遣通訳の需要があるわけです。

ヒットした案件を見てみると、企業分野が多岐に渡っていることがわかります。私がフリーランスになって東京でペアを組ませて頂いた通訳さんの経歴をきいていると、主に経験を積まれた分野は以下の業界に分類されるという印象です。

某大手携帯電話会社 お父さんで有名…
某大手テーマパーク(関東・関西) テーマパークと言えば…

システムインテグレータ系企業(IT)
製造関連企業(主に自動車業界)
メディカル関連企業
生命保険関連企業


2012年12月5日

14. 通訳学校では教えてくれないコト -マーケットへ飛込め-

通訳になりたいと思ったときに考えられるキャリアパスはどんなものか…?意外と「通訳になる」と自分の志を定めた人でさえ、具体的にどう進むべきかが見えないと悩んでいる人が多いようです。

以前、小学生から受けた同様の相談ついての返信を紹介しましたが、もう少し踏み込んだ形で通訳のキャリアパスについて考えて見ました。既に、ある程度言語に精通し、通訳学校に通うなど、通訳になることを決めている人向けに、自分の経験を踏まえて私の考える「通訳のキャリアパス」をご紹介したいと思います。


進め?止まれ?
言いたいことはネタバレしておくと「現場の経験が通訳を作る。」と言うことです。でも実際には現場に出ることを恐れる人が多い。「自分の実力はまだまだなので現場には出られません。」という人すごく多いのです。

でも、そもそも誰があなたの実力レベルを「現場に出ることができますよ。」と判断してくれるのでしょう?

2012年11月26日

10 Tips for Working with Language Interpreters

一般に通訳と翻訳の違いやその内容についてはよく理解されていないことが多く、通訳翻訳者と仕事をするとき「どうするのが効果的か?」ということは、なおさら理解されていないといえるでしょう。

長く通訳を使い続けている会社でも、なかなか効果的に通訳者を使えていないパターンは良くあることです。そうした状況に応えようと、通訳者翻訳者サイドからも様々な啓蒙活動が行われてきましたが、広げていくのはなかなか難しいようです。

実際先日ご案内した「翻訳失敗しないために~翻訳発注の手引き」もそういう主旨で作られたものですが、原文は10年以上前に発行されたものです。今回の日本語版発行で広まればいいと思います。

そんな中、偶然こんな動画を見つけました。
「医療従事者が通訳者と効果的に仕事をするための知恵10」
とでもいったところでしょうか。



こういうのはわかり易くていいですね。AIICの同時通訳者が画面に向かってしゃべり続ける同様の主旨の動画は有るのですが、聞いていて飽きてしまうんですよね…。業界啓蒙活動としてもっと動画を効果的に使うべきだなと思います。

実際、私が所属するJATでは会員であれば過去のIJET(日英英日翻訳者国際会議)、様々なサブグループの活動の録画コンテンツを自由に閲覧することができるようになっています。もっと、一般にも開かれるようになるといいのですが…。

だからと言ってけして通訳ネタのアニメ「わくわくウォッチング!」のスジャーター洋子さんは参考にしないで下さい(笑)でも、このシリーズではいろんな意味で、通訳の本質をついてるところも有るんです。とりあえず「何があってもめげない元気」だけは大いに参考にしたいところ。



このアニメは日産の「低燃費少女ハイジ」を手がけた有名なゴールデンエッグスというスタジオが作っているらしいのですが「通訳と効果的に仕事をするための知恵10」とか作ってくれないかしら…?絶対、みんな見てくれると思うのだけど!

2012年11月23日

洋書紹介サイト「洋書ファンクラブ」

「洋書ファンクラブ」というサイトを紹介します。このサイトはアメリカ在住の渡辺由佳@YukariWatanabe さんが運営されているものです。前からサイトのことを知ってはいたのですが、最近になってはじめてじっくりサイトを眺めるようになりました。有名なサイトなのでご存知の方も多いかも知れませんが…。

Amazonのベストセラーの大仰な書評につられて購入したものの、単純過ぎる内容で大衆受けしているだけの作品に当ってしまい、がっかりすることも何度かありました。また、友人から聞いてどんな本がおもしろかった?と聞いても、その人の趣味と自分の趣味が合っているかどうか分りらないな…と思うことも

日本の書籍であれば、書店に足を運んでAmazonでいう「なか見!検索」をしたいだけしてからおもしろそうなら購入ということもできます。しかし、洋書の場合だと書店に行って手にとって確認できない場合がほとんどです。


英語で書評を紹介するサイトは実際沢山ありますが、日本人目線でどんな洋書がおもしろいのか?が知りたいとき、このサイトは強い味方です。様々な賞の受賞作品網羅されており、選ぶ際のジャンル設定も非常に細かくて、英語の難易度や対象読者も詳しく紹介されています。

このサイトをガイドにして読み進めていくのも楽しいかも知れません。関連サイトもあるので、そちらもチェックしてみて下さい。私これからこのサイトのお世話になる事が増えそうです。

最後に、最近読んだ本を紹介します。これは洋書ファンクラブで見つけた本ではないのですが、Amazonで偶然見つけました

Danielle Ofri
Medicine in Translation:Journey with My Patients
Beacon Press 2010 


著者は自身もアメリカ国外にバックグラウンドを持つ女性医師です。勤務先の病院はアメリカへの違法合法含めた移民や移民二世、時には難民としてアメリカに来た外国語を話す患者を多く受け入れています。彼女日常会話程度のスペイン語を話せる事から、自身もスペイン語を使って、別の言語の時には電話越しの医療通訳の助けを借りながら、時には彼らの片言の英語を紐解くようにしながら診察をすすめていきます。「ことば」を介しておこなわれる患者達との交流、見えてくる彼らの数奇な人生や運命、そしてアメリカという国を、やさしい患者に寄り添う医師の視点から描いた作品です。

2012年11月21日

「翻訳で失敗しないために~翻訳発注の手引き」

私のTwitter上での知合いの翻訳者である杉本優さんが、英国翻訳通訳協会(ITI)全米翻訳者協会(ATA)で発行しているクライアント啓蒙活動用の冊子 “Translation: Getting It Right – A guide to buying translations”(英語版)を翻訳されました。

この冊子の翻訳に至った詳しい経緯は、コチラの杉本さんのサイトからどうぞ。

彼女のブログにもありますが、機械翻訳を使った公的なサイトの誤訳騒動が春頃に頻発したころに、そういえば杉本さんがTwitterで「訳してみたいな…」と仰っていたのを思い出しました。その後、JAT(日本翻訳者協会)とJTF(日本翻訳者連盟)に掛合って、後援者団体として本冊子の普及に協力してもらう事になったそうです。

2012年11月15日

医学英語関連のセミナー及びワークショップ

所属するMITA(Medical Interpretrs and Tranlators Association)より、医学英語関連のセミナー及びワークショップ開催のお知らせが来ましたので転載します

IJET23でも医療通訳についてお話頂いた押味貴之先生からの案内です。先生がお勤めの日本大学ではこうしたセミナーやワークショップを一般にも公開する形で開催されています。場所は東京ですので地方からの参加は難しいかも知れませんが、案内の最後にFacebookに設置した日大医学関連英語グループページや、日大による医療関係用語集のURLが公開されています。

FBページでは、これまでに行ったセミナーの資料がフリーで公開されており、医療関係用語集のサイトは、既に医療関係の翻訳をされている方にも役立つデータベースとして、また学習者用の演習教材としてよくまとまったものになっています。

2012年11月7日

レポート: 第一回 医通訳ボランティア養成講座 in 広島

クリックすると別画面で拡大表示します。
先日ご案内していた医療通訳セミナーに参加してきました。セミナー最中の様子はTwitterでほぼシェアさせて頂きました。一緒に出席していた@Fucchi_Y さん (ほんやくの淵・つうやくの川)がTogetterしてくれました。TLの中には、彼女がセミナー後に講師の方と話をしてみた感想等も入っていて、興味深いものとなっています。是非、参考になさって下さい。またTLを通じて手話通訳者の方にも示唆のあるコメントを頂きました。手話通訳と言語医療通訳の現状は似ているところが多いため、共同での効果的な取組みが望まれます。

セミナーの資料を下記にシェアします。「MICかながわ」さんはいち早くボランティアが組織的な動きを始めた神奈川県で立ち上がった組織で、紆余曲折をされながらコミュニティー通訳の重要性を辛抱強く訴えながら今日の組織を築いてこられました。

2012年10月20日

13.事前資料の請求の仕方


通訳にとって準備にかける時間がどれ程貴重なものかは皆さんご存知の通りです。しかし、実際には残念ながら事前情報の少ない案件というのは少なくありません。皆さんは、事前の資料請求をどのようにされているのでしょうか?


レセプション通訳で…


以前の記事にも書いた広島開催国際アニメーションフェスティバルの仕事で、舞台通訳以外にレセプション通訳を久しぶりに行いました。今回のアニメフェスのサイドイベントとしてノルウェー大使館主催で開催されたレセプションでした。

さて…、残念ながら事前に知らされていた情報はサイドイベントであるということと、集合時間と連絡先となるノルウェー大使館側の担当者のお名前のみでした。でも、おそらくこれが普通です(笑)

こういうイベント時には、イベント関係者は目の前の事で手一杯で、通訳のような(彼らにとって)見えない存在はどうしても後回しになってしまいがちなのです。前日に迫った時点「分っていることを教えて欲しい…」と連絡ても情報は手に入らなくても仕方がないですし、実際「仕方がない」覚悟を決めておいたほうが無難です。

2012年10月15日

11月28日(水)JTF翻訳祭

 
JTF翻訳祭の存在はもう随分前から知っていたのですが、今年はじめて参加することに決めました。聞いたところでは、昨年からIJETを見習って(?)複数トラック制を採用し、随分内容が充実してきたようです。

これまで自分の所属するJAT(日本翻訳者協会)でIJET23の主催に関わり、そのも通訳グループを発起人として立ち上げてきました。仕事以外で結構忙しくしています(笑)。昨年も参加したかったのですが、そんなこんなで今年初参戦!

今年はJATも公式協力しており、知り合いの翻訳者が数名講演することになっているので、今から彼らの講演を聴くのが楽しみです。また、参加報告は後日!

第22回JTF翻訳祭

日時:2012年11月28日(水)9:30~(9:00開場)
場所:アルカディア市ヶ谷(東京)
テーマ:ゴールを見据えて ~原点回帰とイノベーション~

全30セッション

*トップイメージはJTF翻訳祭公式サイトより拝借しています。

2012年10月12日

TEDxKyoto通訳体験

去る9月16日(日)にTEDxKyotoが開催されました。以前からTEDについては興味深いスピーチが盛りだくさんで、素晴らしいスピーカーの動画を見ては「こういうスピーチの通訳がしたい!」と思っていたので、ボランティアでやらないか?と誘われたときには二つ返事でした。



ですが、実際に通訳関係で動きが出始めたのは本番10日前くらいからでした。コーディネーション担当の女性は非常に気配りのできる方で、資料の準備や同通機材の整備に奔走して下さいました。にもかかわらず…なかなか普段通訳を使わない方には、通訳準備について理解が得られなかったようで、いろいろご苦労頂いたようです。大変良くしていただき助かりました。

さて、私が担当したのは以下の三本です。

2012年10月10日

第一回 医通訳ボランティア養成講座 in 広島

ここ数年、医療通訳を中心とするコミュニティー通訳が注目を集めています。広島でも医療通訳ボランティア養成講座が開催される事になったようです。第一回はこの分野で日本で多くの実績がある団体の一つである「MICかながわ」から講師を迎えて行うようです。

医療通訳は通常のビジネス通訳とはまた違った知識や経験が求められます。ビジネスの場では当然のことが、医療通訳現場ではタブー…という事は以外に多いのです。また、地元広島でこうした「通訳」のセミナーが開かれることはめずらしい事だと思います。純粋に「通訳」という職業に興味のある方も、参考になることがあるのではないでしょうか?

お申込み詳細はコチラ→ 第一回 医療通訳ボランティア養成講座
第一回 医通訳ボランティア養成講座
【日時】平成24年11月4日(日) 13:30~18:00 

【内容】
  第1部 【講演】(13:40~15:30)

   医療関係者から見た医療通訳の必要性と今後の課題
  ―MICかながわの場合―

  第2部【体験講座】(16:00~18:00)

   チャレンジしてみませんか、医療通訳―心構えと実践―

【開催場所】
  ひろしま国際センター 交流ホール
   (広島市中区中町8-18 広島クリスタルプラザ6F)

【参加費】  無料

2012年10月8日

JAT新人翻訳コンテスト

今年もJAT(日本翻訳者協会)で、新人翻訳コンテストの募集がはじまりました。このコンテストに応募して来年開催のIJET24ハワイへ行きましょう!今年は先着50名の応募者で締切りのようなので、応募はお早めに!

翻訳キャリアを考えている方にはもってこいのコンテストだと思います。応募した訳文は百戦錬磨の審査員にレビューしてもらえます。積極的にこうしたプログラムに参加することもフリーランス翻訳者を目指すなら貴重な経験になるはずです。多くの優秀な翻訳者と知り合ったり、ともに切磋琢磨できる仲間を得ることになるかも知れません。

お申込み詳細はコチラ→ 第9回JAT新人翻訳者コンテスト開始

【第9回JAT新人翻訳者コンテスト開始 (応募期間2012年10月8日~11月12日)

10月11日現在の英日部門の応募者数:  5 名 (先着50名)

英日部門
アメリカ国立科学財団、物理学分科会の概要ページです。PDFファイル全文が訳出範囲です。箇条書きも漏れなく訳して提出してください。

日英部門経済産業省のニュースリリース(抜粋)です。ハイライトの部分のみ、読者層に合った文体で*米語*に訳してください。原文の書式をそのまま再現する必要はありませんが、パラグラフの構造と行頭数字は原文とそろえてください。

開催スケジュール
o 2012年10月8日(月) 
本サイトに日英・英日両部門の課題文およびコンテストの実施要綱を掲載
o 2012年11月12日(月) 日本時間24:00
最終訳文提出締切 (各部門で先着順50人から訳文を受け付けた段階で締切*)
o 2012年12月下旬     
最終候補作5件をウェブサイトで発表
o 2013年 2月上旬      
本サイトにて受賞者を発表(受賞者には直接連絡)
o 2013年6月1日(土)~2日(日) 
受賞者をIJET-24に招待し、授賞式

2012年9月30日

「あいほんはいぶ(iPhone5)」ついに発売!

私はiPhoneユーザーです。iPhone4Sを使っていますが十分快適。Steve Jobsが亡くなった今、どんな製品がAppleから出てくるのかは興味のあるところでしたが、テザリング機能とMap機能の性能報告が一通り市場から出てくるまでは、乗り換えの予定はありません。

なので、iPhoneの発売は楽しみでもなかった…かというとそうでは有りません。もう、アップル製品の発売となれば、これ抜きには語れません。製品は買わずともこれを見ないことにははじまらない…今やそんな存在になってしまった感のあるコレ!もう何も説明は要らないと思います。どうぞお楽しみ下さい!




2012年9月24日

SNS通訳者グループのご案内

9月1日に行ったJAT通訳者グループイベントを以てJAT(日本翻訳者協会)で通訳者グループが立ち上がったのはお知らせしたとおりですが、同時にJAT内での通訳者用メーリングリストも立ち上げました。こちらはJAT会員のみの登録となりますが、会員の方でご興味のある方は下記よりご登録下さい。

【ML登録】JAT通訳者グループ



会員じゃない人は…?と思われていた方も多いと思います。沖縄の通訳翻訳者関根マイクさんが、FacebookとLinkedINでそれぞれ下記のグループを立ち上げられています。

2012年9月10日

広 島国際アニメーションフェスティバル

広島国際アニメーションフェスティバルは地元広島でおこなわれる大きな定期イベントとして1985年にはじまりました。隔年で行われてきたこのイベントですが、通訳の肩書で仕事を始めて既に10年以上経つことを考えると、これまでこのイベントに全く関わって来なかった…というのは、とても不思議なことかも知れません。



このイベントには毎回、多くのバイリンガルボランティアが駆り出されていますが、通訳学校へ投資した額があまりに大きかった私は、駆出し当時に「ボランティアで通訳の仕事は絶対しない!回収してやる!」という気持ちが強かったのです。それを思い出してしまいました(笑)。

プロになってからも、実は二度ほどお声がけ頂いたのですが、常勤の仕事で多忙を極めていたためにお断りした記憶があります。

ところが今回初めて、地元エージェントさんよりこのイベントのお仕事の打診を頂きました。仕事内容ははじめての舞台でのエンタメ通訳(と言ってよいと思うのだけど…笑)です。担当するのは世界各国から集まったアニメ制作の大御所達です。

すべての講演者と打合せがありましたが、何せはじめての経験で、通常のスピーチや講演会通訳の打合せとの違いなどを事前に想定できず、最後の講演者の本番まで必ず思い通りに行かないどんでん返しがあって、非常にスリリングなものとなりました。

2012年8月27日

JAT 第一回通訳者グループミーティング

今まで有ったようで無かった通訳者グループが、私の所属する日本翻訳者協会(JAT)内で発足します。日本通訳翻訳学会(JAITS)をはじめとして研究活動を主な目的とする組織はあっても、(翻訳者ではなく)通訳者がお互いに情報交換と相互技術アップを目指して交流する組織は、私が知る限りでは無かったと思います。(もしかしたら、私が知らないだけかも知れません…恥!)

僭越ながらJAT内で私が発起人となり、この度JAT通訳者グループを立ち上げの運びとなりました。まずは今回の第一回ミーティングで、現役通訳者の現状について講演を聴き、その後の交流会等で今後この会をどう盛り上げていけばよいのか多くの方のお話を伺いたいと考えています。

この会議はJAT非会員も参加可能です。是非ふるってご参加下さい。
お申込みはこちらから → 申込みフォームサイト


日時: 2012年9月1日 (土)14:00-17:00
場所:渋谷道玄坂 FORUM 8 1104会議室

参加費: JAT会員 無料 / 非会員  1,000円 (交流会参加費は別 途)

公演予定:
14:05 - 14:30
– A day in the life of a liaison interpreter / Lionel Dersot / English

14:35 - 15:00
– 監査通訳 / Derek Wessman / 日本語

15:05 - 15:30
休憩

15:30 - 15:40
– Medical Interpreting: Problem Prescription and Prognosis/ Cate Swift / English

15:40 - 16:05
– どうするレートアップ-失敗はつきもの? / 宮原美佳子 / 日本語

16:10 - 16:35
– Running an interpreting company—a new model / Dan Tanno / English

16:35 - 17:00

– QA、クロージング他

交流会:
 17:15-
場所: The aldgate British Pub

また、本ミーティングに合わせ通訳者グループのメーリングリストも設定予定です。こちらはJAT会員限定となりますので、ご興味の有る方はこの機会にJATへの入会をご一考下さい。


2012年8月21日

従軍通訳 -日本にいて気付かなかった職業

海外の通訳翻訳関連ニュースは、できるだけ読むようにしています。ところが、以前から読んでいたにもかかわらず…というか、おそらく目に入ってきても自分には関係ないこととして捉えていたようで、殆ど読み飛ばしていたものが有りました。従軍通訳です。

6月に参加した北米の通訳者会議"3rd North American Summit on Interpreting"の2日目に下記のプログラムが用意されていました。ですが、直接話を聞いていたにもかかわらず私にはピンと来なかったのです。今頃になって自分が平和ぼけの日本人だ…ということに気付いて愕然としています。

Saturday, June 16
Plenary Panel: Interpreting in Conflict Zones
Speakers: Barbara Moser-Mercer, University of Geneval - TBA: Military Officer and Linguist
Moderator: Jonathan Levy , Sargent Tariq Hamid (OEF), Specialist Waly Momen (OND) & Captain Simeon Harvey, Foreign Area Officer, US Army

Interpreters who help bridge communication barriers in war zones, during national disasters or for refugees provide a service of incalculable worth and often put themselves at risk of great harm, yet they are the least visible in our profession and have the fewest resources. This very special panel will shed light on interpreting on the front lines and provide suggestions for how the field can better meet the needs of these important sectors.

2012年7月28日

MIISのFcebook交流ページオープン

先月、サンフランシスコ観光も兼ねてサンフランシスコからおよそ200km離れたモンテレーで開催された北米の通訳者会議"3rd North American Summit on Interpreting"に参加してきました。モンテレーには知る人ぞ知る”Monterey Insutitute of International Studies(MIIS)があります。今回訪米は会議参加も大きな目的でしたが、この大学院の事についても現地で多くのことを知ることができました。そのMIIS日本語学科で、学生が運営するFacebookページが公開されました。

通訳を目指す方で海外で勉強を考えられた方なら一度は興味を持たれる学校だと思います。日本の外務省の新入職員は入省後まず通訳訓練からはじめるそうで、ここMIISへ留学して通訳翻訳技術を磨くのだと聞いたことが有ります。そのくらい信用が篤くレベルの高い学習機関だといえるでしょう。

街はとてもこぢんまりとしていて、高層ビルとは無縁の「田舎」といってもいいと思います。しかし、アメリカらしい自然の風景が豊かで、太平洋に面した景色は雄大そのものでした。カリフォルニア州と聞くと年中暖かい気候を想像するのですが、サンフランシスコも、そして特にモンテレーは6月中旬過ぎにもかかわらず半袖一枚ではとても寒くて過ごせない涼しい気候でした。私が寒がりだというのも有るかもしれません(笑)

2012年7月25日

「船を編む」 三浦しをん 著

辞書編纂に真摯に取組む正直な人たちの物語です。主人公は言葉にことのほか思い入れがあり、言葉の定義を考えはじめると止まらなくなるその人、その名も馬締(まじめ)さん。その彼がある日、玄武書房の辞書編集部に配属されることになり、辞書に思い入れのある人達とその人達を支える人たちが、様々な苦労をそれぞれ個人的に乗り越えながら辞書「大渡海」を世に出すまでの物語です。あまり詳しく書くとネタバレになるのでここまで(笑)

主人公の馬締さんは見るからに朴念仁にもかかわらず、言葉への思い入れは人並みをはるかに飛び抜けたものが有ります。彼は結論から言うと勝ち組になるわけです。何か1つでいいから熱中できるものを持ちなさい、何か1つでいいから人より秀でたものを持ちなさい…とはどこの親でもいいそうな台詞です。そうすることで、他の人との差別化がはかれるため貴重な存在と認められるようになる…、至極分かりやすいロジックです。

ですが「熱中できるもの」を持とうと思って持てるものでしょうか?「人より秀でたもの」を持とうと思って持てるものでしょうか?少なくとも熱中する前に「よし、これに熱中してやろう!」とは思わないでしょうし「これで人より秀でてやろう!」と思えば、あまりに苦しく長い戦いになってしまう、そんな気がして仕方がありません。私のように並み程度の意志力の人には長続きしそうにありません。

2012年7月17日

「言語は文化」

通訳でも翻訳でも訳出中にそのまま訳してもきっと本意が伝わらないだろうな…と思われて「うーん」と頭を抱える表現に出会うことがあります。通訳の場合はもちろん頭を抱えている暇もないのでとにかくその場のベストをアウトプットし、可能であれば後で補ったりすることもあります。翻訳の場合は原文を書いた人がターゲット言語を書くことができたら「きっとこう書いたであろう」という言葉を探す長い悩ましい時間がはじまります。

多くの場合「本意が伝わらないかも…」は、日本語と英語との背後にある文化の違いによるものです。ですが「言語は文化」を明快に説明している文章にこれまで出会ってこなかったような気がします。自分が個人的に出会った言葉や言い回しで前述のように困ってしまい「言語は文化だよね…」と独りごちることはあっても、具体的にどう「言語は文化」なのか?を私自身もうまく説明することは出来ませんでした。


実は、先日地元でのお仕事を発注頂いたお客さまと打合せをしたときに、ひょんな事から以前読んだ「主語を抹殺した男-評伝三上章」の著者である金谷武洋氏の話になりました。このお客さまは金谷氏の著書の書評をご自分のブログにお書きになり、それを金谷氏本人が見つけてとやり取りするようになり、それがご縁で「三上章の生涯とその功績」についての金谷氏の広島で講演を実現させることになったそうです。

調べてみると2009年のことで、その時その講演のことを知っていたら…と、三年も経っていますがとても残念に思いました。実は、このお客さまのお仕事をする数日前に2010年に上梓された金谷氏の本を偶然目にしていたのですが、その時は別の本を買って帰っていました。3年前の講演会の話をお聞きした後で居ても立ってもいられなくなり、お客さまとの打合せの帰り道に早速書店に寄って購入して帰ったのが、この本「日本語は敬語があって主語がない 『地上の視点』の日本文化論」でした。

 

2012年7月9日

横田謙さん逝去

昨年秋だったか、お友達(というか大好きな先輩)のサイトで紹介されていた"White House Interpreter"をワクワクしながら読んだのを思い出します。この本は、その名の通り長年にわたりホワイトハウスで仕事をしていた英独"通訳者"によるものです。

通訳に対しての理解が得られず、万全な環境が整わない状況の中通訳しなければなら無かったときの実際の様子や彼自身の葛藤、通訳をした歴代大統領の通訳に対する考え方や態度、ホワイトハウスの通訳として得られた経験の数々がダイナミックに語られています。


ホワイトハウスの通訳としての重責はちょっと想像を絶しますが、同じ通訳としてご本人が葛藤しながら、それでも誠実にお仕事をこなしてこられた様子には大変共感しましたし、随分と勇気づけられました。


そして、この本の中で唯一人名前の挙がっていた日本人通訳者が故横田謙さんでした。

2012年6月26日

フリーランスとチームワーク IJET-23を終えて

今頃か…と言われそうですが、IJET-23(日英英日翻訳国際会議)について書きます。遅すぎてすみません(笑)

去る6月2日(土)3日(日)の二日間にわたって、IJET-23が開催されました。私は運営委員会の副委員長を務めたのですが、主に二日間にわたるセッションの取りまとめを行いました。振り返れば運営委員会の発足は2年前宮崎開催のほぼ直後だったと思います。その後すぐに会場の選定にあたり、一年半以上前から会場は確定していました。そういう意味では滑り出しは好調だったと思います。


広島の浴衣祭りの一つ「とうかさん」を楽しんでもらえるように日程をセットしました。
前夜祭では海外からの参加者も含め、大勢が浴衣で登場!

2012年6月25日

海外で便利なカード

不精者の私は、普段殆ど現金を持ち歩いていません。大抵の買い物はカードで済ませてしまいます。一括払いにしてしまえば金利もかからないし、後から金額確認するにも便利だからです。それ以外のお金の移動は全てインターネットバンキング。国内で生活するにはこれで完璧でした。ところが…

昨年は海外出張が異常に多い年でした。そこで発生した大失敗。広島空港発の朝早いフライトに間に合わせるべく、家を6時前に出て空港に向かいました。中国への出張でした。空港への移動中、現金を持ち合わせておらず空港で引き出すしかないことに気付きます。ところが、空港に着いてみるとATM機が稼働開始するのは8:30。フライトは9時過ぎでしたので、ATMが空くのを待っていたのでは間にあいません。

この時は、別空港から遅い時間に出発するペア通訳さんに電話をして、現地でいくらか現金を貸してもらえるようにお願いして事なきを得ました。しかし、流石にあまりご一緒したことがないお相手だと、連絡先を知らされてないこともたまに有るわけで、第一親しくない方にお金を貸して欲しいというのはとても頼みにくいことです。

そこで、セゾン系の海外専用プリペイドカード「NEO MONEY」を契約しました。このカードについて一口に説明すると…日本国内でカードに最大100万円までチャージ可能。海外で引き出すときには現地通貨で基準日時点での為替レートで引き出すことができるというものです。私のカードはVisaとの提携なので、VisaカードのATMがあればどこでも引出しOK。しかも、お買い物するお店がVisaと提携している場合には、デビッドカードとしてリアルタイムでチャージ分からの引き落としも可能です。

2012年5月14日

出張での使い勝手:サイドディスプレイとしてのiPad


最近は、どんな通訳の現場にもiPadを持って行っています。資料が事前に届いている場合はプリントアウトして持っていきますが、それでも前後の移動時間や、前日のホテルでの調べ物をするのに重宝しています。たとえ、前日夜に大量の資料が届いても、一旦ホテルに入り夜8時過ぎに送られてくる場合は正直もうプリントアウトは諦めるしか有りません。そうなると、1~2泊の出張くらいではPCを持参するのは重くて結構苦痛なため、軽いiPadは必携なのです。

ところが、最近IJET-23の事務仕事や連絡処理などを出張先でしなければならない事が多くなりました。しばらくはiPadと折りたたみキーボードで何とか乗り切っていました。でも、受信する側にどういうわけかiPhoneやiPadだと文字化けしてしまう方がいたり(コード変換でも対応不可…)メール処理があまりにも多い時には、やはりiPadでは面倒だし普段の作業環境と違うために処理スピードがかなり落ちるので、事足りなくなってきたのです。

仕方なくPCとiPadと両方持って出張に出かけることが多くなりました。PCだけでいいじゃないかと思われるかも知れないですが、PCだけだと通訳現場に持ち込めないというデメリットが有ります。そのためどうしても二台持ちになるのですが、今度はホテルでPCを使っている時、iPadは全く使わない…と何とも非効率な状況が生まれます。

そこで何とか使ってやろうと見つけてきたのが、このアプリ「iDisplay」です。PCを使っている時にはこんな風にサイドディスプレイとして連動させ、iPadを画面の一部として利用することが可能になります。



2012年5月2日

12.久々の講師業

「通訳学校では教えてくれないコト」というコラムをブログで書いている張本人の私が、通訳学校で教える事になりました。

実は、地元の通訳学校の4月期の通訳コースで教えることが決っています。4月には数回分の教材が自宅に届き、いよいよはじまるなぁ~という気分が盛り上がってきていたのですが、4月末に仕事が押していたためなかなか準備に取りかかれずに時間が過ぎてしまいました。

教材の袋を空けてみてビックリ、今も変わらずカセットテープが使われているようで、とりあえずこのカセットテープの音声データをデジタルに変換するところから準備開始といった感じです。

以前通訳学校で教えていたのはかれこれ10年以上も前になります。受け持っていたのは、英語をブラッシュアップするための下の方のクラスと通訳入門クラス、そして企業研修で市内の大手企業でも教えていました。

ノマドワーキング、フリーランス、…セルフブランディング !?


-ノマドワーキングの原点


受験勉強をしていた高校時代、家に帰るとやる気が出なくて疲れて眠ってしまうので、学校の友達数名と一緒に学校近くの県立図書館の読書スペースに通ったのを思い出します。私の学校は県立図書館のすぐ近くでしたが、狭い読書スペースにもかかわらず遠方の学校からも決った顔ぶれの学生が勉強しに来ていたようです。もっとも、女子校でしたので男子生徒との社交場と化していた感もありますが。念のため、私は残念ながらそういう輪には入れないダサくて暗い学生時代でした(笑)

ノマドワーキングが言うところの、事務所を持たず、携帯電話とネット接続できるPCをもってカフェを転々としながらお仕事をこなすスタイルというのは、こうした「みんなで図書館で集まって勉強」的な要素があるのかな…と思いました。実際、私の知合いの映像翻訳者は、不定期に都内のカフェに集まり、とにかく数時間お互い喋りもせずに黙々と仕事をする…ということをしているようです。

家にこもりがちな翻訳者には、たまの外仕事は新鮮でしょうし、何より怠けたくなる自分にとって友人の目が周りにあるというのは、ある種「怠けの抑止」になっているように思われます。(違っていたらごめんなさい。私は怠惰なので、そういう所を期待しちゃいます、笑!)


-現代のノマドワーキングとフリーランス

 

ただ、今一般に言われているノマドワーキングはこれとは違い、「常時カフェで仕事」の形態を指すようです。自宅では仕事しない人達。この「ノマドワーキング」と共に必ず出てくるキーワードが「フリーランス」という「職業」を表わす言葉です。現在の様に、ノマドワーキング、フリーランスが語られるようになった背景に、私はあまり詳しくありません。

知っている限りでは本間直之さんが、「フリーランス」の女性、安藤美冬さんを取り上げたことで彼女と「フリーランス」という職業・行き方が一躍脚光を浴び、4月中旬にテレビ番組の「情熱大陸」でフィーチャーされ、それを機に一気に注目が高まったようです。

2012年4月1日

広島通訳セミナーを終えて

先日3月24日(土)に、6月開催のIJET23の最後のプレイベント「広島通訳セミナー」が開催されました。申込みの出足は遅かったものの、イベント直前の駆け込み申込みが多く、さらに予想以上に多くの方に交流会へ出席頂き、大変盛況のうちにイベントを終了することができました。ありがとうございます。

これまでの大阪、高松、福岡の翻訳セミナーでは、翻訳業界について考えたり、ワークショップ形式で様々な分野の翻訳を体験してもらったりというタイプとは少し違っていました。一部は広島出身の通訳であるPaulineと私の二人が、それぞれの通訳として働くまでの経緯と言葉に対する思いを語る形ではじまり、二部では『伝えることの大切さ、難しさ、醍醐味』といったことに焦点を当てて簡単なアクティビティを行いました。通訳としてまだ稼働してない方、あるいは初心者へ向けた内容です。

プロ通訳の男女構成比がそうであるように、出席者は圧倒的に女性多数。そんな中で、交流会に出席頂いた方から沢山声をかけていただきましたが、その質問の内容は実は「通訳」という切り口で語れるものでは全くありませんでした。突き詰めると「女性が仕事をしながら生きるということ」にあったと思います。

私自身はとてもワガママで無鉄砲なところがあるため、大学を1ヶ月で止めてしまったり、子連れで留学してしまったり、周囲の人に本当に迷惑をかけながらここまで来ています。そういう自分の経歴を話した時にとなりで聞いていたPaulineにも「それは知らんかった!やっぱり負けず嫌いなんだ。」と驚かれました。でも、自分であまり「負けず嫌い」と思ったことはありません。むしろ精神的には弱っちぃ私です…恥ずかしながら。

そんな私がこのセミナー後に受取ったメッセージは

「仕事を始めて5年目。今の仕事に魅力が感じられず悩んでいます。」
「結婚してこどもが欲しいけれど、仕事との間で揺れています。」
「どうやってお子さんいながらやりくりしてるんですか?」
のようなものでした。

2012年3月24日

公開シンポジウム「裁判員裁判経験の法廷通訳人が語る」レポート その3

-通訳人の保護、現状は?

このように、法廷通訳人をめぐる直接的な報酬/クオリティーの問題に加えて、法廷通訳人自身が全く保護される立場にないということもトピックに登りました。

ある通訳人は、地方の裁判所での裁判の帰路にJRしか移動手段がないため、法廷を傍聴した関係者が全て同じ電車で帰らざるをえず、電車の中で記者に「どう思うか?」などと詰め寄られて困ったというエピソードを語りました。

また別の通訳人は、被告人から直接自宅に手紙が届き「自分の個人情報がどこから漏れたのだろう?」と怖くて仕方が無かったが、結局調べてわかったのは接見時警察に渡した名刺が、安易に被告人に手渡されていたという事実だった…ということでした。名刺そのものは被告人から取り返したものの、情報の控えを取られていたらと思うと恐ろしくて仕方が無かったそうです。

このように、事件を扱う法廷という場に非常に微妙な立場でかかわる事になる通訳人に対して、人身及びプライバシーの保護という観点から、まったく不適切な状態に法廷通訳人がおかれているということがよく分かる事例でした。

公開シンポジウム「裁判員裁判経験の法廷通訳人が語る」レポート その2


相通訳人によるチェック機能について

男性通訳人の訳出の正確性はさておいても、男性通訳人が訳した先から、女性通訳人が割って入り修正を行う場面が頻発していました。実は私もこの鑑定書には目を通したのですが、進行するにつれその介入度が増して行くのがよく分かりましたし、明らかに男性通訳人がストレスを感じて通訳に集中できなくなっている様子が手に取るように分かる内容でした。おまけに、修正した女性通訳人の訳が間違っている…ということも発生しており、男性通訳人の混乱ぶりはなかば気の毒な程であった…と記憶しています。

「チェック機能としての相通訳人」はよくいわれることですが、これは実は現実的ではありません。なぜなら、相通訳人が通訳をしている間に自分は通常休む、負荷を取り除かれることが相通訳人(ペア通訳)の本来の目的であるはずだからです。会議通訳においては実際それが基本です。

公開シンポジウム「裁判員裁判経験の法廷通訳人が語る」レポート その1

先日3月20日(火)に開催された「公開シンポジウム『裁判員裁判経験の法廷通訳人が語る』」に参加してきました。当初、仕事が入っていたので参加できないことを残念に思っていたのですが、急遽キャンセルが決り参加を決めました。残念ながら東海道新幹線管内で発生した人身事故の影響で新幹線が大幅に遅れ、第二部のパネルディスカッションからの参加となりました。
クリックで拡大します

2012年3月10日

11. 緊張感のコントロール

よく翻訳を専門にしている方に「通訳なんてあんなに緊張する作業私にはとても無理です。」と、言われます。それに対して「私ものすごいアガリ症なんです。」と切り返しても全く信じてもらえないことが殆どです。

私は本当にアガリ症です…と繰返して言うと余計信じてもらえないかも知れません。でも、通訳に限らず、小さい頃から本番に弱いタイプ。できる準備をきちんとこなしていなければ、その事が心理的な負担となって緊張し、どんなに準備/勉強していても逆に気負いすぎて緊張してしまうことはしょっちゅうです。

通訳学校に通っているころからそのアガリ症は災いしていました。先生に当てられると「自分はできない…。」という気持ちで頭が真っ白になります。(落ちこぼれ時期が長かったので…)そして十分に予習していったときでさえ、上手くやろうとしすぎて結局カミカミになり、準備したことの半分の成果も出せないのはいつものことでした。

そんな調子ですからはじめて通訳として仕事をはじめたときの様子は想像に難くないと思います。もうカチンコチンです。メモをとってない左手がブルブル震えるのを見てしまい、ペンをもつ右手まで震えはじめメモが取れなくなってしまったこともありました。今思い出すだけでもアガってしまいそうです。そのくらいアガリ症です。

ではそれをどうやって克服すればよいのでしょうか?最近Twitterでこんな内容の発言を目にしました。(正確な引用ではありません。)

人前で緊張しないのは、若い頃に演劇をやったことが役に立っている。 通訳コースの最初のレッスンに、寸劇が入っているのを見て大いに納得した。
なるほどな…と思う一方、これだけだと「人前で緊張しなくなれば通訳の場面でも緊張しなくなる。」と勘違いされないだろうか?と思いました。

2012年3月8日

2012/03/17 IJETプレイベント 翻訳セミナー in 福岡

すっかりご案内が前後してしまいましたが、IJET23運営委員会では福岡で最後の翻訳セミナーを行います。前回の高松翻訳セミナーは大変好評のうちに終わることができました。

今回はJAT会員である地元福岡の翻訳者ベンジャミン・トンプキンス氏を迎え、翻訳をはじめようと考えている人だけでなく、既にプロとして稼働している方にも興味深い話題について語って頂きます。私も個人的にとても楽しみにしています。

そして、この翻訳セミナーでは私、宮原がMCをつとめさせて頂きます!「宮原ってどんなヤツだ?」と思っているそこのアナタ!福岡で私を観察できるチャンスです(笑)

今回、IJET23 運営委員会が行ってきたプレイベントはこの福岡の翻訳セミナーと先に案内している広島の通訳セミナーをもって終了です。実はこれまでの毎年のIJETイベントでここまで精力的にイベントを開催した年はありませんでした。

運営委員会側も最初は怖々…だったのですが、皆さんからの反響を見るにつけ「やってよかった!」と思うことが多く、地方における翻訳者/通訳者のネットワークが随分広がったのでは無いかと思います。(過去イベントの反響についてはコチラの「参加者の声」をご覧下さい。)

運営委員会としてはこれから本番IJET23開催に向けて準備を加速していきます。プレイベントをはるかに上回る国際会議になると確信していますので、皆さんIJET23へもふるってご参加下さい。

セミナーと交流会の出欠確認の為、こちらからお申込みよろしくお願いします。

2012年2月28日

2012/03/24 IJETプレイベント 通訳セミナー in 広島

今年6月開催のIJET23に向けて、これまでも大阪、広島、高松とプレイベントを行ってきましたが、また広島でひとつイベントを行います。

今回はこれまでのプレイベントでのセミナーが全て翻訳をテーマにしたものだったのに対し、初めての通訳セミナーとなります。今回は私もメインスピーカーで、同じく広島在住の通訳翻訳者であるPaulineさんと「通訳ってどんな職業?」をお話する予定です。

以前は地方の大都市であれば大手の通訳学校が必ず進出していましたが、ここ数年の不況の煽りを受けてか次第にそうした通訳学校でさえ地方からは撤退を余儀なくされるケースも多いのが実情です。そうした中、「通訳を知る」ためのチャンスはどんどん少なくなっているように思います。

実際、私が通訳学校で学んだ頃は、生徒集めのために大きな会場を借り切って現役通訳者を呼んできて通訳という職業について語らせる、と言うようなこともやっていました。かく言う私も、広島国際会議場の大きな会議場で聞いた通訳者の講演がきっかけで通訳学校に入学したのです。大きいばっかりの夢を抱えて(笑)

そんなイベントも開催されることが稀となった今、通訳に興味を持って下さる皆さんにとって通訳という職業を知るいいチャンスになれば!と思っています。通訳学校のイベントと違って、勧誘活動は一切ありません(笑)

毎回、はじめてイベントに参加して一人で交流会に出て下さる方も沢山おられます。学生さんも大歓迎です。是非お気軽にお越し下さい。

セミナーと交流会の出欠確認の為、こちらからお申込みよろしくお願いします。

2012年2月18日

逐次通訳の醍醐味 その2

4.デリバリー形態の差
ここで上記に述べた、逐次では「論理展開が”より”明確な形で再現することが求められる」ということを考えて見ます。なぜ”より”明確で有ることが求められるのか?ここまでは情報処理の観点から話しを進めてきましたが、オーディエンスの側から見たときの通訳デリバリーという側面から見ていくとその理由が見えて来ます。

同時通訳(ウィスパーとブースでは多少違ってきますが、ブース前提で進めます。)と逐次通訳のデリバリーの大きな違いは、オーディエンスが誰の話を聞いているか?です。もちろん、どちらも文字通りスピーカー/通訳の話を聞いていますが、同時では耳では通訳を聞きながらもデリバリーは目の前にいるスピーカーのものとして錯覚しながら聞いています。(そう錯覚させる通訳ができることが理想的。)

逐次通訳の醍醐味 その1

珍しくここ二週間ほど、逐次通訳の案件が続いています。最近はお客様の時間・コストの都合上、機器をつかった同時通訳やウィスパリングを求められることが圧倒的に多いのが現状です。そのため、この二週間をとても新鮮な感覚で過ごしました。

一般に通訳を使い慣れたお客様でさえ「同時通訳の方が逐次通訳よりも難しい。」と思われていることが多いようです。でも、実際には違います。どちらももちろん難しいですが、私自身は完成度を上げようと思えば、逐次通訳の方が難しいと感じています。

1.同時通訳が難しいと思われやすい理由
同時通訳は、文字通りスピーカーの発話にかぶせるように数秒遅れながら通訳をしていきます。同時通訳では「聞く事」「通訳すること」をマルチタスク。逐次通訳はスピーカーが喋り終わってから(聞き終わってから)通訳し始めればよいためシングルタスク。おそらくそんな風に考えてしまうため、マルチタスクの方がより難易度が高い、と考えられがちなのは無理のないことなのかも知れません。

でも、実はこのマルチタスク、シングルタスクの考え方が根本的に違っているのです。

2012年2月15日

異文化理解-質(≠技術力)の高い通訳者

先日Twitterでおもしろいブログ記事が流れてきました。『ロシアでは「ごめんなさい」はかえって怒られる-ロシア駐在日記』です。詳しくはリンク先を見ていただきたいのですが、おおよそそのタイトルの通りの中身で、謝る順番が文化的に違うため、本来意図しない印象を相手に与えてしまいコミュニケーションが上手く行かない、というものです。

この特定の例についての回答は比較的簡単だと私は思っています。それは、この方はどうもインハウス通訳として同じ組織に継続勤務されているようだからです。であれば、その都度「日本式、ロシア式どちらに合わせるか?」などのようなことをしなくても、事前に両サイドにそうした文化の違いがあることをハッキリ伝えておけばよいからです。

事前に伝えたからといって、会議はダイナミックに進むのがつきものですから、そのあたりを加味して考えるのが難しいというのは結構つきもの。そんな場合は、都度、通訳を聞いている人に対しては一言「ロシア(日本)では謝罪を後で(まず最初に)言います。」と耳打ちしてあげればいいのです。


事前に聞いたことを思い出すくらいはすぐできますから、後はオーディエンス任せで問題ないでしょう。というよりむしろ通訳が立入った判断をすることは避けるべきです。

2012年2月5日

「何も足さない、何も引かない」

もう随分前のサントリーウイスキー山崎のCMで使われた有名なキャッチコピーです。通訳や翻訳でも、スピーカー発言/原文から「何も足さない、何も引かない」ことでアウトプットはより品質の高いものになるという意図でよく使われてきた気がします。

でも、文字通り「何も足さない、何も引かない」を忠実に実行することで品質の高い通訳/翻訳のアウトプットは可能なのでしょうか?


最近はWEBベースの機械翻訳を切り貼りして文章を作る方も多いようですが、文章のコンテクストを考えないこの作業は、まさに「何も足さず、何も引かず」の”言葉の置換え”に終始したものといえるでしょう。しかし、それがどれだけ危ういものか「きちんと知った上で利用した方がいいですよ。」…と言いたくなったりするのです。

2012年1月25日

仕事の探し方 その2- FOODEX JAPAN2012

あとから考えて見ると、全くもったいぶるほどではないのですが、お約束ですのでご紹介します。

まず、FOODEX JAPAN2012について私が出している情報は「今年も商談通訳募集があるようです。」ということ。だけです。ですが、昨年のFOODEX JAPAN2011のこのブログ記事を見てもらうと、殆どそこに正解が書かれています。読み取れる情報は1.JETRO主催ということ、2.入札案件とうことの2点です。

2012年1月22日

通訳を目指す君へのメッセージ

先日私のもとに、一通の鉛筆書きの封書が舞い込みました。知らない名前からで何だろう?と思って封を開けると、それは将来通訳を目指す小学生からの手紙でした。通訳になろうと思った動機、進学就職を含めた将来の予定を書いて送ってくれて”通訳になるにはどうすればいいのか教えて欲しい”という質問が書かれていました。

出張に移動しようと家を出た後ポストを覗いた時に見つけたので、移動中何度も何度も嬉しい気持ちで読み返し、どう返事を書いてあげればいいのかなぁー?とずっと出張中も気になっていました。週末家に帰って、一気に文章を考え、次の日速達で返信したときには、ちょっとホッとした気持ちになりました。



2012年1月15日

仕事の探し方 その1- FOODEX JAPAN2012

今年もFOODEX JAPAN2012の商談通訳の入札が開始されたようです。昨年もこちらのブログでFOODEX JAPAN商談通訳募集についての案内をさせて頂きましたが、昨年応募された方はもとよりこのブログをごらんになった方で、このチャンスを待っていた方は既に手は打たれている…と思うのですが、いかがですか?

こういった大きな展示会におけるブース付き商談通訳は、駆出しの通訳にとっては経験を積むまたとないチャンスです。通訳を勉強中の方、また今まではまだボランティアしかしたことがない方には、トライする価値があると思います。そして地方在住の方でも、こうしたイベントは短日ではなくて一定の期間のある仕事ですから、ホテル代、交通費を払うと儲けにはなりませんが赤字が出るほどではありません。(あまり遠方だとそうも行かないかも知れませんが…)

2012年1月2日

2012/02/12 IJETプレイベント in 高松

先日予告していました2月11日(土)IJETプレイベント in 大阪リターンズ!の翌12日(日)に行われる高松イベントのご案内です。調べてみた限りでは、日本翻訳者協会関連のイベントの四国上陸は今回が初のようです。翻訳者を目指す方にとっては、翻訳者になるためのTipsをはじめ、翻訳会社との関わり方からはては翻訳の実践にいたるまで、盛りだくさんの内容となっています。どうぞお気軽にご参加下さい。



第一部:1時間でみつける、翻訳者になるまで・なってからのヒント

■講演概要

Part 1: How I Learned to Neglect My Household (楠カトリン)

・翻訳者になるには:
  仕事をもらうまでの流れと、その後の関係づくり
・翻訳者の実際の仕事:
  仕事を始めたら…週末、祝日にも仕事を期待されるのが普通
  時間を自由に使える vs. 責任は全部自分で持つ
  収入の不安定
・英語とその他各国語の状況の違い:
  英語以外の言語を勉強する価値があるか?

Part 2: 知って納得、翻訳者をとりまくアレコレ(渕川陽子)

・翻訳会社では、何が行なわれているの?:
  後工程に配慮して品質と信頼を高める
・実際に提供されるデータとは?:
  技術翻訳の特徴と、おさえるべきポイント
・効果的は勉強法とは?:
  客観的な視点で自分のクセをみつける


■講演者紹介

○楠カトリン
 大学で日本語/ドイツ語および英語/ドイツ語の翻訳・通訳を専攻。プロ翻訳者として20年以上の経験があり、 環境、機械工学、医療機器、平和研究、美術、音楽、観光など多くの分野で活躍。

○渕川陽子
 フリーランス翻訳者をめざして翻訳会社に就職。社内での各種業務、クライアント先でのマニュアル制作コーディネートなどを経験したのち、2008年より英日翻訳者として主にIT分野の案件を手がける。

第二部:実践!日⇔英翻訳ワークショップ

第二部は会場に4つのステーション(英日×2&日英×2)を設置して、各ステーションで30分のミニ翻訳ワークショップを行います。一口サイズの内容で、講師も分かり易く説明しますので、全くの未経験者でも安心です。ローテーションで回りますので、最終的には4つ全てのステーションを体験します。

■英日翻訳

立花陽一郎「翻訳してみませうか ~ 難しさ vs 面白さ ~」
渕川陽子・楠カトリン「これだけはおさえよう! IT 英日翻訳のいろは」
■日英翻訳

牧野一成「最も適切な訳文を探そう(´・ω・)キリッ」
関根マイク「英語でドン!最寄りの訳を探してみよう!」

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日時:2012年2月12日(日)13:00~17:00
場所:サンポートホール 高松
住所:高松市サンポート2-1 高松シンボルタワー内ホール棟6階 65会議室
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参加費:JAT会員は無料、一般は1,000円。
必要なもの:筆記用具、電子辞書等

※17:30頃から会場近辺で交流会を予定しています。店の予約に人数把握が必要なため、参加を希望される方は申し込みフォームで「参加する」を選択してください。

お申し込みはこちらのフォームから!

2012年1月1日

本年もよろしくお願いします。

2012年、新しい年が幕を開けました。
世界中の人たちが、それぞれの地で、きっと様々な思いをもって新年を迎えたことでしょう。この画像は新年の瞬間に東京タワーを捉えたものです。その他各地の画像も、クリックすると見られますので是非どうぞ。素晴らしい画像の数々です。