2011年9月28日

通訳は常に「黒子」か…?

最近、ザ・インタビューズというサイトに登録しました。登録すると別の登録者から質問を受けて、それに対して回答するというシステムです。でも、質問された人にはそれが誰による質問なのかは分からない仕組みになっています。ただ、このザ・インタビューズが惜しいのは、質問したい対象、回答を読んで見たいその対象の人物を検索することが出来ないことです。

なので、インタビューズを見て頂いた方には分かるのですが、そこで受けた質問について、ここでも少しづつ言葉を足して回答してみたいと思います。


通訳者として仕事をとるために必要なことで、礼節に気を配る、基本目立たないように心がける、準備を怠らない以外のことで言うと何がありますか?

「礼節に気を配る、基本目立たないように心がける、準備を怠らない」は、どれもおっしゃるとおりに基本であり、あまり取り立てて「心がける」という事を自分がしていないように思います。

長年社会人として生活していれば、礼節を怠らない、準備は怠らない、はどちらも身につけておきたいものでしょう。ただ少し気になったのは「目立たないように心がける」です。そして「通訳者として仕事をとるために必要なこと」という切り口でこれを捉える感覚でした。

以下は私の回答です。

2011年9月26日

Dubaiは宇宙ステーション?

たまには海外出張のご報告など。今年は年明けからかなりのペースで海外に出ています。今回のDubai出張は、ちょっと観光向けのdestinationではないし、一生のうちにもう行くことがないかも知れない、と思うような場所で、かなり興味津々でした。

香港でのトランジットでしたが、悪天候のため給油目的で一回台北空港を経由し、香港での乗り継ぎに間に合わず6時間以上を待ち時間として過ごしました。どうせ待つからには美味しい中華を…ということで、本場の中華をお客様と一緒に堪能しました。

残念だったのは、羽田空港の免税店で洗顔クリームを購入したのですが「この空港、Boarding Ticket見せろって言わないんだぁー」と思っていたら、まんまと香港で引っかかってしまいました。私がもつブランドといえば、唯一ブランド化粧品。ブランド品とはいえそれなりのお値段。とられてはたまらないと、必死に説明したところ、没収になるところを係員が「ここに規定の100mlの容器があるからこれに中身を移すなら持って行っていいよ。」と。もとの容器は容器自体の大きさが規定サイズを超えているのでだめだといわれ、泣く泣く承諾しました。

羽田から出る皆さん、100ml以上の容器は香港空港は通してくれませんのでお気を付けあそばせ!私のエスティーローダーの洗顔はポットに入れられ、オロナインみたいになりました…。

そして現地空港に着いたのは明け方5時半でした。朝早いにもかかわらず、沢山の人でした。とても近代的。最近のDubaiはリゾートとして人気があるようで、多くの観光客を目にしました。日本からの新婚旅行も増えているとか…



2011年9月25日

KAT翻訳セミナー in 広島 (IJET23プレイベント) 

来年のIJET23に向けて、先日大阪梅田で第一弾プレイベントが開催されましたのはご存知のとおりです。私も出張にいくのに途中下車して参加してきました。会場に立ち見が出るほどの大盛況!内容が非常に深く濃く、背景にある思想まで全部理解できたのかどうか…正直私は自信がありません。ですが、よくわかったのは自分はまだまだ勉強すべき事が山ほどあるということでした。とてもよい刺激になりました。

そして、今日ご案内するのは第二弾!今度は広島で翻訳セミナーを開催します。要領は下記の通りですので、皆さんふるってご参加下さい。


October 23 KAT Translation Seminar in Hiroshima

日時:2011年10月23日 13:30-16:30

場所:チサンホテル広島 会議室「Male III」
http://www.solarehotels.com/chisun/hotel-hiroshima/?cid=adws_spe_ex_612

住所:〒730-0016 広島県広島市中区幟町14-7
TEL:082-511-1333 / FAX:082-511-1383

参加費:JAT会員は無料、一般は1,000円 事前申し込みは必要ありません。

17時すぎより八丁堀付近で交流会を予定。詳細は後日。
お問い合わせはこちらまで: IJET-23@jat.org

2011年9月12日

8. 通訳メモの訓練-その2

通訳メモについておもしろいビデオを見つけました。これは英語→スペイン語通訳の例です。5分弱の英語スピーチを一度も休憩することなくメモをとり続け、取ったメモをもとに再生するというものです。


通訳メモを全く見たことが無い人は「なるほど…」と思うところも多いのでは無いのでしょうか。また、言語ペアが違うのでメモを見ても全てを理解することは出来ませんが、メモの取り方には言語ペアを問わず共通点があるようです。

2011年9月5日

8. 通訳メモの訓練-「思考の整理学」

「通訳さんはどうやってメモを取るのですか?」「さっきの会議なんですけど、議事録まとめるのに通訳メモを見せて頂けませんか?」と聞かれる(お願いされる)ことがあります。来年のIJET23に向けての準備の中で、仲間の翻訳者からも「通訳さんのメモ取りってどうやっているのか興味がある…」という声も聞かれました。

おそらく、通訳者のメモは速記のようなものだと思われているのでしょうが、実際には全く違います。速記はスピーカーの発言を間違い無く記録することを目的としていますが、通訳のメモはスピーカーの発言を理論的に捉え再生するための「記憶の補助」であるというのがその理由です。

私を含めほぼ全ての通訳者がそうだと思うのですが、自分のとった通訳メモを見せたい人はいないはずです。なぜなら、人様に見せてもとても解読できるような代物ではないからです。「実際に通訳する時」に「記憶の補助」として「自分にとって」解読できるレベルであれば何ら問題は無いわけです。つまり「後から見て」「第三者」が解読できる必要なないということです。